東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

ミタテ4 ~囚われない 惑わされない 執着しない~

臨床においても、生活空間においても「ミタテ」を行う中で最も注意していることは自身の経験や成功例をそのまま当て嵌めないようにすることです。 つい、ある一定の成果、結果が出た成功体験があると、それを次に同様のケースがあった時にそのまま同じことを…

ミタテ3 ~からだとの信頼関係~

先日は少し橋本敬三先生が説かれた「治すことまで関与しない、治すことはからだに任せる」ことについて触れました。 最近はこのブログのテーマに照らし合わせながら。この橋本敬三先生の言葉の意味を重く受け止めています。 「果たして自分の臨床はこの創始…

ミタテ2 ~からだを基準に診立てる~」

おはようございます。 本日は「診立て」について書いていきます。 操体の学びにおいても「診立て」を学ぶことはとても大切です。 学びの時間のほとんどをそれに費やしていると言っても過言ではありません。 なぜ膨大な時間を費やし学ぶ必要があるのかという…

「ミタテ1  ~何を基準に見立てるか~」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 今週から三浦寛幸が担当致します。よろしくお願い致します。 今回のテーマは「ミタテ」となりますが、本日は「見立て」について書いていきます。 これは私達の生活空間の中で切っても切り離せないもので、生活、人…

夏休み日記⑦

運動と動きをしっかり認識する 豊かな脳内認知脳を育てる 右脳認知脳は空間に拡がる新たな認知力である 構造を操るな からだの動きを引き出し、操ることだ 構造上の連動では不十分だ からだの動きの連動性が必要である からだの動きは からだの内部から点火…

夏休み日記⑥

データ(脳)に魂を入れる 思考脳と感覚脳とのコラボレーション 己の生き甲斐に 診立てを 育てる 脳内には目指すべき目標がある 自分にしかわからない目標が無言で手招きしている その無言で手招きする目標を 創り出しているのは なんと自分自身なのだ 人体…

夏休み日記⑤

さて、夏休み日記は昨日までにする。 このようなブログの展開になるとは 私も思っていなかったことだが これも流れである。 逆らうことはできない流れだった。 さて、今回のテーマ「ミタテ」 毎回、弟子が「今回はどのようなテーマのブログにしますか?」と…

夏休み日記④ 南会津へ行く

世界中の人達は ストレスを抱え、病むことを願っている訳ではない。 生涯、健心(健康な心)健体(健康な体)で 豊かな人生を過ごしたいと悲願している。 そうした人々の願いに叶う宝が 日本には眠っているのである。 操体の創始者、橋本敬三は 日本が世界に…

夏休み日記③ 南会津へ行く

以前ハワイに何度も出かけ これが「神の宿る庭」かと 想いにふけったものだが 南会津高原は「神仏の宿る庭園」のようである。 あかね色の夕焼け 早朝、連峰に重なる雲の景色 つい、うっとり 心をうばわれる。 「神仏の宿る庭園」に 今年も来られたことに 私…

夏休み日記② 南会津へ行く

2日目の早朝には 今回私たちと同行していた東京操体フォーラム相談役の 新部健太郎氏による太極拳教室が開かれた。 筋整流法の三本菅さんに 急遽、開催をお願いをしたところ こころよく開催を認めてくださり、実現した。 ありがとうございます。 新部氏の太…

夏休み日記① 南会津へ行く

今日から7日間、三浦が担当します。 よろしくお願いいたします。 今回は、いつもと志向を変え、小学生が夏休みに書く日記風に綴る。 心のおもむくままに、ペンを走らせて。 今年も9月2日〜3日に南会津で開催された「伝統療法カンファレンス」に 相談役の新…

視点が違えば

地面に立って景色を眺めるか、 ビルの5階から景色を眺めるか、 スカイツリーの展望デッキから眺めるか、 視点が違えば、当然見えてくる景色も異なる。 からだを診るときに、どんな視点からみるかで、その後の展開は変わる。 橋本敬三先生は「病気なんかない…

みるだけ

そんなだから痛むんだ、こんなことしてるから治らないんだ、と、 診立てをする中で、気づくと良い悪いの判断を混ぜてしまっていた。 良い悪いではなく、状態の把握、バランスの長短であり、途中経過、プロセス。 診立てによって人を裁くことは避けたい。

動診

東洋医学の身立てには四診(望診、聞診、問診、切診)がある。 そこにない診立てとして、操体には動診がある。 車や機械などの動くものは、動かして必ず動作確認をするはず。 動くものは動かして診る。 からだも動かして診る。

サングラス

目を守るサングラスは紫外線を遮る様に、思い込みのサングラスは見立てる際にからだからの情報を遮ってしまう。 思い込みのサングラスをしていると見立てを誤る。 そして、思い込みのサングラスはしていることに気づきにくい。 厄介だ。 どんな思い込み、先…

身立てる

からだを見立てる時、一生懸命になり過ぎて、前のめりになって探していると近視眼的ものの捉え方や、ズレた見方になってしまうことがある。 正確な診立ての為には、身を立てて、自分の軸をしっかりとして、ブレない基準で俯瞰的にみる。 そのように「身立て…

からだの気持ち

講習中、モデルのからだに触れている時、 「からだが隠してる感じがします」 と言われることがある。 こちらの触れ方次第でからだがメッセージをくれたり、殻にこもったりするようだ。 こちらが、素直になれれば、からだも素直にみせてくれる。 俺が診てやる…

脱フローチャート

おはようございます。 今週は松浦伸考が担当いたします。 今回のテーマは「みたて」です。 一週間よろしくお願いいたします。 私はこれまで、症状、疾患に対して、診立てをおこなっていた。 症状、疾患を念頭に、「イエスorノー」と頭の中で教科書に出てくる…

みたて(7)

みたて、というと思い出すのは、 昔(私が会社員をしていた頃)の上司が、海外出張に行くと、 絶対使わないような香水とか、(ミス・ディオールとか・・) 絶対使わないような、ブルー系のピンクの口紅とかを買ってきてくれるのですが、(買ってきてくれるだ…

みたて(6)

みたて、というのは非常に面白いですね。 例えば、その人のファッションでも、ある程度見立ては可能です。 先日、不思議な女性をみました。 帽子を被って、夏らしいワンピースを着ているのですが、何故か足元はスポーツサンダルなのです。これで、何となく読…

みたて(5)

8月の始めに、子猫の世話をすることになりました。 何だか具合が悪そうで、病院に預けられていたという話ですが、ワクチンも打っておらず、その後検便したら、カイチュウがいました。虫下しを飲ませたら、3時間くらいして、長いのがでました(ひゃー)。 鼻…

みたて(4)

見立ての秘法というわけではありませんが、私のやり方をご紹介しましょう。 それは「性別を捨て去る」ということです。 そういう気持ちになって、初めて見えるコトがあります。 どうしても「母の論理」「父の論理」で動きがちです。 私は「女のくせに」とい…

みたて(3)

さて、そろそろ操体的な見立て、について入って行きましょう。 操体に限らず、手技療法家に求められるのは「想像力」と「観察力」です。 それが足りないと思うのならば、2時間ドラマとか「相棒」を観てもいいかもしれません。 相棒-劇場版IV-首都クライシス…

みたて(2)

(5)似た別のもので、そのものをたとえること。 診立て、と言えば (1)判断、鑑定、診断。 ですが「見立て」というと、 (5)似た別のもので、そのものをたとえること。 を連想します。 松岡正剛先生が、あるインタビューで 「子供の遊びのほとんどが、…

みたて。(初日)

こんにちは。畠山裕美です。 一週間よろしくお願い致します。 今回のテーマは「みたて」ということですが、臨床の際の「診立て」を考えることは当然なので、少し別の方面から 行ってみたいと思います。 「見立て」という言葉を「歴史民俗用語事典」というの…

自然からしてみれば。

おはようございます。 今回の担当も最終日となりました。 今回のテーマは「ミタテ」ということで、お付き合いいただいております。 昨日は、重力場とか量子といったことに、ちょっとだけ触れました。 これは、先日行われた操体曼荼羅で、三浦寛先生が紹介し…

目に見えないものにこそ・・・2。

おはようございます。 昨日からのつづきとなります。 私たちは、いつ、いかなるときも空間と関わりを持っています。そして、目には見えなくとも、空間との相互作用、御縁によって自然の構成要素の一つとして存在しているという捉え方ができます。 空間には常…

目に見えないものにこそ・・・1。

おはようございます。 操体の創始者である橋本敬三先生は著書のなかで、 【 自分は神仏の庇護の手のうちに摂取されているという信念、心裡に立つことができたら、神仏は全智・全能・全愛だと信じられたら、何もこの世の中に恐いものはなくなるだろう。 肉体…

思考分断しない。

おはようございます。 昨日は、ミタテ、ミタテられ、ということを書きましたが、書いていて昔テレビで見た合気道の塩田剛三先生の演武が思い返されました。 私は武道は素人ですので、最初に見た時はビックリしました。戦いを見るつもりでいたのに、そういう…

ミタテ、ミタテられ。

おはようございます。 昨日は、感じるミタテということを書きましたが、感じるミタテは奥が深いです。 感じとるという事は誰でもできる事なのです。ですが、臨床に応用するとなると、からだのことを相応に識っておかねばなりません。 最低限、からだの動きは…

感じるミタテ。

おはようございます。 昨日は去年の夏にオーバーヒートした時に感じたことを書きましたが、やはり何事にもバランスというものがあるようです。 車でも、年数が経ってくると相応に故障しやすくなってきます。まだ新しい状態の時であれば、突発的に一部のパー…

オーバーヒートより。

おはようございます。 今週は友松が担当いたします。どうぞ宜しくお願い致します。 今回のテーマは「ミタテ」です。 最近は雨や曇りの日が多く、夏だというのに肌寒い日もありますね。今年の夏は暑くなると言われていたのに、去年のほうが暑かったように感じ…

日誌

操体の世界に足を踏み入れてから ひとつの「習慣」が増えた。 それは「日誌」を書くことだ。 この日誌は、日々少しでもいいから書き、 また書き続けることを師匠から勧められてきた。 それを勧める師匠自身のノートは 日々書き込まれ続けてきた結果膨らんで…

「だけ」のリスク

「当たり前」なこと。 「普通」なこと。 日常を何気なく支えているこうした存在へ 少しだけでも意識を向けてみれば、 いまのこの状況は「当たり前」でも「普通」でも ないのではないかと感じられてくる。 「そんなことは『当たり前』であり、『普通』である…

身立て(ミタテ)

操体は「からだ」の要求を診立てる。 そして、その要求に素直に応える。 同時に、 その人の普段の「生き方」、 日常どんな「ミタテ」を行いながら生きているか。 そんなことも診ている。 操体臨床の空間は、 「からだの要求に適う、こんな『ミタテ方』がある…

診て、みえてくるもの

その人の生き方は、 その人の「からだ」に現れている。 臨床家がからだを「診る」ということは、 その人のからだを通して、 その人の「生き方」を診ること。 そして、その生き方を通して その人が普段どんな「ミタテ方」をしているのかを 知ることにもつなが…

生き方(いきかた)

日常生活は「ミタテ」の連続である。 何気なく送る生活のなかで 目の前の状況を 判断(診断)し、その結果をもとに 行動に移る。 ひとつの捉え方として、 その人の「生き方(いきかた)」は その人の「ミタテ方(みたてかた)」 そのもののようにも思えてく…

楽か、辛いか

操体を学び始める前、 自分の頭のなかにどんな言葉が鳴り響いていたか。 当時の生活を思い出しながら どんな言葉を使っていたか、振り返ってみれば、 「どっちのほうがいいかな〜」 「こっちのやり方の方が楽だよね」 こんなことを、何気ない日々のなかで考…

肩入れ

瀧澤さん一週間ありがとうございました。 今日からは一週間寺本が担当します。 今回のテーマは「ミタテ」です。 宜しくお願い致します。 「診立て(診断)」というと、「臨床」の世界を思い浮かべますが、 よくよく考えてみれば私たちは、常にある種の「診立…

「診立て」の前の「見立て」

空間に余白があるように、自分自身の内側にも余白があります。空間の余白に見立てたものは、自分自身の内側の余白にも息づいている、そんなふうに感じています。意識飛びという現象(瞬間的におちる深い眠り)を体験すると、空間の余白も自分自身の内側の余…

空白

臨床における空間の空白を空白として生かすということに関心があります。「これだけ勉強してきた」「これだけ臨床してきた」という想いから生まれる診立てや「治してほしい」という欲求で空白を埋め尽くしたくはありません。「自分はこうしたい」、「自分は…

「何もない」空間

「何もない」ということは「何もないということではない」ということ、「何もしない」ということは「何もしないということではない」ということ。臨床を行ううえで、最近感じることです。見えているものの裏側で支えている空間に何を見立てるのか。見立てに…

真実

からだを通してききわけた感覚や無意識は、そんなにやわじゃないと思います。少なくとも意識を変えるくらいの力はあると思います。ですから、「なんだかよくわからない」でも心配する必要はありません。「なんとなくいい」というあなたの真実があれば、それ…

山頂

治療を山登りの過程と見立てて、「目的地は一緒だから、色々な治療法があっていい」という意見があります。確かにそうだなと思う一方で、そもそも登る山は一つだけなのかなと思ったりもします。治療医学で目指す山頂もあれば、健康維持増進医学で目指す山頂…

諸刃

経験値がものをいうことがありますが、一方で、かえって邪魔になることもあります。「それは本当にからだの要求にかなっていることなのか?」この問いかけと常に向き合う操体臨床においては、過去の蓄積は危ういものになります。経験値という諸刃の剣に身断…

自覚

香さん、一週間ありがとうございます。今週担当の瀧澤です。よろしくお願い致します。臨床を行う上で必要なのが「診立て」ですが、普通は施術者が患者を診立てます。しかし、施術者が患者を診立てる一方で、じつは施術者も常に「からだ」に見立てられている…

バランス感覚

診たては 今まで養ってきた思考がとても大切だが、 その思考ばかりに偏ってしまい、 目の前の情報をそのまま受け取れない状態に なってしまうことがある。 そのまま受け取りつつ 今まで養ってきなものを創造的に 展開していく。 このバランスが取れてこそ 診…

便利であるがゆえに失われているもの

見立ては 「なぞらえる」「物を本来あるべき姿ではなく、別のものとして見る」という意味で 使われることがあるようだ。 私は茶道のことはよくわからないが、 千利休は見立ての心を生かし、日常使いの生活用品を茶道具として取り入れていたという。 今の時代…

妥協

ミタテは創造的思考が導くものだと思う。 思考している頭の中は 10個の視点での展開なのか? 100個の視点での展開なのか? 10,000個の視点の集合が展開されているのか? どれだけの視点で展開しているのだろう。 どれだけの視点を活用して展開できているのだ…

味覚

最近、食べ物を口にした時の 味覚の変化を観察するようにしている。 味覚に意識を置いていると、 自分の食事の内容にいかに無頓着(無意識)になっているかが よくわかる。 体感して、驚かされたことは、 好物で食べていた物の 味が濃くて食べれないという経…