東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

三浦 寛幸(みうら ひろゆき)

「プロの臨床家として必要なもの」

本日で最終日になります。 一流のプロ意識を持った人は一流の指導者でもある。 「いかに生きるかという志さえ立たせることができれば、人生そのものが学問に変わり、あとは生徒が勝ってに学んでくれる」(「覚悟の磨き方」超訳 吉田松陰 編訳 池田貴将 Sanct…

「探究心とプロ根性」

私の母の実家は佐賀県で農家を営んでいて、現在は叔父が引き継ぎ一年365日、お米と向き合う毎日を送っています。 以前、私が行った時に叔父の部屋には膨大な量のお米の作り方に関する本がありましたが、それらの本はあまりにも膨大な量で読んでも分からない…

プロとしてのモノとの向き合い方

最近は出会った人の使っているモノとその使い方に注目しています。 直感的に「あ、この人凄いな」と思う人はモノ選びから、その使い方まで筋を通していて、決して中途半端な使い方をしない。 例えばボールペン一本にしても一流が人が選ぶのは使い切ることを…

プロの「間」の取り方

真のプロは「間」の使い方に長けているように思います。 「間」(マ)には限りある生命の時間や目には見えない空間、また人間関係にある空間と様々な「マ」がある。 プロとアマの違いはこの「マ」の使い方で、本当のプロ意識を持った人ほど、限りある生命の…

「真のプロが見ているもの」

「一芸は道に通ずる」 これは「一つの芸道について奥義を究めた者は他の分野にも通ずる道理を身に付けている」ということわざです。 よくプロ同士の対談を見たり聞いたりしますが、一流のプロは他の分野のプロの話を聞けるのは一流が見ている道は同じものだ…

「気付ける力をつける」

本当のプロ意識、プロ根性を持っている人ほど謙虚さを持っています。 謙虚さとは謹みでもあり、一流になるほどやるべきことをコツコツと一日の習慣としてやっている。 一見、地味で面倒だと思われそうなことほど当たり前のようにやっている。 そういった姿勢…

「プロの学び」

三浦先生、ありがとうございました。 今週からは三浦寛幸が担当致します。 今回は「プロ根性とプロ意識」というテーマです。一週間よろしくお願い致します。 「プロ」というカテゴリーの中でも、その中の「プロ」がいます。 全く同じことをしていても「プロ…

「身近にあるものからのメッセージ」

先月末から暖かくなってきているので職場や近場の外出の時は散歩も兼ねて歩くようにしています。 しばらく自転車頼みの生活をしていたので、近隣の景色のちょっとした変化に気が付かずにいました。 いつも通っている道にも新しいパン屋が出来ていたり、もっ…

「からだとの信頼関係」

最近はからだの使い方を見直す作業をしています。 「今まで学習してきたことが本当に身に付いているのか?」 「自分が培ってきたことを日々の生活に活かしきれているのか?」 「果たして自分のイメージ通りにからだを使えているのか?」 「この使い方でこの…

「言葉のないメッセージ」

メッセージとアプローチをしていく方法の一つに写真や絵画等の芸術があります。 基本的にこれらは言葉を用いずに見る者に自分の意思や想いを伝えますが、言葉という伝達手段がない分、伝えたいことは受けての感性に任せるというところが魅力の一つです。 そ…

「偉人達からのメッセージ」

いつも鞄の中には爪切りやボールペン、ノートと共に大切にしている本と先輩達から頂いた資料が入っています。 その大切にしている本は操体や現在の自分のテーマに関するものがほとんどですが、最近はそれにプラスして人を指導する人達の本も持ち歩くようにし…

「自分の言葉」

私の好きな言葉の一つに「問いかける」という言葉があります。 この言葉は操体の学びを得る中でもとても大切なキーワードとなるものです。 臨床の中でも学問していく過程でも、常に私達はからだや意識、目には見えない空間に問いかけています。 その問いかけ…

「からだが教えてくれること」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 本日から一週間三浦寛幸が担当します。よろしくお願いします。 今回のテーマは「アプローチとメッセージ」です。 このテーマを受け取ってから感じていることは日々の暮らしの中で常に何かにアプローチし、そして何…

「MA ~からだにあるマ~」

昨日まで日常空間にある様々な「マ」について書いてきましたが、人体にも数多くの空間が在ります。 例えば手足の指と指の間にある空間。 これらが在る理由をシンプルに考えてみれば答えは単純ですが、この隙間が一つ一つ異なり、そして左右非対称性であるこ…

「MA ~一流の人達のマ~」

TVや映画、スポーツ選手、また知り合って「いいな」「カッコイイな」と思う人達は年齢に関係なく独特の雰囲気、間(マ)を持っています。 例えば野球のピッチャーとバッターを見ていると、一球一球投じるまでの間に端から見ているだけではわからない様々な駆…

「MA ~隙間~」

去年の話になりますが、講習の時に「雑巾の絞り方」について話題になりました。 これは橋本先生の著書でも書かれていますが、雑巾を絞る時には操体の身体運動の法則の「手は小指、足は親趾」に適うように縦持ちで脇を締めて雑巾を絞るのが原則となります。 …

「MA ~時間と病~」

先週の週間ポストで「長生きする性格」と「早死にする性格」という記事がありました。 その記事の中では心臓疾患患者に共通する性格は「せっかちで競争心が強い」と書かれています。 これはカリフォルニア州で働く39歳から59歳の男性を対象に心臓疾患の発生…

「MA ~こころとからだとの間~」

先日、久しぶりに電車に乗ったのですが、ここでも人はちょっとした「MA(間)」を取っていることに気が付きました。 最初に気が付いたのは席の座り方です。ほとんどの人は誰も座っていなければ、まず両端の席に座ろうとします。そして両端が埋まると一席、二…

「MA ~日常にある間~」

去年の話になりますが話題になった「君の名は」を観に行きました。こういった身近な所にも様々な「MA」があることに気が付きました。 最近は映画館に行く習慣がなかったので知らなかったのですが、一昔に比べ座席の間取りのゆとりが充実しているように感じま…

「MA ~特別な時間」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 今週から三浦寛幸が担当致します。よろしくお願い致します。 皆様、正月はどのように過ごされましたか? 私は新年早々操体の講習と夜のバイトで普段と変わらぬ一日を過ごしました。 特別に何か「変わったこと」と…

「様々なセンスを磨く ~好きなことから磨いていく~」

本日で最終日になりますが、先日の畠山理事のブログでMA-1の事について触れられていたので今日は私の好きな洋服からセンスについて書いていこうと思います。 MA-1と聞くとちょうど去年、今年と流行していますが、私が洋服に興味を持ったきっかけがこのフライ…

「様々なセンスを磨く ~直感~」

操体を学び、実践していく中で変わったなと思うところがあります。それは自分の選択に迷いがなくなってきていることです。 例えば何かものを買うにしても以前は思考をフル回転させ、より自分にとって「損をしない」ように選択をしてきましたが、最近ではそう…

「様々なセンスを磨く ~建築家の感性~」

CASA BRUTUS11月号に安藤忠雄さんのインタビューが掲載されています。 安藤忠雄さんと言えば、云わずと知れた日本を代表する建築家の一人ですが、作品から伝わる感性、センスは感覚を勉強している操体の人間にとっても学ぶべきことが多いです。 古き良き物を…

「様々なセンスを磨く ~挑戦すること~」

昨日は私がフランスとイギリスに行ったことで、自分の感性やセンスが変わったことを書きましたが、「挑戦する」ことも感性・センスを磨く上で必要な要素のように思います。 それに気が付かせてくれたのがパリの第三区にあるポンピドゥーセンターという建物で…

「様々なセンスを磨く ~わからないなりに~」

私が薦める自分を変える一番の方法は海外に行く事です。 それは自分の感性・センスを変えることにも繋がってきます。 今までフランス、イギリス等に行ってきましたが、知らない土地の知らない文化に触れることは何物にも変えがたい感動があり、感性・センス…

「様々なセンスを磨く ~異性を意識したセンス~」

今回のブログが始まる少し前からアダム徳永さんの「男の教科書」を読み直していました。 改めてこの本を読み直してみると、女性が男性に求めているものとはセンス(感性)そのもののように思えます。 ちょっとした着る物のセンス、ちょっとした気遣い、安心…

「様々なセンスを磨く」  ~感性を豊かにする~」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 今週から三浦寛幸が担当致します。よろしくお願い致します。 今回のテーマは「センス」「感性」です。 私自身、操体の学びを得ていく中で一番磨かれているのが「感性」です。 からだに触れるセンス、どこに触れる…

「シンカ ~日常からのヒント~」

本日で最終日となりましたが、「シンカ」について色々書かせて頂きましたが、これは「変わる」ということでもあり、そのヒントは様々な所にあるように思います。 特に最近では何気ない日常生活に目を向けるようにしています。 例えば、自転車に乗れなかった…

「シンカ ~プロセス~」

以前、三浦先生から「運命の法則」(天外伺朗著)という本を紹介して頂きました。著書の中で天外伺朗さんは様々な法則を説かれていますが、その中で「プロセスの法則」の重要性を説かれています。そこでは結果よりそこに行き着くまでのプロセスが大切だと書…

「シンカ ~悔しさを糧にする~」

4年に1度のオリンピックが開催され、各競技熱い戦いが広げられていますが、個人的には夏の甲子園も見逃さず見ています。その甲子園に関連した記事の中に現在ヤクルトスワローズで活躍している山田哲人選手の高校時代の記事がありました。 山田選手といえば…

「シンカ4 ~矛盾~」

近頃、週刊誌で医療、医者を批判する記事、もしくは病に苦しむ人達の声を特集した記事を目にします。特に「医者は儲けのために必要のない手術をする」「その薬は信用出来るのか」といった特集が組まれていることからも現代医療と患者の間に摩擦と矛盾が生じ…

「シンカ3 ~臨床の本来在るべき姿~」

先日、何年振りかに診させて頂いたクライアントの方に「触れ方が変わりましたね」と言われました。 意識的に触れ方を変えたわけではありませんが、そういった変化も臨床に対する捉え方、向き合い方が大きく変わったからだと思います。 以前の私は各分析法に…

シンカ2 ~シンプルになる~

先日の寺本実行委員のブログでも触れていますが、現在東京操体フォーラムのサイトには「新創世記」と記載されています。 それは操体の理論に対する見方、捉え方が根底から覆り新たなステージに移行していることです。 ただ全て覆ったから複雑になったという…

シンカ1 ~勇気~

三浦先生、一週間ありがとうございました。今週からは三浦寛幸が担当致します。どうぞお付き合い下さい。 今回のテーマは「シンカ」です。 「シンカ」と聞くと人それぞれ思い浮かべる言葉、文字は違うと思いますが、皆様はいかがでしょうか?私は真っ先に近…

「聞くことを上手くなる」

本日で最終日となりますが、今日は吉田松陰の言葉から「上手い・下手」を考えていきたいと思います。 先日、「覚悟の磨き方」(超訳 吉田松陰 編訳 池田貴将)という本を買い読みました。 ここで書かれていることは今回のブログのテーマだけではなく、人が学…

「無意識の習慣にあるヒント」

「癖」 上手くいかない、出来ないことにおいて自分が無意識に作った「癖」が一つの要因として挙げられます。 何をするにしても、思考の癖、からだの癖というのは無意識の中で関与している。それが足枷となる人もいれば、上手くフィットする人もいる。 しかし…

「マ」のはかりかた

「マ」(間)の重要性については以前のブログや春のフォーラムでも説明致しましたが、様々なことにおける上手い人の「マ」のはかり方は短すぎず、長すぎない絶妙な間合いを取っています。 逆に下手な人の「マ」というのはとても短いように見えます。それは動…

「型を作る」

少し前の話になりますが日刊スポーツでイチローの500盗塁の話題が一面を飾っていました。 その記事の中で緒方耕一氏は「イチローはプロ野球の選手の中でも重心の位置と盗塁における最初の一歩が違う」と書かれています。 その時の写真を見てみるとリードを取…

「下手だから得られるもの」

幼少から書道、野球、サッカーと様々なことに取り組んできましたが、あえて上手い、下手どちらかに分類するならば下手な方だったと思います。 それは自分がやりたい、上手くなりたいと思っていること全てに共通していて、意外と上手く出来ることにはさほど興…

「ちょっと」を変える

先日開催された春季操体フォーラムの般若身経では7年間の学びの中で上手い人、下手な人のからだと意識の使い方を発表致しましたが、その中で私が一番伝えたかったことは日常の中にある「少し」を変えれば自分の生き方が大きく変わるということです。 日常生…

「器を磨く」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 今週からは三浦寛幸が担当致しますので、よろしくお願い致します。 今回のブログのテーマは「上手い、下手」についてです。 先日の三浦先生のブログでは「品性、品格を磨け。これがウマイ、ヘタである」と書かれて…

「信頼関係を築くこと」

先日、からだを壊されたご婦人の方から色々なお話を伺う機会がありました。 その時にからだを壊された経緯、様々な療法に通われたこと、そして操体との出会いをお聞きしたのですが、その話の中でも特に印象に残ったのが「(からだを診る側の)先生とクライア…

「やりたいことをやる」

幼い時の記憶を辿っていくと、自分の意思に反して周囲の悪い空気に流されてしまうことが多かった気がします。 服装にしても、遊びにしても「自分らしさ」を出すことが仲間外れになることだと思い込み、自分の意に反して、周りの人達にひたすら合わせる。 結…

「自分とからだのリズムを保つ」

「あれ?今日は何かおかしいぞ。いつもと何か違う…」 心にしても、からだにおいても、普段と感覚が異なる日が誰にでもあると思います。 不思議とそんな日ほど体調を崩してしまったりして、何か嫌なパワーを受け取ってしまったりします。 私の場合、それが起…

「愉しむこと」

昨日に引き続き、スポーツ選手の話題から話を進めていきたいと思います。 リオで開催される女子サッカーオリンピックアジア予選を観ました。 予選通過とならず残念な結果となってしまいましたが、チームの不振の要因として澤選手の引退、チーム戦術のマンネ…

「自分を知ること」

先日、yahooニュースでダルビッシュ選手の日本ハムファイターズに所属する大谷選手を語っているインタビューを見ました。 その記事で、彼は自分のトレーニング方法や食事に関すること、そして大谷選手の印象等を語っていましたが、彼は自分の意思や考えが確…

「言葉を正すこと」

ポジティブなエネルギーを生み出すのも、ネガティブなエネルギーを受け取ってしまうのも日頃から自分が発している言葉が関係しているように思います。 私自身も生活空間の中でついつい不平不満を口にしてしまうことがありますが、普段のちょっとした言動が自…

「自分を守ってくれているもの」

三浦先生、一週間ありがとうございました。今週からが三浦寛幸が担当致します。 よろしくお願い致します。 今回のテーマは「ネガティブなエネルギーから身を守る」ということですが、いつも強く感じているのは自分自身は様々なものから「護られている」とい…

「陰と陽 ~自分と自分自身~」

本日で私が担当する年内最後のブログになります。 まだ冬季東京操体フォーラムを終えて二週間足らずですが、自分の中で大きな変化で生じているように思えます。 その変化とは感覚的な事になりますが、自分の影に隠れていた自分自身が少しずつ目覚めてきた感…

「陰と陽 ~師と弟子~」

私は操体を学ぶ前までは今回のテーマである「陰と陽」について考えてみる機会はあまりありませんでしたが、このことについて考えていくと物事に対する見方、捉え方が大きく変わってきます。 この事に始めて触れたのは操体を学び始めてまもない頃、橋本敬三先…