東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

三浦 寛幸(みうら ひろゆき)

「ミタテ7 ~多面性の持つ~

七日間、自分が思っている「ミタテ」について書いてきましたが、最近特にこれを行う中で強く感じていることは「多面性」を持って見ていくことの大切さです。 現在自分が取り組んでいることも、また違った方向から見てみると違った答えが出てくるということで…

ミタテ6 ~元の元を診る~

現在、診立てを行う中で一番大切にしているのが「指導」をいかに取り入れていくかということです。 治すことまで関与せずにクライアントの病の根底にある元の元を正していくには「指導」が必要不可欠になります。 「指導」を取り入れていくということはクラ…

ミタテ5 ~自由な発想で診立てをする~

最近は触れない臨床を行うことがあります。 「そんな臨床が出来るのか?」 と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に患者の中には「からだに触れられることで壊されるのではないか」という恐怖心を持っている人もいます。 そういった人達が治っていく…

ミタテ4 ~囚われない 惑わされない 執着しない~

臨床においても、生活空間においても「ミタテ」を行う中で最も注意していることは自身の経験や成功例をそのまま当て嵌めないようにすることです。 つい、ある一定の成果、結果が出た成功体験があると、それを次に同様のケースがあった時にそのまま同じことを…

ミタテ3 ~からだとの信頼関係~

先日は少し橋本敬三先生が説かれた「治すことまで関与しない、治すことはからだに任せる」ことについて触れました。 最近はこのブログのテーマに照らし合わせながら。この橋本敬三先生の言葉の意味を重く受け止めています。 「果たして自分の臨床はこの創始…

「ミタテ1  ~何を基準に見立てるか~」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 今週から三浦寛幸が担当致します。よろしくお願い致します。 今回のテーマは「ミタテ」となりますが、本日は「見立て」について書いていきます。 これは私達の生活空間の中で切っても切り離せないもので、生活、人…

「プロの臨床家として必要なもの」

本日で最終日になります。 一流のプロ意識を持った人は一流の指導者でもある。 「いかに生きるかという志さえ立たせることができれば、人生そのものが学問に変わり、あとは生徒が勝ってに学んでくれる」(「覚悟の磨き方」超訳 吉田松陰 編訳 池田貴将 Sanct…

「探究心とプロ根性」

私の母の実家は佐賀県で農家を営んでいて、現在は叔父が引き継ぎ一年365日、お米と向き合う毎日を送っています。 以前、私が行った時に叔父の部屋には膨大な量のお米の作り方に関する本がありましたが、それらの本はあまりにも膨大な量で読んでも分からない…

プロとしてのモノとの向き合い方

最近は出会った人の使っているモノとその使い方に注目しています。 直感的に「あ、この人凄いな」と思う人はモノ選びから、その使い方まで筋を通していて、決して中途半端な使い方をしない。 例えばボールペン一本にしても一流が人が選ぶのは使い切ることを…

プロの「間」の取り方

真のプロは「間」の使い方に長けているように思います。 「間」(マ)には限りある生命の時間や目には見えない空間、また人間関係にある空間と様々な「マ」がある。 プロとアマの違いはこの「マ」の使い方で、本当のプロ意識を持った人ほど、限りある生命の…

「真のプロが見ているもの」

「一芸は道に通ずる」 これは「一つの芸道について奥義を究めた者は他の分野にも通ずる道理を身に付けている」ということわざです。 よくプロ同士の対談を見たり聞いたりしますが、一流のプロは他の分野のプロの話を聞けるのは一流が見ている道は同じものだ…

「気付ける力をつける」

本当のプロ意識、プロ根性を持っている人ほど謙虚さを持っています。 謙虚さとは謹みでもあり、一流になるほどやるべきことをコツコツと一日の習慣としてやっている。 一見、地味で面倒だと思われそうなことほど当たり前のようにやっている。 そういった姿勢…

「プロの学び」

三浦先生、ありがとうございました。 今週からは三浦寛幸が担当致します。 今回は「プロ根性とプロ意識」というテーマです。一週間よろしくお願い致します。 「プロ」というカテゴリーの中でも、その中の「プロ」がいます。 全く同じことをしていても「プロ…

「身近にあるものからのメッセージ」

先月末から暖かくなってきているので職場や近場の外出の時は散歩も兼ねて歩くようにしています。 しばらく自転車頼みの生活をしていたので、近隣の景色のちょっとした変化に気が付かずにいました。 いつも通っている道にも新しいパン屋が出来ていたり、もっ…

「からだとの信頼関係」

最近はからだの使い方を見直す作業をしています。 「今まで学習してきたことが本当に身に付いているのか?」 「自分が培ってきたことを日々の生活に活かしきれているのか?」 「果たして自分のイメージ通りにからだを使えているのか?」 「この使い方でこの…

「言葉のないメッセージ」

メッセージとアプローチをしていく方法の一つに写真や絵画等の芸術があります。 基本的にこれらは言葉を用いずに見る者に自分の意思や想いを伝えますが、言葉という伝達手段がない分、伝えたいことは受けての感性に任せるというところが魅力の一つです。 そ…

「偉人達からのメッセージ」

いつも鞄の中には爪切りやボールペン、ノートと共に大切にしている本と先輩達から頂いた資料が入っています。 その大切にしている本は操体や現在の自分のテーマに関するものがほとんどですが、最近はそれにプラスして人を指導する人達の本も持ち歩くようにし…

「自分の言葉」

私の好きな言葉の一つに「問いかける」という言葉があります。 この言葉は操体の学びを得る中でもとても大切なキーワードとなるものです。 臨床の中でも学問していく過程でも、常に私達はからだや意識、目には見えない空間に問いかけています。 その問いかけ…

「からだが教えてくれること」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 本日から一週間三浦寛幸が担当します。よろしくお願いします。 今回のテーマは「アプローチとメッセージ」です。 このテーマを受け取ってから感じていることは日々の暮らしの中で常に何かにアプローチし、そして何…

「MA ~からだにあるマ~」

昨日まで日常空間にある様々な「マ」について書いてきましたが、人体にも数多くの空間が在ります。 例えば手足の指と指の間にある空間。 これらが在る理由をシンプルに考えてみれば答えは単純ですが、この隙間が一つ一つ異なり、そして左右非対称性であるこ…

「MA ~一流の人達のマ~」

TVや映画、スポーツ選手、また知り合って「いいな」「カッコイイな」と思う人達は年齢に関係なく独特の雰囲気、間(マ)を持っています。 例えば野球のピッチャーとバッターを見ていると、一球一球投じるまでの間に端から見ているだけではわからない様々な駆…

「MA ~隙間~」

去年の話になりますが、講習の時に「雑巾の絞り方」について話題になりました。 これは橋本先生の著書でも書かれていますが、雑巾を絞る時には操体の身体運動の法則の「手は小指、足は親趾」に適うように縦持ちで脇を締めて雑巾を絞るのが原則となります。 …

「MA ~時間と病~」

先週の週間ポストで「長生きする性格」と「早死にする性格」という記事がありました。 その記事の中では心臓疾患患者に共通する性格は「せっかちで競争心が強い」と書かれています。 これはカリフォルニア州で働く39歳から59歳の男性を対象に心臓疾患の発生…

「MA ~こころとからだとの間~」

先日、久しぶりに電車に乗ったのですが、ここでも人はちょっとした「MA(間)」を取っていることに気が付きました。 最初に気が付いたのは席の座り方です。ほとんどの人は誰も座っていなければ、まず両端の席に座ろうとします。そして両端が埋まると一席、二…

「MA ~日常にある間~」

去年の話になりますが話題になった「君の名は」を観に行きました。こういった身近な所にも様々な「MA」があることに気が付きました。 最近は映画館に行く習慣がなかったので知らなかったのですが、一昔に比べ座席の間取りのゆとりが充実しているように感じま…

「MA ~特別な時間」

三浦先生、一週間ありがとうございました。 今週から三浦寛幸が担当致します。よろしくお願い致します。 皆様、正月はどのように過ごされましたか? 私は新年早々操体の講習と夜のバイトで普段と変わらぬ一日を過ごしました。 特別に何か「変わったこと」と…

「様々なセンスを磨く ~好きなことから磨いていく~」

本日で最終日になりますが、先日の畠山理事のブログでMA-1の事について触れられていたので今日は私の好きな洋服からセンスについて書いていこうと思います。 MA-1と聞くとちょうど去年、今年と流行していますが、私が洋服に興味を持ったきっかけがこのフライ…

「様々なセンスを磨く ~直感~」

操体を学び、実践していく中で変わったなと思うところがあります。それは自分の選択に迷いがなくなってきていることです。 例えば何かものを買うにしても以前は思考をフル回転させ、より自分にとって「損をしない」ように選択をしてきましたが、最近ではそう…

「様々なセンスを磨く ~建築家の感性~」

CASA BRUTUS11月号に安藤忠雄さんのインタビューが掲載されています。 安藤忠雄さんと言えば、云わずと知れた日本を代表する建築家の一人ですが、作品から伝わる感性、センスは感覚を勉強している操体の人間にとっても学ぶべきことが多いです。 古き良き物を…

「様々なセンスを磨く ~挑戦すること~」

昨日は私がフランスとイギリスに行ったことで、自分の感性やセンスが変わったことを書きましたが、「挑戦する」ことも感性・センスを磨く上で必要な要素のように思います。 それに気が付かせてくれたのがパリの第三区にあるポンピドゥーセンターという建物で…