東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

友松 誠(ともまつ まこと)

鬼門より。

こんにちは。 今日は朝から、どんよりと曇ってます。最近は雨が多いですね。 晩秋の雨というと、例年は傘をさす手が凍えるような、そんな冷たい雨だったような気がしますが、今年はそれほど寒くなく、静かな雨に感じます。 静かな雨。ちょっと前までは蛙の鳴…

「鬼は帰なり」を考察してみる。

おはようございます。 五行大儀の「鬼は帰なり、古は死人を帰人と為すと謂う」 この言葉の説明には「帰とは、其処から出て行ったものが再びその元のところに戻ってくることの謂。元のところとは、そのものの本来の居所なので、そうなれば帰人すなわち死者こ…

生者と死者・・・2。

おはようございます。 ちょっと昔の記憶が、ふと、蘇えって来た。 ちょっとといっても、私がランドセルを背負った小学生だった頃の事だから、随分と昔のことになる。 内気で気の弱いMちゃんという同級生がいた。学校の帰り道が同じ方向だったので、よく一緒…

生者と死者。

おはようございます。 人間を陰陽で捉えると、男女だけでなく、生者と死者にも分けられる。分けられるだけでなく「一は二にして、二は一」。表裏であり、統合であり、調和の像の現われでもある。 生者と死者。オドロオドロしく考えずに、今、生きている自分…

日々生まれ変わり。

おはようございます。 日一日と、日が昇っているあいだが短くなり、一日一日があっという間に過ぎていくように感じる今日この頃です。 今年も、あと一ヶ月と半分ぐらいなんですね。 年単位で考えると、歳を追うごとにエントロピー増大へと向かうような気もし…

困沌にして混沌。

こんにちは。 今週のブログは友松が担当いたします。 どうぞ、よろしくお願い致します。 朝方までつづいた雨もあがり、スッキリと晴れてきました。 空を見上げれば、天高くなればなるほど青さが増し、濃く深い色になっていくように感じます。まあるく空気に…

調和へ。

おはようございます。 2、3日前に新聞を見ていて、ちょっと驚いた事がありました。その見出しには「盆踊りは騒音?イヤホン利用や密閉空間の練習」という文字が躍っています。 盆踊りというのは、音楽や太鼓の音があって当たり前、それに合わせて皆で賑や…

睡眠によって。

おはようございます。 まだまだ日中は暑いですが、夜は随分と涼しくなってきましたね。コオロギの鳴き声も聞こえてきて、秋の気配すら漂ってきています。 昨日はよく眠れましたか? 猛暑が続いていたころは、布団に横になってもなかなか寝付けなかったりとか…

教育によって。

おはようございます。 ルカやマタイやマルコ、キリストの弟子達の書いた福音書の中には、このようなくだりがあるようです。 イエスに触れていただくために、人々は乳飲み子までも連れて来た。弟子たちは、これを見て叱った。しかし、イエスは乳飲み子たちを…

息によって・・・2.

おはようございます。 「息」「食」「動」「想」これらにかかわる「環境」。これらはすべてが鎖の輪の様につながっており、同時相関相補連動性であり、あるものが悪くなれば他のものも悪くなる性質と、あるものが良くなれば他のものも良くなる性質があります…

息によって。

おはようございます。 自己最小限の責任生活必須条件である「息」「食」「動」「想」この中で、一番蔑ろにされているのは、「息」ではないでしょうか。しかし、本当は一番重要であり、だから一番最初に位しているのかもしれません。 「息」つまり呼吸は、自…

感じとることから・・・2。

おはようございます。 私たちは、自然環境をはじめとする様々な環境と関わりあいながら、呼吸し、飲食し、動き、精神活動を行いながら、生命活動を営んでいます。 これらの生命活動をバランスよく営む上で、欠かせないのが、感じるということです。例えば、…

感じとることから。

おはようございます。 今週のブログは友松が担当いたします。 どうぞよろしくお願い致します。 暑いですね。晩夏の候、陽の暮れる時間は早くなったとはいえ、まだまだ暑さが堪えます。そういえば、昔はこの時期になると、むし暑さに対する不快指数という言葉…

最終日。

おはようございます。 今日は朝から、ウグイスの鳴き声が響いています。ウグイスというと早春の鳥として有名ですが、私の住む地域ではこの時期に鳴いていることが多いです。 「ホ~~ ホケキョ」ホ~は吸気、ホケキョは呼気。このように鳴くのは、この時季特…

滋養より。

おはようございます。 「目に青葉、山ほととぎす、初鰹」自然が奏でる美しいものを見、美しい音色を聞き、旬のものをいただく。初鰹も良いですが、大地の営養を吸い込んだ旬の地のものをいただくのも良いですね。 キャベツにレタスに筍、アスパラガス。この…

以前の記憶より。

おはようございます。 このところの陽気のせいか、気がつけば部屋の片隅の観葉植物も随分と大きくなってきて、瑞々しく光を反射させています。葉っぱに触れてみると、若々しい肌のようです。 これから段々暑くなってきますから、葉っぱの感触を確かめながら…

土台から。

おはようございます。 麦畑の麦にも、ようやく穂がついてきたようです。麦一本一本が黄緑色のなかに黄色い穂を掲げ、風の向きに逆らうことなく、いっせいに穂を揺らすその姿は、大地の雄大さや恵みを象徴しているかのようです。 何事にも土台が大事だとは、…

中心理念へ。

おはようございます。 昨日ブログは、なにやらカタカナの長たらしい名前がたくさん出て来て、読むのが面倒だったかもしれませんね。 私も操体と出会い、橋本敬三先生の書物に触れるまで、古事記とかそういったものとは無縁でしたから、橋本先生の書物でたび…

古事記より。

おはようございます。 先週は5月なのに、台風が来て私の家の方でも、暴風が凄かったです。いつもであれば、薫風を受けて大空をいかにも泳いでいるといった感じの、鯉のぼりを見ている頃合なのですが、暴風でバタバタと吹き飛ばされそうになっている鯉のぼり…

縦軸をとおして。

おはようございます。 今週のブログは友松が担当いたします。 一週間どうぞよろしくお願い致します。 前回の担当の時は、まだまだ寒さが残り、まわりを見渡せば、木々は葉っぱを落としたまま眠っているような状態で、なんだか茶色い景色ばかりでしたが、今回…

愛と言葉・・・2

こんにちは。 今回のブログ担当も、今日で最後となります。今週は雪がチラついたりして、底冷えした日もありましたが、ようやく春の足音が感じられるようになりました。風も少し暖かくなり春の匂いを感じます。紅梅のつぼみも、知らぬ間に膨らみ、ようやく花…

愛と言葉。

おはようございます。 昨日は、操体の創始者、橋本敬三先生を想い、その歩まれた道のりをちょっとだけ書きました。その中で「この世は現象による『報い』が成立する世界なのだ。愛はあっても、それを現象に反映させなければ物事は始まらない」と自分自身で書…

愛からの道程。

おはようございます。 昨日はちょっとだけ操体について書きましたが、操体の創始者、橋本敬三先生ほど愛と共に人生を歩んだ人は、いないのではないかと思っています。愛について感じ、考え、悩み、そしてまた愛から気づきを得、観の転観を迎え、大いなる安心…

まずは自分自身から。

おはようございます。 昨日は最後に、まずは自分自身からという言葉で結びましたが、キリスト教にも「自分自身を愛するように隣人を愛しなさい」という言葉があると聞きます。マルコの福音書の12章からですが、わたしは昨日挙げた福音書のものより、こちら…

花言葉より。

おはようございます。 上州名物の空っ風が一休みしている穏やかな時間に、外に出て散策していると、どこからともなく甘く芳しい香りが漂ってきました。人工的でなく、この季節にシックリくるようなかほり。指先が冷えて思わずスリスリしている時に、いつも匂…

2月の景色より。

こんにちは。今週のブログは、友松の担当となります。 どうぞよろしくお願い致します。前回の担当の時は、紅葉真っ盛りで日一日と寒さが深まる頃だったのですが、今回は寒さは残るけれども、日一日と春の訪れの予感を感じさせられる、そんな頃合のようです。…

間似合紙より。

おはようございます。 今回のブログ担当も今日が最終日となりました。陽が暮れるのが早くなったせいか、ホントに一日が早く、一週間もあっという間と感じます。 この、あっという間に、自分は間に合っていただろうか。間に合うという言葉は、寛げるような、…

本人自身の利益。

おはようございます。 最近、歯医者さんに通っており、昨日は奥歯に詰め物をしたせいか、何かシックリきません。歯医者さんに通うのは10年ぶりくらいとなるので、歯の良い状態に戸惑っているのかもしれません。 痛みがないからと、歯があまり良くない状態…

落ち葉焚きより・・・なにも足さない、ありのまま。

おはようございます。昨日、焚き火を見ていて、ふと、道元の言葉も思い返されていました。 「たき木、はひとなる、さらにかへりてたき木となるべきにあらず。しかあるを、灰はのち、薪はさきと見取すべからず。しるべし、薪は薪の法位に住して、さきありのち…

落ち葉焚きより・・・慎む。

おはようございます。 冷え込んだ空気の中で、降り注ぐ晩秋の陽の光を浴び、その暖かさを感じていて、ふと陽の光以外でも暖をとれるのは人間だけなんだなぁ、と感じました。 そろそろストーブでも出さないと。ストーブのゆらぐ炎を見ていると、なんだか和み…

晩秋の光より・・・相補性。

おはようございます。 光は粒子性と波動性を併せ持つ。こう表現されるようになったのは、ニールス・ボーアが相補性という概念を提唱したことによるという。粒子性と波動性という、異なる二つの性質が互いに補いあって一つ。 この世で最も根源的なものとも思…

晩秋の光より・・・ヒビキ。

おはようございます。 朝起きて、朝陽を見る。これが春の東京操体フォーラムで学んでからの日課となっている。秋のこの季節、それほど眩しく感じない。 手をかざし、指の間からこぼれる光を目を細めて陽の光の線だけ見る。スペクトラムが山吹色優位で、ほん…

晩秋にて。

こんにちは。今週のブログは友松が担当致します。どうぞ宜しくお付き合いください。秋もすっかり深まり、もう晩秋ですね。ひんやりとして澄んだた空気に、斜陽、木々の紅葉。晩秋独特の自然のコントラストが刻々と変化していく。存在投影時間はあっという間…

最終日。

おはようございます。 今回のブログは、おなかの中の中の外部でもある、腸内環境やそこに棲息する腸内細菌に想いを馳せて、書いてきました。この分野はまだまだ未知の部分が多く、特に腸内細菌の働きに関しては、解らないことや誤解している部分が多いようで…

おなかのきもち・・・6

おはようございます。 昨日、自力自療ということを書いていて、人生は他力なのではないだろうか、という事が、ふと思い浮かびました。これは、他力本願とか、行き当たりばったりとか、そういうことではない。 生かされて生きている。自分を包み込み、背中を…

おなかのきもち・・・5。

おはようございます。今朝は快便でしたか。 私は快便でした。 快便は気持ち良いですよね。ストーン、ストーン、コンモリ。そしてニンマリ。快便して怒り出す人はいないと思う。「ほっ」としてニンマリ。そして感謝の念も湧いてくる。 気持ちがいいから、感謝…

おなかのきもち・・・4

おはようございます。今日は一段と暑くなりそうですね。それだけでもストレッサーになり得ますが、ストレスとならぬよう、然るべき対応をしながら、御自愛していただければと思います。 生体は有害なストレスを受けた時、視床下部−下垂体−副腎軸を介して腸内…

おなかのきもち・・・3

おはようございます。今日は土用の丑の日ですね。 ずっと暑い日が続いて夏バテ気味だから、うなぎを食べて営養をつけるぞ、という人も多いのではないでしょうか。 「石麻呂に 我れ物申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻捕り食せ」 大伴家持万葉集の詩にもある…

おなかのきもち。・・・2

おはようございます。 昨日は、おなかの中、おなかの環境にも想いを馳せ、おなかの快もききわけるということを書きました。 私たちは、目に見えるものから目に見えないものまで、様々なものによって生かされている。その中の一つに細菌がある。細菌というと…

おなかのきもち。

おはようございます。今週は友松が担当させていただきます。 どうぞ、よろしくお願い致します。梅雨も空け、夏真っ盛り、暑くなってきましたね。 ついつい、冷たいものを飲んだり食べたりしたくなります。 夏ですものね。スイカ、かき氷、冷たいビール。美味…

眠りと想い。

おはようございます。 週のはじめから、陽射しの強さとともに気温もぐんぐん上がってきて、半袖でも平気な日もありましたが、昨日の雨とともに気温もぐんと下がり、今朝は肌寒い感じでした。 今日のお目覚めは、いかがだったでしょうか。 来院者の方に「良く…

紡ぐ・・・2

おはようございます。 昨日書いたように、見るということに関しても、ただ見るだけではなく、からだの感覚のききわけをとおしてキャッチするよう意識する。そして、それらを自分自身の中で縒りをかけて、紡いでいく。ということは本当に大事なことだと思いま…

紡ぐ・・・1

おはようございます。ずいぶんと暖かくなってきましたね。 日中は木綿のシャツの肌触りがすがすがしく、ここちよく感じます。木綿でも絹でも、生地を織るには縦糸と横糸を交叉させて織り込んでいきます。人間社会は「報い」の成立する社会ですが、「救い」の…

美は犠牲的?・・・2

おはようございます。「美」を漢字の成り立ちから考えると、羊を神様への生贄として献上した古事から始まるようです。昨日紹介したwikipediaの説明では、「美」とは大いなる犠牲であり、「自己犠牲」であるといったことが書かれていました。 昨日は…

美は犠牲的?・・・1

おはようございます。 昨日、桜の美しさについて考えていて、美しさの「美」という文字は、なぜ羊という字と大という字が合わさっているのだろうかと思いました。 Wikipediaで調べてみると、 『「羊」と「大」の合成が「美」であり、「羊」と「我」…

美は、儚いもの?

おはようございます。桜の花は美しい。 ぱっと散るから美しい。 儚いから美しいという人もいるだろう。しかし、ぱっと散っても次の年の時節が来れば、また咲いている。それも、より美しくなって。桜の花の美しさとは、内面の横溢するエネルギーが最良の時季…

サクラ、サク。

おはようございます。 今週のブログは友松が担当させていただきます。 どうぞよろしくお願いいたします。 前回、ブログを担当した時は、ちょうど年末年始の時期でしたが、今年も4分の1の日数が過ぎ、新年度のはじまりの時季となりました。 私の住む地域で…

体験。

こんにちは。今日で、今回のブログ担当も最後となりました。 今回は、経営の神様とまで崇められた経営者、資産家である松下幸之助氏と、操体の創始者である橋本敬三先生について、あれこれ書いてきました。 お二人とも、この世で成してきたことは違う。みん…

昨日、想ったこと。

おはようございます。 昨日は、操体の創始者、橋本敬三先生はNHKラジオ放送に出演した時に語っていた言葉 「自分一人で生きてないもんね、みなさんのお蔭で生きているんだ。そういう天地の法則のもとで生きているんだから、法則に違反しては生きられない…

縦のつながりを、横のつながりに生かす。

おはようございます。 一昨日も昨日も、松下幸之助氏の「素直な心」について、ところどころで紹介していますが、もう一度『人生談義』の「真実を見るこころ」から引用すると 「素直といっても、それは一般によく使われているような、おとなしく、従順という…