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東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

誰の手の中にも

今回のブログテーマは「メッセージとアプローチ」で す。 自分自身にとって身近に存在する「臨床」を通して、 一週間このテーマと向かい合ってみました。 「どんなメッセージを発することができるのか」 「どんなメッセージを受け取ることができるのか」 「…

「これでいい」もあり

「よく分からないです」 臨床後に「今どんな感じですか?」と伺うと、こんな 返答をいただくことがあります。 操体に出会う以前は「よく分からないです」と言われ ることに不安を感じていました。自分のやったことが 効いているのか、効いていないのか分から…

元に戻ると何になる?

「続けないと元に戻るんですよね?」 初診の時点でこんなことを言われることがあります。 長いこと症状を抱えていると、その状態がその方の元 になってしまうんですね。 痛くて当たり前、辛くて当たり前、症状があって当た り前… でも、よく考えたら診る方も…

きっかけづくり

最近感じること。 それは、「気づく」って大事だなあということです。 「ずーっと痛いから、今も痛い(はず)」 とおっしゃっていた方が、 「あれっ?痛いと思っていたけど痛くない」 とか、 「からだが固くて動けない(はず)」 とおっしゃっていた方が、 …

分かって欲しい

操体と出会う前、こんな会話を患者さんとよく交わし ていました。 「なかなか良くならない」 「(慢性的だから時間はかかりますよ)」 「また戻っちゃう」 「(セルフケアもしてください)」 「マッサージして」 「(筋肉ほぐすだけじゃ…)」 こんな時は患者…

何か違う

「ここが痛いんです」 「ずっと辛いんです」 現場にいるとこんな声を受け取ります。さらに、 「治るんですか?」 「どれくらいかかるんですか?」 「通わなくてはいけないんですか?」 こんな声も受け取ります。 問診がてら、色んなお話を伺いますが、話の中…

臨床って何だろう?

香さん 一週間ありがとうございます。 香さんからのメッセージを受け取り、 今週は瀧澤が担当致します。 よろしくお願い致します。 「結局、臨床って何だろう?」 最近こんなことを考えています。 腕が良いとか悪いとか、相性が良いとか悪いとか、 臨床家は…

テー「MA」

テー「MA」 今回のブログテーマは「MA」です。 石田実行委員のブログから始まり、岡村実行委員、日 下実行委員、香実行委員から自分へとバトンが渡って きましたが、色んな「MA」のとらえ方があって面白 いですね。 さて、今回のテーマは記憶が確かであれば…

パフォー「MA」ンス

フォーラムや講習会などでモデルや練習台を務めるこ とがあります。 操者の場合もありますし、被検者の場合もあります。 やっていて感じることは自分の間とからだの間は違う ということ。 それは自分のパフォーマンスとからだのパフォーマン スは違うという…

スキ「MA」

スキ「MA」 古いノートを整理していたら、過去の勉強内容が出て きました。 日付けを見ると三浦先生の個人レッスンを開始した年 なので、今から5年程前になるでしょうか。 そこには「自分」と「自身」の文字が書かれてあり、 その間に線が引っ張ってあって、…

波「MA」2

何で波が起こるんだろう? 寄せては返す波を見ていて、ふとこんなことを思いま した。 もちろん風力やら引力の作用で説明がつきますが、 そもそも風や引力は目に見えないのに当たり前のよう に「あるもの」として認知されています。 その存在を、その仕組み…

波「MA」1

唐突ですが昔から海が好きです。 さあ、夏本番だ!って感じで遊ぶのもいいですが 何でもない時にフラッと一人で行く海が最高です。 冬だろうが曇っていようが関係ありません。 むしろ人がほとんどいなくてのんびりできます。 で、何しに行くかというと、ただ…

東京操体フォーラムの「MA」

香さん、一週間ありがとうございます。 今週担当の瀧澤です。よろしくお願い致します。 去る11月23日に秋季東京操体フォーラムを開催致し ました。 ご参加いただいた皆様方に御礼申し上げます。 ありがとうございました。 来年は17年目に突入します。 フォー…

妙に納得

今日も伝統療法カンファレンスに参加した時の話。 この伝統療法カンファレンスの楽しみの一つに体験施 術が受けられるということがあります。昨年に続き、 今年も筋整流法の方にからだを診ていただきました。 受けていると眠くなり、終わった後には目がスッ…

やっていたのは作法です

先日、南会津で行われた伝統療法カンファレンスに参 加した時のこと。 一日目が終わり、夜の懇親会前の時間を利用して、師 匠と三人の仲間たち(私、Tさん、Mさん)で男湯に 行きました。 たまに勉強会の後やフォーラムの準備前などでメンバ ーが集まった時…

器用でなくても

ある程度の手先の器用さは持っている(けっこうDIY 精神があります)と思いますが、それもある程度まで です。 操体的なからだの使い方や、動診・操法における操者 の介助、補助、言葉がけなどの習得は、やはり器用な だけでは間に合いません。 どうしたって…

魅かれるわけ

実行委員メンバーは「操体」と「操体法」をちゃんと 区別して勉強しています。 「操体」という橋本先生の哲学があり、それを臨床と いう目に見える形にしているのが「操体法」です。 ですから「操体法」は「操体」ありきです。 「操体」を勉強しないで「操体…

捨てたものではない

センスがあるかどうかは人からの評価に譲りますが、 感性であれば、なかなか捨てたものではないと思うこ とがあります。 感性って、「なんとなくだけど、これ!」っていうよ うに、勘がはたらくといいますか、はっきりとしたエ ビデンス(根拠)や見通しが無…

変わってるかも

黒髪が好きなので髪を染めたことはありませんが、髪 型は随分と変えてきました。 髪型を意識し出した中学生の頃から振り返ると、6:4 分けから始まり、ボーズ、ソフトモヒカン、オールバ ックにピンパーマ、ボブにツーブロックの7:3分けか らのちょんまげスタ…

変わってるだけ?

香さん、一週間ありがとうございます。 今週担当の瀧澤です。美しい星空の下からお届けしま す。 因みに「星の王子さま」のサン=テグジュペリとは誕 生日が一緒だったりします。 「センスいいね」 大人になった今でも、人から褒められると嬉しくなり ますが…

地下水脈

「深化」という言葉には「深刻になる」という意味も ありますが、「(理解を)深める」という意味もありま す。 周りが見えなくなるような「深化」は避けたいですが 自分のやっていることを深めていくような「深化」は 大歓迎です。 「陽の時代」は見えるも…

二つの軸

巷で耳にする「進化」という言葉は主に「過去と比べ てどうなのか」といった時間軸で語られることが多い ように思います。「以前よりも性能、機能がアップし ましたよ」というニュアンスです。 しかし、操体の進化は時間軸に限ったことではありま せん。 「…

「つもり」に気づく

今から4、5年程前でしょうか。 知人に操体を勉強しているという話をしたところ、 「操体は治さなくていいんでしょ?」というニュアン スで返されました。 その時、知人が言いたかったことは何となく分かりま したが、外から眺めるだけじゃ本当のところは分か…

縁を愉しむ

ここ数年、美術館や展覧会に行く機会が増えました。 絵画に詳しいわけではありませんが、紹介していただ いたものは「これも何かの縁だ」と足を運ぶうちに、 すっかり美術鑑賞が愉しみになりました。 今では、月一の上京のタイミングに合わせて積極的に 足を…

いただきます

「同質」であることは居心地がいいかもしれませんが 差異の全くない世界というのも退屈です。 「異質」と出会うことが新しい扉を開けるきっかけに なることがあります。 例えば、ご縁があって自分のところにやってくる情報 はよほどのことがない限り食べてみ…

イノチ

カタカナ表記から「異質」を感じ取った経験がありま す。 東京操体フォーラム理事長、三浦寛の著書である「快 からのメッセージ 哲学する操体」を初めて読んだと きのことです。 快からのメッセージ―哲学する操体 作者: 三浦寛 出版社/メーカー: たにぐち書…

カタカナ

香さん一週間ありがとうございました。 今週担当の瀧澤です。よろしくお願い致します。 今回のテーマは「シンカ」ということですが、 あえてカタカナ表記にしているところが面白いです。 漢字であれば使われている字の「意味」からイメージ を広げることがで…

好き

「好きこそものの上手なれ」という言葉がある。 僕はこの言葉が好きだ。 知識が少なかろうと、経験が浅かろうと、照れずに、 ごまかさずに「これが好き」と言えることは素敵だと 思う。 何かを身に付けようと思った時、「ここに辿り着いた ら、これだけのも…

状態

今日は2016年春季東京操体フォーラム開催日。 テーマは「上手い下手について」。 僕は「上手い、下手」という概念は固定的ではなく、 流動的だと思っている。 だから、誰でも上手くなるし、誰でも下手になる。 たとえ今現在下手であったとしても、それは「下…

感覚

出来るようになってから分かることがある。 僕が現役でバスケをやっていた時、苦手だったことが 一つある。 それは長距離のシュート(スリーポイント)。 スリーポイントラインはゴールから6.25m(当時)。 シュートが入る、入らないの以前にボールがゴール…

目的

以前、陳式太極拳をある方に指導していただいたこと がある。その中に腰を落とす動作があったが、バスケ のディフェンスの時の腰の落とし方とは明らかに違っ た。 特に現役の頃、腰を痛めた自分のやり方とは正反対と いってもいい。 何年か前に、GWに開催さ…

理由

昨日の続きを。 腰痛に関してもそう。 当時、ディフェンスの時は出来るだけ腰を落とせと言 われていた。 だから誰よりも腰を落としてやろうと躍起になった。 腰やお尻がどんな状態になっているかを知りもせず。 いつ頃からか、腰に痛みを覚えるようになった…

無知

現役でバスケをしていた頃、よくケガをしていた。 ほとんどが内反捻挫。一時期腰痛。 現役最後の方は、常に足首にテーピングとサポーター を施していた。 捻挫に関しては、小学生の頃から。 当時仲間内で流行っていた某サッカー漫画で主人公が 足首をケガす…

基準

香さん、一週間ありがとうございます。 今週担当の瀧澤です。 僕自身、この実行委員ブログに目を通すことを毎日の 愉しみにしている。 メンバーと会えるのは月一の勉強会やフォーラムくら いなのだが、ブログを通して気づかされることも沢山 ある。これも出…

スカルとリセット

ネガティブなエネルギーから身を守るために、「自分 の意識を変える」ことは大切ですが、「じゃあ、明日 から気持ちを切り替えてね」と言われてもすぐには 難しい。「言いたいことはわかるけど、そこまで気が 回らないの」といった意見もよく耳にします。 僕…

やっぱりポジティブも大事

臨床家やカウンセラーは、「ネガティブな状態から 抜け出したい」という患者さんやクライアントと対面 します。身体的な苦痛から精神的な苦痛まで、抱えて いらっしゃる内容は様々ですが、自力で抜け出すこと が困難になっている方々です。抜け出すための「…

何か知らんけどつながっていた

先日の日曜日は「塾・SOTAI」でした。 午後一時開始の勉強会ですが、その日は九時半前には 三茶入りしました。「塾・SOTAI」前のプチ勉強会(?) に参加するためです。こういった正規の勉強会以外 からも得ることがたくさんあります。 ちょうど今回のブログ…

やっぱりポジティブは大事?

ネガティブもポジティブもエネルギーであれば、 良し悪しではなく関係性で捉えてみるのもいいかと 思います。前回のブログテーマの「陰陽」の関係の ように、二つあることで上手くバランスが取れてい ると思えば、振り回されてどちらか一方に振り切れ る、な…

「○○したい」は紙一重

「自分の思い通りにしたい」と思うことはよくあります。 肯定的に受け取れば「意欲がある」、「意志が強い」、 「自分の道を邁進する」といったイメージに繋がりまし、 否定的に受け取れば「わがまま」、「自己中心的」、 「幼稚っぽい」といったイメージに…

ネガティブの何が嫌?

昨日は「ネガティブなものは受け取りたくないと思う ことは当然だ」と書きました。 けれどもネガティブそのものに良し悪しはありません。 では、どうして「ネガティブなものは受け取りたくな い」と思うんでしょうか。 僕はこう思います。「ネガティブそのも…

関わり合いの中で

香さん、一週間ありがとうございます。 今日は岩手から東京入りしている瀧澤です。 今週一週間よろしくお願い致します。 昨年末は割と暖冬が続いておりましたが、 今年に入ってからは全国的にすっかり雪模様。 雪が降って喜んでいる地域がある一方、雪が降っ…

陰陽~その7~

「現象」を語るうえで欠かせない目に見えない世界。 これはちっとも怪しい世界ではございません。どちらかと いえば妖しい世界(笑) 操体において「妖しい世界」の気づきの助けとなるのが、 橋本哲学の最重要項目でもある「救いと報い」。 普段「私は救われ…

陰陽~その6~

誤解を恐れずに言えば「陰陽論」とは「現象論」であると 解釈できると思います。 「陰陽」の対立、依存、消長、転化の作用によってそこに波動 が生まれ、結果「現象」という形で、我々は「陰陽」のはたらきを 目にすることができる。 現象からのメッセージを…

陰陽~その5~

「陰陽」というと東洋医学の専売特許のような 感じもありますが、操体にも「陰陽」はあります。 東洋医学(特に中医学)のように弁証論治といって 細かく証を立てて、それに基づいて治療法を決定したり、 この人は「陽性」、この人は「陰性」というような診…

陰陽~その4~

臨床も一定のパターンに当てはまってくれれば 面白いように効果があらわれます。でも、そうそう 上手くいかないのが世の常。 パターン化できない場合や、「どうもここは当てはまるんだけど ここは当てはまらないなあ」といった辻褄があわない場合もあります…

陰陽~その3~

暗記した知識に頼って闇雲に治療しても今一つ。 たま~のまぐれ当たりはあるにせよ、まぐれはまぐれ。 「陰陽」の理論の面白さには気づいたのにそれが 治療に活かされない。 「何故だ?何故なんだ?」 「はい、それは完全に『診断』が抜け落ちているからです…

陰陽~その2~

丸暗記勉強法で試験は乗り越えましたが 実際に現場でクライアントの「からだ」を診て 「ふむふむ、陰陽五行論からすると」なんて 弁証論治に至るのはまだまだ先の話。 バラバラだった暗記項目を理論の中でつなぎ合わせて なおかつ、理論を実際に使える状態に…

陰陽~その1~

香さん、一週間爽やかな風をありがとうございました。 今週は瀧澤がお送り致します。 鍼灸マッサージの専門学校に通い始めの頃。 「東洋医学概論」の授業で耳にした「陰陽論」。 それまでなんとなく「陰」的なイメージと「陽」的なイメージが 湧く程度だった…

ゆがみ~その7~

日、海の日に開催されました「操体マンダラ」にて 三浦先生から色紙をいただきました。 今年で四年目になりますが、毎回いただく色紙には その時、その時で自分自身にとって必要だなと思える言葉が やってきます。 しかも今回は事前に色紙に名前を入れず、誰…

ゆがみ~その6~

「感覚主体で臨床が通せる」 操体を学んで分かったことです。 分かったというより、からだを通して納得したと いったところでしょうか。 言葉にはっきりできないけど、たった今この瞬間からだ で感じていること。その中にからだが整うための道筋がある。 「…