東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

畠山裕美(はたけやまひろみ)

操体雑感(7)快か不快か

こんにちは。畠山裕美です。 猫をみていると、損得勘定や正しい・間違っている、という判断で生きてるんじゃないんだ、と、つくづく感じます。 猫のおやつで「モンプチ・クリスピー・キッス」というのがあります。 小分けになっているドライのおやつで「手か…

操体雑感(6)

こんにちは。畠山裕美です。 3月ですね。 早いですね。 春のフォーラムはもう来月です。 操体を学んでいると「損得勘定」や「正しい・間違っている」という、「アタマ優位」の思考を一歩冷静に、見ることができます。 冷静ですが、快か不快か(好きかきらい…

操体雑感(5)どっちを選ぶ?

そう言う時は、間違いなく「感覚」に従ったほうがよいのではと思います。 普通の人が操体の第一分析の動診操法を受けて言うのは 「両方やらなくていいんですか?」ということです。 例えば両膝の左右傾倒。右に膝を倒しやすいのであれば、右に倒して数秒たわ…

操体雑感(4)なぜなぜ分析

なぜなぜ分析、というのがあります。 発生した問題の原因を深掘りし、根本的な原因を導き出す手法です。 トヨタの生産方式で考案されたもので、5回の「なぜ」を繰り返すのだそうです。 「なぜ問題が起こったのか?」「それはなぜか?」を繰り返すことによっ…

操体雑感(3)

" data-en-clipboard="true">こんにちは。畠山裕美です。 " data-en-clipboard="true">私は仏門修行もしています。 " data-en-clipboard="true">東京国際仏教塾の曹洞宗専門課程で2017年に在家得度しました。 " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboa…

操体雑感(2)

" data-en-clipboard="true">こんにちは。畠山裕美です。 " data-en-clipboard="true"> 私は長年、易の学校に通っています。 易にはいくつか種類がありますが、日本でポピュラーなのが「周易」。台湾などでポピュラーなのが「断易」です。 周易は一通り終わ…

操体雑感(1)

こんにちは。東京操体フォーラムの畠山裕美です。 2024年の春の東京操体フォーラムは、昨年秋に引き続き、ルーテル市ヶ谷センターで開催致します。 テーマは「臨床と生活にいかす操体法」です。 生かす、活かす、イカす。 そもそも、どうして操体をやってみ…

からだからのメッセージ(7)

今日はなんだか風邪っぽい。 できればゆっくり休みたい。 という「からだからのメッセージ」を受けとっていても 「やっぱ仕事行かなきゃ」というのはよくあることです。 人間、からだからのメッセージを受けとっても、仕事や環境などで、そのメッセージに思…

からだからのメッセージ(6)

からだからのメッセージということで、初日に知人が「それはお通じでは」と言った話をしました。 それに少し関連するのですが、昨年の11月から、東京国際仏教塾の曹洞宗専門課程のお手伝いをしています。 私は30期生ですが、今回35期生の修行をサポートして…

からだからのメッセージ(5)

あなたは銭湯とか行きますか? 私はかなり銭湯が好きなのでよく行きます。 理由: 湯量が豊富で温まる 湯温が高い(あつ湯好き) 電気風呂がある(電気風呂は除霊効果があるそうなので) 銭湯の常連の元若い女性達は、洗い場や脱衣所で色々話をしているので…

からだからのメッセージ(4)

何気にリサーチしてみると、やはりぎっくり腰は初めてではないとのこと。 この辺り、操体実践者であればお馴染みかと思いますが、 「モノを拾う時、どうやって拾ってます?」と聞くと、案の定 (右利きなので、右手を使う前提) 「右足を前に出すか、横着し…

からだからのメッセージ(3)

年末の話ですが、大学の研究室で、研究員の方が 「クシャミをしたらぎっくり腰になった」と言いました。 右腰背部が痛く、首も痛いそうです。 昨日は整形にいってシップを貰ってマイクロ波。 ちなみに、マイクロ波は除霊には効果があるそうです。 (すいませ…

からだからのメッセージ(2)

あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 あなたにとって2024年が素敵な年でありますよう、心よりお祈り致します。 さて 「からだからのメッセージ」というテーマですが、そんなに大袈裟に考えなくても 朝目が覚める 夜眠くなる 空腹…

からだからのメッセージ(1)

こんにちは。2023年から2024年をまたいで1週間畠山裕美が担当致します。 2023年の元旦は、足趾の操法の講習にはじまり、大晦日は第五日曜なので恒例の「塾操体」で終わります。 操体に始まり操体に終わる一年でした。 あなたは「からだからのメッセージ」と…

まるごと操体(7)

1週間私にとっての「まるごと操体」を考えてみました。 今度の秋のフォーラムのテーマは「まるごと操体」。 操体は何でも入る大きな優しい器です、と言いますが、 何でも突っ込んでごった煮にするわけではありません。 色々入るけれども、可食部分は限られて…

まるごと操体(6)

★言葉は運命のハンドルである、ということは本当だった これは、ウソじゃありません。 20数年間試してみましたが、 「やっぱり本当だった!」と感じます。 これについては色々実証しているのですが、まず間違いありません。 また、私は易者として色々な方の…

まるごと操体(5)

私が操体を勉強して「これは人生の役に立っている」ということをいくつかご紹介したいと思います。 ★「易」に出会った 橋本敬三先生は、桜沢如一師の「無双原理」という本を紹介していらっしゃいます。 この本はしょっぱなから桜沢師が子供の頃、お祭りの夜…

まるごと操体(4)

「操体の常識は世間の非常識」という言葉は、東京操体フォーラムの実行委員の中では常識です。 私が操体を「これはすごい」と思った点がいくつかあるのですが、 「頑張らない」ということでした。 私は元々「根性」とか「頑張る」というのは疑問視していた子…

まるごと操体(3)

言葉で説明しても、楽と快の違いはよく分かって頂けない場合があります。 そのような場合は、実際に 第一分析(楽か辛いかの二者択一の動診)を受けていただいてから、 第二分析(快を聞き分け味わう)を受けていただくと、皆さん納得して下さいます。 「快…

まるごと操体(2)

私のところでは「操体の施術+ベーシック講習」というのを長年やっています。 個人レッスン形式なので質問やテーマを持ってきてもらいますが、多いのは「患者さんがきもちよさをわかってくれない」「そもそも自分がきもちよさというものをわかっていない」「…

まるごと操体(1)

こんにちは。東京操体フォーラムの畠山裕美です。 11月23日(勤労感謝の日)は、2023年秋季東京操体フォーラムを開催致します。 コロナ禍ですっかりオンライン配信が定着してしまいましたが、操体はやはり実際に体験していただくのが1番です。 今回のフォー…

触れるコツ 七日目

たまに人間は自分のからだのパーツをよく知らないなと思うことがあります。 自分のからだは身近過ぎるからかもしれません。 あまり丁寧にやりすぎても変ですし、 乱暴なのも雑なのもダメです というわけで、私がお勧めしているのは、お風呂でボディタオルと…

触れる臨床のコツ 六日目

私は「操体法等児湯研究会」で、視診触診講座を担当しています。 というのは、三浦先生の講習、昔は柔道整復師や鍼灸師など、人のからだに触れる仕事をしている方が多く「触れ方」は、普通に身につけている人が多かったものでした。 しかし最近は「視診触診…

触れない臨床 五日目

渦状波(第三分析@皮膚へのアプローチ)をみて「気功ですか」という方がたまにいらっしゃいます。 気功は基本的には本人に触れないので、気功とは違います。 指先2カ所でも触れてるには違いありませんから。 以前も書いたので、操体の「触れない臨床(飛ば…

触れない臨床 四日目

" data-en-clipboard="true">今日9月13日は我らが師匠、三浦寛先生のお誕生日です。 " data-en-clipboard="true">お誕生日おめでとうございます。 " data-en-clipboard="true">我々の仲間のT女史から、10日の「釜飯会」とお誕生日に向けて素敵なカードを頂い…

触れない臨床 三日目

その某カルチャーセンターでは、参加者には一切触れず、つまり操者としての操体臨床は行いませんでした。 覚えているのは、カルチャーセンターのスタッフが走ってきて「四十肩で激痛の人がいるんですけどどうにかなりませんか」というのです。 あと2分くら…

触れない臨床 二日目

さて、触れない(口頭で複数の人に操体を指導する)操体臨床をしたい私にも運良く、口頭で指導する機会が巡ってきました。 それまでも自治体などのイベントで、誰かをモデルにして実技を見せるというのをやっていましたが、一人をモデルにして操体を行ってい…

触れない操体臨床 初日

こんにちは。東京操体フォーラムの畠山裕美です。 テーマが「ふれる」ということで、色々考えてみましたがまずは「触れない」ということにも触れて?みようと思います。 触れない操体臨床、というと「えっ、触れないんですか?」(いわゆる「飛ばしってやつ…

操体法東京研究会の講習で、何を学んでいるのか(7)

何を学んでいるかというと、人生にとって大事なことを学んでいる。 そうとしか言いようがない。 また、師匠が「極めたからや~めた」と言わないので、弟子は一生懸命ついていく。 橋本敬三先生が、その昔、弟子に 「よくこんな大変なことに首をつっこんだな…

操体法東京研究会の講習で、何を学んでいるのか(6)

操体法東京研究会で学んだことで、人生に役立っていることがある。 それは「言葉は運命のハンドル」ということを「読んだだけじゃなくて、実際に体験できた」ということだ。 講習が始まると、言葉遣いを直されることもある。 生まれてこの方60年くらい何気に…