東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2010年東京操体フォーラム in 京都(2)

2010年8月28日早朝。三浦先生と私と山本監督で、カメラマン白井氏と共に写真撮影に出かけた。前日白井氏と小松君がロケハンしてくれているのである。最初に向かったのは祇園だ。


★朝の祇園

その後、御所へ


カメラマン白井氏によると、この写真は逆光で、普段なら絶対撮らないアングルなんだそうだが、三浦先生のススメで撮ってみると、芝生に光が溢れ、何だか幻想的(風景がですよ)な写真になっている。白井氏曰く、常識にとらわれていてはいかん!ということだった。写真も操体も同じことなのかもしれない。

写真撮影を終えて一路タクシーでホテルに戻る。この時点で6時50分位。朝食は有名な「イノダコーヒー」へ。京都に詳しい友人は皆「一度は食べるべき」というお勧めで、ホテルからも徒歩5分位という丁度良い距離だ。ここで「今日のモーニング」を頼んだ。こちらのコーヒーはミルクと砂糖が入っているのがお勧めだそうである。ウエイトレスさんが「よくかき混ぜて下さいね」と言っていたので、かき混ぜて飲んだ。濃いめのコーヒーに丁度良い甘味だった。なお、かき混ぜるのを忘れて「あのコーヒー、底に砂糖が沈んでましたよ!」と憤慨していた岡村王子だったが、それはウエイトレスさんの話を聞いていなかったのである(笑)。


イノダコーヒー店の前にて

食後、ホテルに戻り用意をしてから会場の大徳寺玉林院に向かう。空気は既に暑い。こんな天気で熱中症の人が出なければいいのだが、と思う。程なくタクシーは玉林院に着いた。

玉林院の有名なお茶室(重要文化財

2010年東京操体フォーラム in 京都の始まりである。今回は柳生心眼流の島津兼治先生と奥様も東京から出席して下さった。島津先生は「和服を着ようと思ったけど、暑いからやめたよ」と笑っておられた。


挨拶する岡村王子

司会進行、福田画伯

今回、一番気を遣ったのは重要文化財の襖絵である。狩野探幽の晩年の作などである。誰かがつまづいて襖に穴を開けたりしてはそれこそ大変なので、その辺りは十分注意した。

トップバッターは北村先生で、PowerPointを使った「痛みがぬけるゆるやか操体法」という発表である。

講習の内容はいずれ発表されるセミナーレポートをご覧頂くとして、三浦先生とはまた違ったアプローチの仕方であるが、操体に対する熱い思いがひしひしと伝わってきた。また、新鮮で新たな気づきもあり、実行委員にとって非常にいい勉強になったと思う。

その後、お昼に入ってまず記念撮影

午後は「般若身経」から。初日は理論中心。

三浦先生の講義。こちらも初日は理論中心。

対談。操体に対する熱き思いを語る。たまに一瞬眼光するどくなる二人の先生方。



こうして一日目のプログラムが終了した。一日本当に暑い日だった。



9月18、19日スペイン、マドリードにて「操体フォーラム in マドリード」開催
2010年操体法東京研究会定例講習は9月から始まります。
11月20、21日千駄ヶ谷津田ホールにて2010年秋季東京操体フォーラムが開催されます。