東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

ショク(食)について1

関東は花粉だけでなく黄砂もすごいらしいですね、黄砂が全部きな粉だったらいいのに・・・なんて朝からぼんやり考えてしまいました。おはようございます、草階文恵です。


食についてお話させていただきます。
操体で自然なからだを目指している私たちでも、ついつい欲に負けてしまったり、くせで行動しがちです。くいしんぼうなほうなので、食のほうはどうも自然ではなく欲に負けた食生活を続けていました。
あるとき、ふと自分のボデーをみて愕然としました。


こんなはずじゃない!気のせいだ!私はもっとナイスなはず・・・


しかし、現実はウソをつきません。鏡を壊しても現実は変わりません。自分が想像していたからだより一回り大きいのです。こりゃ今のうちに何とかしなきゃだわ!ということで、食生活の見直しをすることにしました。


◎目で食べている、習慣で食べている


朝がきたら朝ご飯、昼は昼ご飯、夜は夜ご飯、と、当たり前なのですが、お腹がすいてないのに「昼だから食べよう」「この時間逃したら食べる時間がないから今のうちに食べよう」とかからだが欲求していないのに食べてしまいます、私は。


そこで、「お腹が減ってから食べようダイエット」を決行しました。休み時間が設定されている方には難しいかもしれませんが、やり方によっていろいろ工夫できるはずです。無理かな?と思いながら始めましたが、意外にもものすごく気持ちがいいのです。空腹感が集中力やカンを高めてくれるような気がしました。空腹時、「あれ?お腹すいてるのにからだが軽い!」とか「ここだ!」と思って入った定食屋が実にいい店だったとか、本屋で気になった本を手にとると、今知りたい情報だったとか、勘違いかもしれませんが、イイコトが多いんです。
減ったら食べてしまえばいいんですから、何の苦労も制限もありません。意外にも食べ過ぎるということがなくなり無理なく理想体重に近づけました。体内年齢を測定できる体重計があるのですが、「23才」でした(実年齢はナイショ♪)


この生活をしばらく続けていたら、自然な流れで三浦先生もすすめる果物食になっていったような気がします。朝食はうさぎさんのようです(ゴリラさんって言っちゃダメ)
ある時スーパーで買い物をしている時に「どうしてもナマの白菜を食べたい」という欲求が出たので、白菜をサラダにして毎日しょりしょり食べていました(もちろん白菜だけじゃないですよ)甘くて塩昆布と合うんです!そんな日が続いたある日、白菜がニガく感じ白菜もういらない!という気分になり今度はキャベツが食べたくなりました。キャベツの甘みからパワーがもらえるようです。よく淡色野菜は栄養価が低いとか言われてますが、そんなことないと思います。ナマでとりやすいですし情緒があって(?)おいしいです。
旬のものをとるという本来当たり前の感覚をからだが思い出したような気がしました。


果物食も、お腹が空いてから食べようダイエットも、1日や2日じゃ効果はありません。今までの欲や習慣がからだに残ってますし、今もたまに欲に負けてしまいます。のんびりじっくり食を見直していきたいと思います。


果物食についていろいろ聞きたい方は2008年春季東京操体フォーラムの懇親会で!(宣伝上手)



草階 文恵