ここからお茶タイムです。
お茶を飲みながらお話をしました。
「それにしても、二人ともいいからだですよー」
「少しは凝ったりはしているけども、股関節とか骨盤なんかバッチリいい感じですよ」
「そうですかー、よかったー!」ニコニコの宏ちゃん。
「さっきの恒さんの首の動き、覚えていますかー」
「はい」
「あれはですねー、こういうことなんです」と
三軸操体のことを説明する私。
「この本には前後バランスの図だけしか描いていませんけど、あと二つあるんです。ねじりと側屈の図が。
ホームページに載せているので、それを読むとわかると思います」
「簡単に言ってしまうと、動きを前後の組と左右屈の組と左右ねじりの組の3組に分けて、各組から楽な方の動きを合成するんです」
「楽がひとつで楽。二つで楽々。三つで楽楽楽です。楽楽楽が快ってことです」
「まぁ、これは気持ちのいい動きにたどりつくための地図みたいなものだと思ってもいいです。地図があると便利ですからねぇ」
「どうして三軸操体ができたのかというと、三軸修正法という池上六朗さんという人が考案したものがあって、それをヒントにして操体の動きを捉え直してみたんです」
「私が勝手に三軸操体などと名づけて遊んでいるだけなんですけどね。でもやってみるとおもしろいですよ」
そして、また少し心のお話です。
(用紙に丸を描いて心のつもり)
「いろんなショックな体験をすると、きれいな心に雲がかかってからだにコリができるんす」
「コリが多いと不快なことに意識が向きやすくなって、こんな風に粗い波を発信することになるんです」
(曇りからギザギザの線を書く私)
「するとこの波に見合う不快な現象がなぜか自分に返ってくる(受信する)んですね。だから過去のいろんな出来事は、誰かのせいではなくて原因は自分にあるってことなんです」こだまの原理(また私が命名)
「自分は何もしていないのに・・・と思うこともあるかも知れないけれども、前世とかそういう長いスパンでみると覚えていないこともあるんです」
「だから自分を許すとかありがたいなーとか幸せだーと言ってみるように言ったんです」
「ま、信じる信じないは別にして、死ぬまで誰かを恨んだり憎んだりして生きてゆくより、こんな風に考え直して生きてゆくほうがなんとなく心地いいんじゃないかなーと思うんですよ。簡単だしねぇ」
「コリをとって考え方と言葉を変えるってことですね」
「さあ、ほんじゃ少し操法の練習でもしてみますか」
つづく
今昭宏