東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

「あんた、もしや オカマさま、オカマさん?でしたの・・・。」

おはようございます。皆さん、今日も元気ですか?今朝もここ東京はすがすがしい朝を迎えています。天気も上々、あったかです。5月23日金曜日、午前4:50分です。


私のブログも今日と明日の2回となりました。金、土とブログの内容をグーッと、くだけたものに配慮してみました。きっと、肩の力が抜けて、おかしさがこみ上げてくるもの、も、まざってくるのではないかと思います。では6日目の第6話、今日もブッ飛びます。
追伸:週末に入ると、朝起きの時間帯が少しづつズレてまース。生身ですから、気力がもちません・・・。明朝、ブログの書き込みが終わったら、一人ビールでカンパイです。1口、2口、なめる程度の、ことです。が・・・。


「あんた、もしや オカマさま、オカマさん?でしたの・・・。」
診療所には風呂もシャワーもあるのですが、愛犬?いや愛猫のシモン君が浴室を占領していて使用することができません。飼い猫のシモン君はトラ猫で、アメリカン・ショートヘアと日本種がかかっています。この種のネコちゃんは額にMのマークのまだら毛と、皮膚ガワが日本種と違い、かないブ厚いのです。高い所を好まず平地に住む猫で、ヘビなどの外敵にかまれても軽いケガですむようにブ厚い皮膚ガワで身をつつんでいるのです。



猫は3歳児程度の知能があるようです。なかなかうちのシモン君も利口で人なつっこく、私の言葉もかなりわかっています。飼い主にはいたづらされてもガブリと歯を立てません。そしておもしろいことに視線をあわせつづけていると、必ずシモンの方から視線をそらせることです。誰れにエサを与えてもらっているのか、つまり飼い主が誰れかを知っているんですね。


そして、私と二人きりでいる時はすごく甘えてきます。甘ったるい鳴き声にかわり、すりより、さかんにあのザラメ舌で服から露出している皮膚をなめづり、感極まると軽く咬んでみせるのです。私がシモンにカミつくことがあります。カミつくといっても、腹を立てることがあります。それはあたりかまわず吐くことです。一番腹が立つのは、居心地のよいベッドの上や、毛布の上で思い切り、ゲボ、ゲボとやるんですよ。患者用のベッドや毛布の上でやられるんで、何枚もシーツをストックしています。書いている内にも少々腹が立ってきます。
コイツは、わかっているんです。吐いた途端、私の手の届かぬものの陰でスーッとかくれてしばらく姿をみせません。猫のヤツは意外とケロッと記憶が消えるんですね。知らぬ存ぜぬの顔して、姿を見せ、すりよってくるのです。私の怒りはまだ、おさまっていないとも知らずに・・・このバカ猫が・・・


私に尻尾をつかまれ、さかさづりの刑に処せられます。しかし、コイツ余りいやがらんのです。さかさづりにされてもおとなしい。きもちよさそうにしているんだ。でも1分間くらいが限度、上体を起こそうとする。そこでさかさづりの刑はおしまい。もう一つ、昼寝をしていると、ベッドに飛び乗り腹の上にタタタと乗っかって私の脇腹の側にスリ寄ってくる。その腹の上に乗っかってくる足のハコビが絶妙で、ドシ、ドシと乗るんじゃなくてポンポンポンと何かはづむような感じなんですネ。人間のからだで言う膝の力をうまい具合に抜くのか、足首の力を抜くのか、まるで伊賀の忍者が水面を走り抜けるような。そういっても、コイツはエサにイジきたなく、よく食べる。腹八分目ということを知らない。食った途端、今食べたことをケロリと忘れてしまっているんじゃないかって・・・。


そんな訳で、コイツの体重は7キロもある。一年前からダイエット中で、少しは細身になったと思うのだが、新患の患者さんは「なんてデカイネコチャン」と、たまげてしまう。コイツを飼うようになったのは、子猫の時に車道を渡って、車の後輪に腰から下をひかれ、一ヶ月動物病院に入院してました。その獣医さんが、コイツをまたノラチャンにするには可哀想だからといい、里親を捜していたところ、実行委員のメンバーの一人鵜原さんが「三浦先生、飼ってくれないかなァ」と持ちかけられたのでした。そんなコイツなら飼ってもイイかと承諾したのだが、最初自宅で飼うつもりで、家族の同意を求めたが、下の娘は子供の頃から喘息で苦しんだ体質を持ち、成人になっても軽い喘息がでることがある。下の娘も動物が嫌いなわけでもないが、少々腰が引けている。コイツは自宅では飼えないなとサッして三茶で飼うことになった。


当初は動物が好き、であるということと、飼うこととは大違い、すっかり私が面倒みなければならないことをケロリと忘れている。近頃のコイツは、私に要求することが二つある。一つは「飯を食わせろ」と、いう要求と、「外に出せよ」という要求である。コイツの声色でわかるのだ。そして、コイツは私を親だと思っていることだ。めんこですね(めんことはめんこい可愛いヤツの意)


すいません、飼い猫の話しで、タイトルのおかまさまの話ですネ。
そんな訳で浴室をコイツに占領されてしまってシャワーも風呂も使えない。でも、こんなちっぽけな風呂に入るより私は街の銭湯が大好き。三茶には周囲1km範囲に三軒の「せんと」があるんです。一番のお気に入りは水風呂とサウナがある、とある一軒、フォーラム開催時ターミナルビルに雑魚寝した同志と共にかよったあの「せんと」です。番台のオヤジが、ぞろぞろ列をなして入ってくる我々に、目をまんまるくして、このお客さん、みんなあんたのツレ?と聞く。番台のオヤジは私がしょっちゅう利用させていたヾいているので、顔見知りなのだが、私は名前も職業もあかさない。しつこく聞かれるのだが、一切答えたことがない。名前はともかく番台のオヤジは私に興味をしめすのだが、いったい何をなさる人なのか見当がつかぬようだ。「絵描きさん」「執筆でも?」「大学か高校の先生?」挙げ句の果てに「芸能関係の方?」「どっかの親分さんで?」とも。お医者さん?と言われたことは、ない。医者といわれず私はホッとする。なかなか当たらない。それでいいんだ。○○臭くなくて。それが一番、と思っている。


4,5日前の夕暮れ、この「せんと」の暖簾をくぐる。広々とした水風呂にザブンと入る。ここの水風呂は冷却水で水を冷やし、かなりの冷水である。フォーラムの理事、京都の佐伯さんは、当初膝下までしか入れなかったな。私が平気で何分もつかっているのに、目玉をまんまるくして、驚いている。理事兼実行委員長の岡村君は決して近づこうとしない。


水風呂に数分つかった後に温水浴で、十分からだをほぐす。これを3回ほど繰り返し、からだを洗って、又水風呂と湯風呂を往復して、出る。浴衣室で服を着ていると、私のそばでやはり同じように服を着ている人の下肢が目に入った。ところがですよ、その人、ピンクのパンティーをはくところを目撃しちゃったんですよ。ウン?????なんでピンクのパンティーはくんだ、そしてやはりピンク色のブラジャーを胸にあてている。ウン????いったいどんなことが。ワシは女湯と間違えたのかと、イヤ、そんなことはない。入浴中の人達は全員立派なオ○ン○ンをぶらさげていた。この人、立派なイチモツもついていたし。と、胸をみると2つのオッパイ、女性のオッパイがついているのニャ、ではないか。


ひょっとして、あんた、オカマさんでしたの?


たまげた。初めてですよ。オッパイがついてオ○ン○ンをぶらさげた、オカマさんの生々しい全裸をみせていただいたのは・・・。生々しい、その裸体にふきだすおかしさを、ドーンととおりこして「あ」です。つまりア然としてしまいました・・・・です。私はとんでもないものをみてしまいました。足のツメには真っ赤の、なんていったっけ、アイシャドーじゃなくて、そうそうマニキュアでした(あせってしまいす〜ゥ)マニキュアで染めて、手の爪も真っ赤なマニキュアでした。髪は肩までのびて女風。両耳にピアス。指にはなんとなく輝くヒスイのようなルビーの指輪。まったく身振りからだつきは女性になってますネ。相当女性歴長そうでした。どうみても60歳はいってましたよ。どうせならピチピチの若いオカマさんのらたいがみたかったねェー。


いやはや、ドッキリ昇天するところでした。又、思い出して?もしかして、女性だった彼女が男性に性転換したのかも知れませんね。顔をみても、中性的で、男性なのか女性なのか、判断できませんでしたが、年齢からみて、その当時性転換手術そのものがそこまで進歩していたのかしらん・・・
やっぱり男性でしょうか


ハイ、そんなところで6日目のブログはおしまいです。



三浦寛