東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

体幹(腰)の右側屈

今日で5日目です。勢いで4日まで書いてきましたので、内容をもう一度読みなおしてみますと、身体運動の法則についてばかりですね。ということで、今回のブログのテーマは身体運動の法則にすることにしました。5日目にして1週間のテーマが決まるということになってしまいましたが宜しくお願い致します。


今日は身体運動の法則の重心移動の法則が体の使い方・ルールだということを、解剖学的に説明したいと思います。今回は体幹(腰)の右側屈の動きで椎間関節へのストレスとして説明してみたいと思います。
椎間関節はピンクの部分です。



右側屈で痛みがある方の多くは、側屈時に右足へ重心をかけている方が多いようです。
右足重心では、骨盤がロックされた状態となります。この状態で右側屈をすると、側屈のカーブが腰を中心とした動きになり、腰椎の椎間関節へのストレスが大きくなります。



右側屈の場合の正しい重心は、左足への重心となります。左足に重心をかけることで、骨盤の動きは大きくなります。(左骨盤が下がり・右骨盤が上がります)この状態で側屈をおこなうと、脊椎全体の動きとなりカーブの中心は胸椎となるため、脊椎・腰椎にストレスがかかりません。



体にストレスをかけないように・壊さないように、体の使い方を記しているのが、身体運動の法則・であり般若身経だと思います。けして体操として生まれたものではないはずです。
明日はこの側屈をレントゲンに撮ってみようと思います。もちろん院長・副院長・被写体の部下の了解を得てからですが・・・。
ありがとうございました。