東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

最近の若いモンは・・

って年配の方の特許のような気がしますが、古代エジプトの石版にも同じ事が書かれていたのだそうです。昔から年配者は若者の姿を見て『近頃の若いモンは』と言ってきたに違いありません。
それが延々と続いているわけですね。
例えば歌舞伎ですが、元々の語源は『カブく(「傾く」が原義)の連用形からとされる。異様な振る舞いや装いをカブキといい、それをする人物をカブキ者と言った』ところから来ています。シアトリカル・ロックみたいなものです。いずれにせよ、年配者は『地頃の若いモンは!』と眉をひそめていたに違いありません。


江戸時代の髪型にせよ、流行があったようで、『最近の若者の髷の結い方はなっとらん!』とういこともあったそうです。


考えてみれば私なぞは『オヤジギャル』とか『新人類』の辺りに見事にヒットするのですが、年配の方から見ると、『最近の若いモンは』だったのだと思います。


まあ、世の中も変わってきました。


私が学生の頃は、髪の毛を金髪に染めているのはヘビメタの人かパンクスか、ヤンキーでした。(お母さんは栗色とか、おしゃれ染めってのをしていましたが)一時期茶髪旋風が日本国内を吹き荒れました。老若男女(私もやってみましたが)、皆茶髪!というのは面白い現象でしたね。


最近、あるアンケートで「10年後消えているモノは?』というのがありました。まず上がったのが、公衆電話。確かに1年に一度使うか使わないかというところ。最近は海外に行っても携帯が使えるので減るのは確実でしょう。それから、スーパーやレジの無料バッグ。私が小さい頃、買い物というと、お母さんが買い物カゴを持っていたな。ああいう袋はなく、品物は茶色い紙袋に入っていました。電車や飛行機のチケット、なんていうのもなくなるだろうな。実際、先日久しぶりに飛行機に乗ったら、webチェックインして携帯電話の端末で搭乗しましたっけ。あと他には、スーパーやコンビニのレシート、銀行の通帳もなくなる可能性は高いだろうな。


しかし、社会が変わろうが、人が変わろうが、絶対変わらない、不変の天然自然の法則、というものがあるのです。それを学んで『自然法則の応用貢献』に活かす、というのが操体なのです(話題が繋がった?)。



初日に載せた、フォーラムの目的をもう一度ご紹介します。


目的に適うにはどうすればいいのか。それを学ぶ場が東京操体フォーラムである。
橋本敬三医師は、『太極の意志』という言葉を用いて操体を説明された。言い替えれば、生命の意志に適(かな)う、如何にしたら生命の意志に適うのかということを操体の中で学んでいるのである。
つまり、からだの要求に適うとは、それを快適感覚、快を通して学んでいるのである。もっと分かりやすく言えば、からだが喜ぶように、からだにどう問いかけるのか、それが操体の臨床である。
からだの要求に適う、どうすればからだと心が喜ぶか、それがいわゆる操体であり、操体法という学びの場である。それが東京操体フォーラムの位置づけである。


一週間お付き合いいただきありがとうございました。次週から、島根の福田画伯の登場です。新作イラストは一体如何に?次週へGo!



畠山裕美拝


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