東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

神主な縄文人

はい、ドサクサで三日目へと突入した福田です・・・
昨日は我が敬愛すべき平相談役の話を展開致しましたが、三日目はこれ又、私が実行委員の中で、一番気心が知れていると申しましょうか、実行委員の中では一緒にいる時間一番長い方でもあります、とにかく一緒にいて一番ホッとする存在であり、癒し系お兄様こと、佐伯惟弘 理事のことを話したいと思います・・・


佐伯理事とはかれこれ何年の付き合いでしたっけ(親しいと言っている割には曖昧ですが・・・)?という位、何十年も前からず〜っと知り合いだったかのような錯覚が起こる位に馴染んでいる、不思議な方なのです、多分これは私だけではなく他の実行委員も同じ感想なのではと思います。


佐伯理事を一言で言い表すと、と言ってみたかったのですが、一言で言い尽くせない不思議なお方なので言葉を重ねたいと思います。
実家が神職という日本古来の由緒正しき神に仕えるお家柄であり、何気に雰囲気は浮世離れしているところがあります。世が世なら“お歯黒”、“麿眉”なんぞしつつ、「おほほほほぉ」なんて笑っている、お公家様とかだとピッタリではなかろかと思うような感じ満載なのが佐伯理事です。


コテコテの日本人200%の佐伯理事ですが、意外にもその人生のキーワードはアメリカにあり、未だ日本人がそんなにNew Yorkに住んでいない頃から最初は建築家?を目指しNew Yorkで居住していたのだそうです。
佐伯理事らしいのはNew Yorkの建造物を見てその直線的な建造物の造りに、自分の目指すものと違う!と思い、建築家が一転“芸術家”の道へと続いて行ったのだそうです。
その頃のエピソードとして、サザンオールスターズ桑田佳祐が初めてNew Yorkに来た際に街案内ということで通訳としてNew York滞在中は一緒に過ごしたのだそうです。
私も佐伯理事の全ての話しを知る訳でもなく、飲んでいる時に聞いた話だとかツギハギな内容を時期関係なく話しておりますので、話しが前後するのはお許し下さい。


この米国に居た時期にあの伝説の“操体法治療院テレアポ”事件が有った訳ですね・・・
その“操体法治療院テレアポ事件”の顛末は・・・
佐伯理事の中で“操体法”というのが徐々に存在が大きくなってきて、“操体法写真解説集”?でしたっけ。。。を見られた時に巻末に操体法実施施設の電話番号が載っていて、どうしても話しを聞いてみたいと思って片っ端から電話したそうです。


ですが、残念ながらどの治療院も電話をしても繋がらなかったのだそうです。早い話が閉院されていたのですね。
そして、最後に残った治療院が何故か一番連絡をしたくなかった・・と本人談ですが、『人体構造運動力学研究所』だったそうです・・・
そう、まさに人生を変える運命の人との出会いがこんなところであったのですねぇ
ご存じの通り“人体構造運動力学研究所”と言えば三浦理事長の治療院の屋号なんですが、三浦理事長が凄いのは、一通り話しを聞いた後での第一声が『ん、じゃぁ直ぐに来い!』って渋谷から電話してる訳じゃないんですから (_ _)ノ_彡☆バンバン!(爆)
でも察するに佐伯さんの迷いを見越した三浦理事長、一流の心眼だったのだと思います。


かくして佐伯理事も三浦理事長の言葉に導かれるように帰国され、間は省き(爆)今に至っている訳です。至る話しは佐伯理事もエピソードの多い方なので、是非、フォーラムで捕まえて懇親会あたりで話しを聞いてみられると面白い話しが沢山聞けると思います。


私は佐伯理事からは多くの影響を受けている気がします。特に私自身が自らのIdentity(アイデンティティー)を再確認する切っ掛けを作っても頂きました。
その一つが“神道”への気付きでした。私は無宗教者なのですが、住んでいるお国柄(出雲)なのか、神様であるとか目に見えない存在とかは常に身近にあり、それを感じながら生活はしていたのですが、佐伯理事から紹介してもらった春日大社宮司 葉室頼昭氏の著書『神道のこころ』との出会いは自身の物事に対しての考え方も変えて頂いたような気がします。
食に関してや日本人としての在り方など、今私の考え方の根幹にある部分は神道から影響を受けた部分が多々有り、その切っ掛けは他ならぬ佐伯理事でした。
この部分は臨床に対してや、クライアントへの接し方も含め大きく転換させて頂いたと思います。
さすがに実家が神職だけあって説得力もありますしね・・・


あと、佐伯理事と言えば『縄文』です。縄文の伝道師と呼ばれているだけあって縄文を語らせたら一晩でも語り続ける男と呼ばれています?以前のフォーラムでも“縄文文化と日本家屋”について発表されたことがありましたが、私の戦国・幕末マニアよりもそのマニア振りは徹底しているようにも思えます。


私も例の如く佐伯さんの影響を受け、縄文時代についてあれやこれやと調べてみると、「う〜ん」確かに佐伯理事の言うとおり非常に魅力的な時代であり、日本人が一番日本人らしく生活を営んでいた時代であったのだと納得しました。
武器を持つ必要が無く、それまでは移動をしながらのジプシーの様な生活をしていた人々が、ムラなどの共同体(コミュニティ)をつくり、定住生活を始めたのも縄文時代の大きな特長だそうです。非常に貧富の差が少ない社会だったようで、獲物は公平に分け、道具は共同で使用するなど、何だか今の日本から考えると信じられないそんな心も豊かな時代だったようです。


そんな時代が約一万年も続いたというのも凄い話しですし、縄文期の頃の祖先のDNAを享受している日本人には他国に侵略することで国が成り立って来た欧米諸国とは一線を画する所が有ると痛烈に感じました。


何だか話しが固くなってきたのですが、佐伯理事は神道でも縄文でもそうですが、“日本人とは何ぞや!”、“これからの日本人はかくあるべきである!”といった明確なメッセージを自身が感じておられて。
米国での生活や人々との交流の中で、欧米の生活習慣などを肌で感じていらっしゃるからこそ、尚更、これからの日本への危機感を抱いていらっしゃるのではと思いました。



ここまでで終わると、佐伯理事って素敵!っていういい話で終了してしまいそうなので、それ以外の恥ずかしっぷりも暴露しますと…


三度の飯より“お酒”を愛する佐伯理事はお酒が入ると何故か別人のスイッチが入る様で、とっても楽しいお酒で他人に害が出るようなお酒では無いのですが、特にここ最近は少しお弱く成られたようで(^▽^笑)…
その一つが、ソックスを脱ぎ出すと、翌日の記憶が消去するようにプログラミングされているようです。
私どもでは『Sox Delete Programming』と呼んでおり、最近では何時 佐伯理事がソックスを脱ぎ出すのかを興味津々で見ています。
ですから、佐伯理事に一言物申したいというお方がいらっしゃれば、このプログラムを参考にして頂いて、ソックスを脱ぎ出すのを確認してから、クレームなり言いたいことを言って下さい。
翌日は何も記憶に無いようにプログラムされていますので…


住んでいる京都府美山町という場所もとっても良い所であり、ご自宅は英国風茅葺き民家という珍しいお宅に、風光明媚で近くのコンビニまで約一時間はかかるという、パラダイス?の様なお宅です。
夏は川泳ぎ、冬はひたすら雪といったメリハリのついた、チョー昔の日本がそこにある!的なコピーが付きそうな京都府では穴場の観光スポットです(その代わり福井県にも近いですが)。


今日のブログはヤケに長くなりましたので、今日はこの位で勘弁しときます。しつこいようですが、ソックス要注意です。


福田勇治



東京操体フォーラム実行委員ブログは
人気ブログランキングに参加しています。
にほんブログ村 健康ブログへブログランキング・にほんブログ村へ