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東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

最新文献より

寄稿

四日目よろしくお願いします。


僕は痛みについての文献を集めています。新しい文献を集めていて興味深い内容があったので簡単に紹介したいと思います。


近年の脳イメージング研究により、ヒトが痛みを感じている時の脳活動が明らかにされたそうです。Melzack氏は従来のゲートコントロール理論を越えるものとして、「脳は身体がなくとも身体を感じ、知覚経験を作り出すことができる」「外傷があっても痛みを感じないことがある」といったニューロマトリックス理論を発表した。身体の痛みも脳内で作り出すことができるという理論です。


脳で痛みを作り出すことができるということは、症状疾患のある身体局所を治療しても効果があがらない疾患が存在するということが、脳の研究で言えるということですよね!

 
操体を学んでいる僕は、仮設をたててみました。
間違っていましたらすみません。
操体法では症状疾患にとらわれません。
患者さん自身のからだに快適感覚があるのかないのかをからだにききわけていただき、気持ちよさがききわけられ、あじわいたい要求がからだにあれば十分に気持ちよさがなくなるまであじわっていただきます。
「気持ちよさをあじわう」という行為により、脳の視床下部から快楽物質であるβエンドルフィンというホルモンが分泌されます。(2008年のVision S 82ページ 横森を参照してください。)
このβエンドルフィンが脳内で分泌されるわけですから、痛みを作り出すまた痛みを記憶している部位(脳内)に効果をもたらすのではないかと仮設をたててみました。


操体法では症状疾患にとらわれなくても臨床が成り立つ理論の手助けになるのではないかなと思いました。
ありがとうございました。