東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

僕の目標

五日目よろしくお願いします。


僕は理学療法士という免許を持ち、クリニックのリハビリテーション科に勤務しています。治療を西洋医学・東洋医学・民間療法と分けるとするならば、西洋医学に位置する立場にいると思います。
ここで疑問に思うことがあります。手技療法をやはり西洋医学・東洋医学・民間療法に分けるのでしょうか。自分の持っている免許や、所属している団体によってわけるのかもしれません。同じ人間のからだを診ていて、西洋医学・東洋医学・民間療法とはっきりと区別ができるのかが疑問です。
ただひとつ言えることは、西洋医学ではEBM(Evidence Based Medicine)を大切に考えているということでしょうか。EBMとは「医療において科学的根拠に基づいて診療方法を選択すること」簡単にいうと、自分のおこなっている治療手技の説明がつくかということになるでしょうか。
ここで僕が言いたいことは、確かにEBMはとても大切だと思いますが、臨床の治療手技が先行し、あとから科学的根拠がついてくるものではないかと思います。ということは、民間療法として見向きもしないのはいかがなものでしょうか。


僕は操体を学んでいます。操体で学ぶことは、からだにとって・生きていくことにとって必要なことを学んでいますが、この必要のことの中にたくさんの法則やからだの感覚が秘められていて奥が深いのです。今まで学んだ解剖学・生理学・運動学などがひとつに繋がる学びをさせていただいております。
操体での学びを、根拠に裏付けるような文献検索や学び(考察)を積み重ねていきたいというのが目標です。その積み重ねで、自分の学びという財産や操体を真剣に学びたいというたくさんの人との出会いがあるのでは、なんて考えています。


少し偉そうな内容になってしまいましたが、あくまで僕の目標です。
ありがとうございました。