東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

春の嵐

春の嵐が吹き荒れている東京から、鵜原がお送りします。よろしくお願い致します。


桜はまだちらほら、お花見が出来るほどではありません。今日満開だったら散っていたかもしれません。


暑さ寒さも彼岸まで、いろいろな花々が咲き乱れている今日この頃です。その中でもいつも気になるのがクリスマスローズ(キンポウゲ科)という花です。花びらのようながくが落ちないので、学が落ちないと受験生に人気があるそうです。

ほんとかしら?

まだ日本の花屋さんに出ていなかった10年位前に、ご自分で育てていた方から教えていただきました。うつむいて咲く可憐な花、今では八重の品種も作られていますが、とても地味な花です。明るい色の花といっしょにすると目立ちません。クリスマスローズだけで楽しみたい花です。


この花を教えてくださった女性の生き方が自然体で素晴らしいのです。105才まで幸せに過ごし旅立っていかれたお母さま。このお母さまの介護の期間は長かったと思います。
しかしその間ご自身もしっかり楽しんでおられました。みんなの力を結集して介護をも楽しまれたのではないでしょうか。


今思い起こしてみると、否定想念が全然感じられなかった、だから気持ちよさが伝わってきたのだと思います。


私が彼女から学んだことは、いのちを大切にし、いのちを愛し、いのちをいとおしむことでした。人間だけではなくすべてのいのちです。


花屋さんでクリスマスローズを見かけるとすぐ、好きな人、気になっている人になぜかプレゼントしたくなってしまいます。困ったものです。


鵜原増満