東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

道半ば、意識は常に天空の旅人

今日は旦那さんが不調ですから、わたしが代筆します。

名前はノコです。旦那さんが大好きです。

つい旦那さんがいると近づいてキスしちゃいます!

好きなモノはキャベツ!昼寝です。


さあ今日も張り切って参りましょう! 

1・2・3〜ハッスルハッスル!

私、ノコが感じていることをこっそり教えますね〜。

歩みの遅い私ですが、止めることが無理な呼吸や心臓と同じで、脳は常に働いています。

ですから漠然と流れている付けっぱなしテレビのように、頭の中は海の中と同じで常に流れています。

雑念を切るというのが難しいのは、そんな無意識に対して意識で向かい合うことが理由なのでしょう。

そして、考えまいとすれば余計に気になってしまう事も同様です。

何か嫌なことがあったときにも、それを忘れようとすればするほど意識してしまう事は経験されたことがあるでしょう。

(うどんが食べたいな〜と思っても第三者にあわせた挙げ句、どこかでうどんを食べなくては気が済まないのに似ている)

例えば、

「黄色いバナナのことを考えず、思い浮かべないようにして下さい」

と、言われるとかえってバナナのことが頭に浮かんでしまうことが、脳の正常な働きだからですネ。

ですから”意識的”に、

雑然と流れががちな思考回路を”意識”することで切り替えて行くことがとても有効です。

無意識の反射は止めることができません。

ですが、無意識に行われてしまうことに対して、自らの意思で意識的に”感じること”、”考えること”はできます。

行程(プロセス)に意味を生じれば、行いは浄化されてより洗練して輝くのです。

そのチャンスは今!たった今にあるのです。

だからこそ!

ただ一日を、朝起きて、顔洗って、テレビ見ながらご飯食べて、同じ電車に乗って、慣れた仕事して、帰宅してお風呂入って、また寝る。

という生活サイクルに対して、積極的に”感じること”、意識的に”考えること”が大事なのです。

これによって、脳細胞が変化を始めます。

脳には一千億もの細胞があり、かつ一秒間に100以上のメッセージを受けています。

その神経細胞は、ニューロン(樹状繊維)からニューロンへと伝達し、シナプス(受容器)を通じて神経伝達物質(化学物質=アセティルコリン等)

で手をつなぎあっています。

この化学伝達物質を生かすのも、ニューロンを磨くのも、ニューロンを伸ばすのも、私たちの意識次第です。

例えば、

歯を磨くときに、その一本一本意識してどう小指を効かせたらよいのか感じる。

野菜ジュースを飲むときに、入っている野菜を形作ってイメージしながら味わう。

いつも使っている机の上には、これが常に必要なのか、どこに置くことで感じがどう変わるのか。

そんなことに対して、脳細胞はものすごいスピードで反応をしてくれます。

そして”からだ”も変わります。

あなたが意識して変わることで、全ては変わっていきます。

「意識が変われば自分が変わる、自分が変わればまわりも変わる、まわりが変われば世界が変わる」

そんなことを操体を通じて教えて頂きました。

無理だと思っているのはあなたの意思。

からだは一つもそんな否定概念がありません。

・・・まだまだ道半ばです。ありがとうございます。ノコノコ。

@今日の一言!
 「人はときによって、自己の運命を支配するものだ」
                         =ゲーテ

岡村郁生