東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

音楽と操体検定。

昨日はマイケル・ジャクソンの訃報が世界中を駆け巡っていました。
何かの本に書いてありましたが、80年代、つまり輝けるバブリーな時代に20代を過ごしたような年代は、意外とこの「100年に一度の不況」でも心底危機感を抱いてはいないのだそうです。というのは、あの時代を知っているので『今こんなでも未来があるさ』というお気楽感があるらしい。逆に今の25歳以下の若者のほうがずっとシビアな考えを持っているのだそうです。
私はもっぱら洋楽、それもハードロック、ヘヴィメタルニューウェーブとその手ばかりでしたが、マイケルの曲は非常に流行ったので、ファンでなくとも殆ど知っているという次第。昨日、テレビの追悼番組で懐かしいビデオクリップを何本か見ましたが、やはり当時を思い出すものです。

この頃はアメリカもレーガンの「アメリカイケイケ路線」で、今思うと何だか楽しい時代でした。何が楽しかったのかと言えば、『未来』があったのかもしれません。
音楽もグランジや、私にとっては怒りの吐露にみえたラップとかその辺りからアメリカの音楽はつまらなくなってきたような気がします。
なので、最近80年代の洋楽がリバイバルしていると言うのも何となく分かります。今の30代後半から50代にかけての年代の潜在意識が『あの頃』を追憶しているのでしょう。アメリカ映画などでも、ある程度の年齢の登場人物が過去を追憶する時の音楽というのは、カントリーかプレスリーというのが定番だったようですが、最近では『80's music』なのだそうです。そうかい、80年代音楽は懐メロなのかい(笑)

少し脱線しましたが、キング・オブ・ポップのご冥福をお祈り致します。。


さて、「検定」


最近問題の『漢字検定』など色々ありますが、『検定ビジネス』が結構流行っているようです。まあ、なかなか難しいビジネスモデルでもあるようですが、『なにわなんでも大阪検定』http://www.osaka-kentei.com/ とか『世界遺産検定』とか『英検』『秘書検定』とか、何かの際に役に立ちそうなのもありますが、http://www.mtvjapan.com/special/rock_kentei/index.html 『MTVロック検定』とか、yahooの「みんなの検定」 http://minna.cert.yahoo.co.jp/ とか、何でも検定にしちゃえ!というのは面白いかもしれません。

MTVのロック検定も面白そうだと思ったのですが、私が詳しい時期は『KISS、QueenAerosmith以降 グランジ以前』という状況なので、ニルヴァーナ以降はさっぱりわかりません。『KISS検定』とか『必殺仕事人検定』とか『伊達政宗検定』とかあったら絶対受かると思います(笑)

先日銭湯に行ったら『銭湯検定4級問題』というのがあったのでもらってきました。http://www.1010.or.jp/kentei/
これは日本の共同入浴文化を見直そうというものだそうですが、銭湯のご主人に『どうですか?』と聞いてみたら『問題、難しいよ。半分以上わかんなかったよ(笑)』とのことでした。銭湯検定には挑戦しようかと思っています。

というわけで、もしも操体検定を作ったら、どうなんだろう、と考えてみました。

1.操体法の創始者、橋本敬三医師の診療所は(1)という。
2.身体運動の法則は、からだの使い方、つまり(2)の法則とからだの動かし方、つまり(3)の法則、そして(4)の法則の3法則と、
(5)との相関性、(6)との相関性の2相関性で成り立つ
3.そのうち(2)は手は(7)指、足は(8)指側を運動力点、作用点とする。
4.立位で右上肢を前方に肩水平位に挙上し、手関節の背屈を行った場合、全身形態は(9)足に体重がかかり、(10)側屈となる
5.仰臥膝二分の一屈曲位にて両膝を左に傾倒した場合、首は(11)方向に向く。
6.立位にて左捻転の動作を取る場合、(12)足に重心がかかり(13)足のかかとは軽く浮く
7.息(14)動(15)+環境
8.同時(16)相補連動性
9.(17)若(18)経

(1)から(18)までの括弧内を埋めよ

なんてどうですか???

というわけで、一週間お付き合い下さいましてありがとうございました。明日からは島根の福田画伯の登場です。お楽しみに。

そうそう、2009年東京操体フォーラムは11月22日、23日の開催です。

畠山裕美