東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

御国自慢

どうもです、今週一週間お付き合いを戴きますぅ。
毎回の事ながら文筆家の両師匠に挟まれたブログの順番に胃の痛む思いを感じつつも、飛道具での空中戦で勝負を挑もうとしているドンキホーテ福田です・・・

初日はと言えば、やっている様でやっていなかった私の住んでいる島根県の御国自慢をやってみようかと思っております。
ありがたいことに東京操体フォーラムの実行委員・関係役員の方々も年々増えてきて、今では西は九州福岡から東は仙台まで多数の同志が増えてきました。
橋本敬三先生が蒔かれた操体の種が確実に東京で熟成され、全国に芽吹いているのを強く感じています。

私の野望?としては東京操体フォーラムの同志が47都道府県全てに居て、各地で行われるであろう、各種健康教室からすでに症状疾患を抱えた方の臨床に至るまで、
ネットワークを駆使し、フォロー出来るそんな組織にしていく事です。
今後、スポーツ省(庁)の設置も考えられている中、操体を通して出来うることは多く有ると思います。

話が大きく道に逸れそうなので、本題の“御国自慢”へと話を戻して行こうと思います。
自称島根の観光大使と言っている私としては紹介したい所多数あれど、先ず島根県という所を知っていただきましょうか。

島根県
県庁所在地 松江市
人口 74万人
県の花 牡丹(ボタン)
県の鳥 白鳥
県の魚 トビウオ
出身有名人(芸能人) 竹内まりや(ミュージシャン)
江角マキコ(女優)
佐野史郎(俳優)
スポーツ系 錦織圭(テニス)
和田毅(野球・ソフトバンク
アニマル浜口

ざくっとこんな感じでしょうか、人口に至ってはお隣の鳥取県と共に全国ワースト1、2位を争っております・・・しかもアニマル浜口って。。気合いが入ります・・・

島根って多分に関東方面の方に地図で指せと言ってもほぼ9割方難しいと思われます、私たち島根県人が栃木県や群馬県を指せと言われても、
ちょいと考えてしまうのと(俺だけか?)よく似ている様な気がします・・・

島根のイメージを聞くとよく言われるのが“出雲大社”・“シジミ”・“砂丘”・“田舎”って一、二番目は未だ何となく理解出来るのですが、
砂丘ってお隣の鳥取県ですし、田舎ってそのまんまです・・・
まぁこの様な曖昧な感じ漂うのが島根県の大きな特徴とも言えるのですが・・・

実際のところは“住んでよし!・遊んでよし!”の二拍子揃った(たった二拍子ですが・・)ところです。
持ち家率は全国9位(中途半端)持ち家延べ面積は全国7位とワースト1位の東京都比べると明らかに住みやすいと言えます・・・
東京では土地しか購入出来なくても、島根であれば東京の土地代金だけで、かなり立派な“豪邸”が建ちます(どうかすると二件分は・・何だか悲しくなる)・・・
近年では過疎化が進み“空き屋”が増えている中で、特に都会から芸術家の方がアトリエ(工房)代わりに空き屋を改装し、使われているのも目立ってきました。

遊びにしても、特に私の住んでいる宍道町って所は夏は海水浴、冬はスキーと全て車で一時間圏内で行ける立地条件に有ります。
海は日本海で水は綺麗ですし、釣りが趣味の人には一年中を通して様々な魚を釣り上げることが出来ます(ライギョは聞いたこと有りません)。


では!ここからはもし!あなたが島根に来たならどのような所へ連れて行ってくれるのか!?を“マイナー島根観光大使”の私がバーチャル紹介したいと思います。
基本的にはあなたが初めて島根県へ来たというのを前提に案内致しますので、クレームは一切受け付けません・・・

先ず、あなたは島根へは車で来られる距離に住んでいないのを前提にして下さい。
島根へのアクセスには基本は飛行機で来るか、電車で来るかのほぼ二種類だと思っていただいた方が良いでしょう。

電車であれば新幹線という速い乗り物が通用するのは“岡山県”迄ですので、それ以降はちょっと珍しい“振り子式車両”という、
酔う人は見事に酔ってしまうと評判の“やくも”という名称の電車で二時間半の旅を楽しんでもらいます・・・
見渡す限りの“山・山・山”とにかく山のオンパレードで秋とか冬であれば景色も少しは楽しめますが、それも限界があります・・・

東京から岡山までの700Kmが3時間半で岡山〜松江の190Kmが2時間半と言うのも痺れる話です・・・
まぁ飛行機であれば東京から一時間ですので、お勧めは飛行機ですね。
あ!そう言えば飛道具として、夜行バスという手もあり、格安ですが11時間という殆ど成田からサンフランシスコに行くのと同じ位時間がかかります・・・

そんなこんなで、先ず旅の始まりは松江からです。県庁所在地でも有りますし、見所も結構有りますので、私は必ず松江スタートにしています。
それと、島根観光でもう一つ必須なのが車です・・・島根で車が無い生活なんて!東京に住んでいて車を4台持っていると同じ位、トンでもない話です!
ではスタート・・・

1.松江堀川遊覧
  
旅の始まりは手始めに、松江市の中心部を少し低い位置から歴史と共にご覧戴こうと思います。
島根は水の都と言われている位に橋の数も非常に多く、川を利用した水上交通も昔は盛んだったようです。
その名残を味わってもらえるのが、この『ぐるっと松江 堀川めぐり』です。これは約10名乗りの船に乗って、松江城のお堀周囲を50分かけて巡るツアーです。
出雲弁丸だし船頭さんの難解なお話を聞きながらの50分は結構素敵です・・・
亀好きの方にはたまらん位に亀が”甲羅干し”をしている光景に出会えると思います・・・・
背の低い橋が途中で数々有るので、座っての前屈がやたら多いので、身体が硬い人には辛い50分かもしれません・・・まぁ、オススメです!

2.松江城

堀川遊覧が終わりましたら、その足で松江城に向かいましょう。乗船場から歩いて直ぐですので、この二つはセットでどうぞ。
松江城は山陰地区では唯一の現存天守が有るお城です。古さで言えば全国で六番目(中途半端っす)だそうです。
築城400年を迎え、国の重要文化財にも指定されている由緒正しきお城でございます。江戸時代以前の建造天守閣は全国にも12カ所しかなく、桃山様式の姿を当時のまま見ることが出来ます。
初代城主は秀吉子飼いの武将だった堀尾吉晴であり、堀尾氏3代、京極氏1代で廃絶となり、徳川家康の孫であった松平直政が信濃松本より入府し松平氏明治維新まで続きました。
え〜っ、松江城は私が語り出したら止まらない可能性があり、それだけでブログ一回分が終わる可能性があるので、この位にしておきます。
この城可愛いお城ですが、見所満載ですので、是非、必見です。

3.武家屋敷(塩見縄手)
  
次にセットで行っていただきたいのが、この武家屋敷である塩見縄手です。松江城を上って戴いたその足で、そのまま行って欲しいです。
お城から歩いて10分程でしょうか、約500mの通りを小泉八雲旧宅前から明々庵まで歩きながら散策します。
横を車がガンガン走らなければ、とっても風情があって江戸の情緒を味わえます・・・小泉八雲旧宅やら江戸期の中級武士の屋敷やら見学が出来る場所もありますので、
そこそこ見る所があると思います。
小腹が空いた方は途中に『八雲庵』という鴨南蛮とお蕎麦が名物のお店もありますので、お立ち寄り下さいまし・・・

4.神魂神社(かもすじんじゃ)

島根と言えば神社と言う位に様々な神社がありますが、まず行って戴きたいのが、この神魂神社です。
パワースポットとかどうとか近年は言われている様で、女性の観光客が増えている場所でもあります。
確かに本殿は大社造りとしては最古ということで、国宝に指定されており、見所満載ですが、先ずはその空気感をしっかりと味わってもらいたいです。
何だか不思議な位に空気が変わるのがわかります!
その次はやはり大社造りの本殿です。本家本元出雲大社の本殿は全てを見ることは不可能ですが、神魂神社の本殿は足下から全てを見ることが出来るので、
ここで予習をすることも出来ます!
まぁ、ここで娑婆のアカを落として下さい・・・

5.八重垣神社(やえがきじんじゃ)

時間に余裕があれば寄って欲しい神社です。特に彼女が居ない男性にお勧めの神社です。
え?何故男性かって?若い女性が非常に多く訪れる神社だからです。“鏡の池占い”とか若い女性が好きそうなアイテムが沢山有る神社ですし、
何よりその神社へ足を運ぶ女性は未だ良縁が無い確率が高いからです・・・
案外、いけるかもです。

6.出雲大社

ようやくと言いますか、島根と言えばで連想第一位のお馴染み“縁結び”の神様で有名な神社です。
当然本殿も国宝ですが、現在、60年に1度の遷宮を行っている最中で、行っても本殿すら見られない状況かもしれません・・・
ですが、あの独特の感じは味わってみて戴いた方が良いと思います。当然の事ながら押さえておかねばならない場所です。

7.日御碕(ひのみさき)

ここは出雲大社から車で15分位走った所にある灯台です。ここはとにかく眺めが良いです、私的には東尋坊よりお勧めです(スイマセン)。
灯台は石造りの灯台としては日本一の高さを誇ります(43.65m)。
因みにこの灯台は上がれますので、高所恐怖症で無い方は是非、上がってみて下さい。灯台へ行くまでのお店でとれとれイカを焼いていますので、食べると美味しいですぅ。
更に時間に余裕があれば、グラスボートに乗って海へ出れば、もう!最高です。

  8.荒神谷遺跡

ここはマニアの方にお勧めです、特に古代史が専門の方でないと余り楽しくないかもしれません・・・
因みにこの遺跡は全国的に見ても“世紀の大発見”で、当時は日本の古代史がひっくり返る位の大騒ぎになった場所でもあります。
何が凄いかって、荒神谷で銅剣が出土されるまでの日本全国での銅剣出土総数が300本余りだったのですが、何と!この荒神谷遺跡一カ所で358本もの銅剣が出土し、
近くからは銅剣ばかりでなく銅鐸や銅矛も発見され、我が国の弥生時代、青銅器研究を根本的に考えるきっかけとなる発見となりました。
私の実家の近くなので、興味がある方行ってみて下さい・・・


え〜っと・・多分これ位回ったら、もはや一日終了だと思われます・・・一日で回れればラッキーだとも言えます・・・
通常の旅行業者だと2日間の日程だと思います・・・

実はまだまだお勧めは沢山有るのですが、せめて島根来るならこれ位は押さえておいてね!っていう程度のものであって、
もっとディープにも出来ますし、もっとライトにも出来ますので、ご用命の際は福田トラベル研究所までご連絡下さい。
うっとうしい位、懇切丁寧に添乗員も格安で行いますので、是非、こらっしゃい(来て下さい)島根へ!
ほんなら、だんだん(それではありがとうございました)。。。