おはようございます。
東京は適度に曇っていて、湿度は高いけど風があって気持ちのよい朝です。
うちでは今年はじめたばかりの家庭菜園のゴーヤが1つ目の雌花が咲きまして、(その名も「ほろにがくん」!)
ぷっくりふくらんできました。うれしい。
実家でゴーヤに挑戦した時は、生育場所の日当りが悪かったのでピンポン玉位にしか育ちませんでした。確か苗が2本くらいでも、うまく育つと100本以上とれるらしく、お嫁入りさせる(近所に配る)のも一苦労、と聞いていたので、今年は困るくらい育って欲しいと願っております。
ところで、以前の日記には眠りと枕について書きましたが、実は最近の私は、朝”からだばっきばき〜”なのです。
今朝は「臨床家がこんなていたらくじゃイカン」とうなりながら首を押さえていました。頸椎が1本の棒になったような痛み。
原因はわかっているのです。それは、長年使用していたマットレスに固さが一様でなくなってきているからです。
去年まではせんべい布団とそれにあった枕を使っていて、しかもどんな寝相が悪くても文句を言う人がいないので、(無意識の動きは歪みを正していたのですね)朝からすっと起き上がれたのだと思います。
それが引っ越して寝具はマットレスになり、腰、肩、頭の沈み具合が変わったものの、寝相が悪いと相方をヒットする可能性があるので、多分気を遣って寝ているのでしょう。
そこで、今朝はベッドの中で自力自動の操体をすることにしました
(最近時間に追われていて、からだのセルフケアを忘れていたのがバレてしまいましたね)。
自力自動の操体は自分自身で動いてみて、からだにききわけて、ききわけた快適感覚を味わうことです。
つまり、他人の手による介助なしで行う操体ということですね。
そのポイントは、
からだのうごきは8通りあるので、あるひとつの動きを選び
1.手の指先、手首足首など、からだの末端からスタートして、からだの中心である「骨盤」で表現する
2.できるだけゆっくり、ひとつひとつの動きに気持ちのよさがあるのかないのかをよ〜くききわける
3.気持ちのよさを聞き分けたら、それは本当にからだが味わってみたいのか更にちょっとききわけて
(より質の高い快を選んでください。それほどでなければやらなくてもよいです)
4.「これ!味わいたいっ!」という快適感覚に出会えたら、充分に味わう
5.気持ちのよさを聞き分けた後は、からだが「表現したい」要求にしたがってどんな格好になっても構いません
6.充分に味わって気持ちのよさが消えてきたら、きもちのよさが消えた後のからだの要求に従う(自然に脱力することでしょう)
7.脱力後の爽快感も充分に味わったら、もう一度今の快を味わいたいかをからだに聞き分ける。
再度味わいたい要求がからだにあれば1に戻って試し、なければ他のうごきで同様に試してみる
手順を追って書くとなんだかしちめんどくさいようですが、
一度身についてしまうと、1~5秒ですみます(ほんとです)。
そのかわり後半は時には10分を超えることもあるでしょうから、朝の支度に遅れないように気をつけてください。
それと、聞き分けているうちに眠りに入ったり、意識が飛んでしまうと生活時間に差しさわりますから
(変な次元に飛んでいったまま、という危険はないのでご安心を)、
からだの要求には反しますが、はじめる前にタイマーをセットする必要があるかもしれません。
それだけであれだけ痛かった首の痛みがなくなりました。
しかも意識も「むにゃむにゃ」寝惚けている状態から頭しゃきっとしました。
頭が朝からしゃっきりしているのは、大変気持ちがよいものです。1日が違いますからね。
そういえば、さっきまで首の痛みをマットレスのせいにしていましたが、
首を痛めたからこそ、快適感覚でこんなふうにからだは変わるんだ、という機会を与えてくれたわけですね。
そう思えば、マットレスにも感謝(ちょっと無理矢理ですか?)。
自力自動の操体は、患者さんにも是非セルフケアとして身につけて欲しいものです。
歪みはちいさなうちに、自分で責任がとれるものだということを感じて欲しい、東京操体フォーラム全員、そう願っております。
(セルフケアでカバーしきれない歪みはプロに任せていただきます)
しかし、1度や2度教わっただけだと、結構忘れてしまうようですね。もしくは1度の説明ではからだで理解するまでにいかない、ということもありましょう。
何度も繰り返して自力自動の操体を体験して欲しいですね。各実行委員の施術所でも、フォーラムでも構いませんので、
どうぞ直接手を取って、取られて体験しにきてください。
一生の宝になりますよ〜。
さてさて、洗濯物も干したし、元気に仕事にいってきます。
今日も1日のび〜のび、と!
森田珠水