東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

何に見つめられているのか

ハ〜イ皆様!おはようございます〜!!
湘南といえども、山間部に住んでいる(笑)岡村郁生の3日目ブログにようこそ!!
今日もハリハリ漬けを食べながら?張り切ってレッツゴー!!
岡村3日目宜しくどうぞ。


いきなりですが、“波”について学ぶコトが多いこの一年です。
波と言っても、サーフィンで楽しむ波だけではありませんよ!
波長とか、“波動”とか、周波数とか、そんなイメージなのです。

今まであまり詳しく調べることも、昔は勉強したのかもしれませんが、
興味が湧いてくるきっかけもなく、スルーしてきたことでしたが面白いですね〜。

音と光が同じ舞台に立っていたり、電波や熱までも同じ舞台に立っている。
しかももっとスゴイものまで?が網羅されております。

このきっかけとは、私の人生において、今後も大きく舵を取っていくことになりそうですね
(臨床では、オ〜ゥ!ファンタスティック!と言う感じです)


例えば太陽光の中には、
目に見える光(可視光線380nm~780nm)の他に、
見えない紫外線(380nm以下)や赤外線(780nm以上も含まれています。
つまり、波長によって色が変化して見えているというわけです。
(色の波長をスペクトルというのですけれど、そういえばスペクトルマンって知っていますか)

ちょっと雑学的(トリビア的?)ですが、
太陽光や白熱電球に、赤いガラスを当ててみれば赤い光となり、青いガラスを当ててみれば青い光になりますが、
これは全色併せて白い光になっている波長から、その色だけを選択して取り出しているわけです。(サングラスがよい例ですね)

しかし、
LEDの場合には単色ですからその波長のみであって、赤色光ならば660nm,青色光ならば450nmというわけです。
これに関しても面白いのは、人の眼には青色LEDの光が約十倍も明るくみえるらしく、
暗いところで見ると、人によって目障りだ!という場合もあるようです(へェ〜へェ〜へェ〜))
(ちなみに最近では紫色のLEDも開発されたらしいですね)


更に不思議なのは、
その色・光の特徴を“皮膚”そのものは認識しているらしいのです。

例えば、皮膚の修復に対して赤い光が回復を早めて、青い光が遅くする等・・・。
(傳田光弘著 賢い皮膚より)


このような光を照射する機械(カーボンが高いんですよね〜)は昔からありますが、
民間療法だけでなく、これを光線療法として活用していることで、
皮膚科疾患に対しては勿論、様々な臨床成績を上げている医師も増えているらしいです。
(そういえば、私の学生時代の恩師である鹿島田先生も使用されていました)


ちなみに、
赤い色というのは暗い世界に住んでいる生き物に見えない色なのだそうです。
ですから、動物園の夜行性動物の展示や、水族館の深海魚の展示には、
赤い光を照射しているという訳なんですよね〜。(ヘエ〜へェ〜)

それに対して、
青い光というのは水に吸収されやすいのです。
ほとんどの光の色は水面で反射してしまうのですが、
水の特性として青色だけは水の中で吸収されていきますからね。
まさに水色たるゆえんでしょう。(江ノ島水族館にて勉強済み)


少し話題の方向を変えますね。
色気・色男・色を好むという言葉があるように、
ヒトにとっては、愛情や情動、そして欲情さえ関与していると思われます。

実際にヒトは、そのような色があることで生きる意欲を生みだすことが多いですよね。
患者さんや、私の周りの方を見ていてもエネルギッシュかつ、印象が若い方が多いですし。
(かといって、単純に何かが良い悪いの問題ではないのですけれど)

色の三原色、それを感じ取る視覚として認識できるのは、そう多くの色ではありません。
それは、赤・青・緑の三原色であって、それを濃淡組み合わせて様々な色調を“見て”いるのです。
つまりヒトの場合、多くの動物よりは多くの”色”を認識出来るのは、
目の網膜にある、三種類の錘状体細胞が認識しているらしいのです。(干状体細胞は明暗を認識しています)

この事と操体の関連については、
フォーラムにて近いうちに?佐伯理事よりアクションがあると思います!こうご期待!!


しかし、私は思うのです。
この三原色から様々な色を生み出している現象と、
ヒトが他の動物よりも、ずっと多くの色彩豊かな世界を認識している現実はそう簡単なモノではなく、
“現象として”、じつに深い意味が隠されているのではないか・・・と。

単なる“光”の波長として現れてくる“色”そのものの他に、ですよ。

実は“心の問題=想念”として現れている色もあり、それはそのヒトの生き方そのものに生じてくるのかもしれない。
もしかしたら勝手にヒトが作り出している、外向きになっている見せかけの色ってあるんじゃないかな・・・?

例えるとしたらデジタルカメラが普及して、急激に色調の補正が簡単にできるようになった。
その代わりに失われてしまったモノもある・・・な〜んて考えてみたりします。

いや実際、アバタもエクボ?とか、どう見ても緑信号を青信号とか言いますし、
虹の色も、時代やその地域によって4色から7色の認識がありますし、色のとらえ方は様々らしいのです。
要は、脳がかなりの部分を補正しているらしいんですけどね。
(参考図書 池谷裕二著 脳は何かと言い訳する)

それに対して捉え方がシンプルなだけ、皮膚はウソをつかないんじゃないかな〜なんて思うのです。

その参考になるのが盲視と言う現象です。

ちょっと長くなってきましたので、続きはまた今度にいたしとうござる。

それがし、こんなところで失礼つかまつる。(なんで急にサムライ?)

ありがとうございました!