東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

歴女・仏女 その2

そして、すごく恥ずかしいのだが
九州ツアーの追っかけをしてしまったわけですよわたくし(笑)

阿修羅様の。

実はクライアントの方と「阿修羅展」の話をしていて
『東京から九州博物館に阿修羅展を見に行くツアーがあるらしいですよ』と聞いて
『へえ〜、私も阿修羅展2回行ったけど、世の中には物好きがいるもんですね』

と、答えた私も物好きじゃん!!!!

まあ、夏の終わり、仕事で日帰りで博多に行く用事があったのだが(無理矢理作ったいう説あり)、午前中はフリーだったので(いや、無理矢理フリーにした?!)博多から地下鉄で天神に向かい、朝9時半には、太宰府天満宮の参道に降り立っていたわたくし(笑)

太宰府は高校の修学旅行以来である。始発で羽田を発てば朝9時半には太宰府に着くのだ。
帰りに梅ヶ枝餅でも買っていこうと参道を歩み、突き当たりを左に曲がると天満宮があった。早速お参りし、いろいろ祈願。
おみくじを買おうと思ったが、小銭を切らしていて断念する。
しかし、どうしても『管公』というと、『陰陽師』(原作は夢枕獏氏)コミック版の、岡野玲子氏描くところの『管公』を思い出してしまう。どうもあのイメージが(笑)

陰陽師 (13) (Jets comics)

陰陽師 (13) (Jets comics)

実際に、太宰府天満宮というのは、墓所がそのまま神社になっているところで、管公が祟らないように、お祀りして霊をなぐさめたところなのだ。境内を突っ切って目指す九州博物館に行こうと思ったのだが、どうやら道を間違えて山の中に入りそうになったので、慌てて来た道を戻る。もう一度境内を通ってやっと九州博物館へ行く道がわかった。


夏の終わりとは言えまだまだ暑いので、日傘をさしなおかつサングラスをかけ、道をしばらく歩むと、山のど真ん中に巨大なエスカレータの入り口が見えた。これが『九州博物館(きゅ〜はく)』への道だ。長いエスカレータで上がって行き、幻想的な歩く歩道を進んでゆくと、目の前に視界が開け、巨大な近代的建造物が現れた。


入り口でチケットを買い、ロッカーに荷物を預け(博物館、美術館見物の基本)

いざ出陣!

実は、阿修羅様にも会いたかったのだが、薬王様、薬上様にも会いたかったのだ!

http://www.kohfukuji.com/property/cultural/113.html

エスカレータを上がって展示フロアに着く。ふっふっふ〜。三度目だよ阿修羅様。

上野と違って、九州博物館の天井は少し低い。従って、展示方法も上野とは違っていて興味深かった。展示方法によってこんなにイメージが違うとは。特に八部衆像(阿修羅様もこの一員)の展示方法は、上野よりも見やすかった。上野では、阿修羅様は360度の丸いステージに立っておられたが、他の八部衆は背面が壁についており、真後ろから拝観できなかったのである。これは十大弟子像も同じ。ハコの関係で上野より展示数が少ないのは仕方あるまい。

阿修羅様は九州でも女子に群れられていた!
小学生が多かったけど。

上野よりも小さめのステージで、距離は近い。もう気の済むまで拝顔(笑)

しかし、天井が低いのが気になる。この低さでは、薬上様、薬王様が入らないではないか!どこか天井高いのか?九博??

結局、気になったとおり、九州には薬王様、薬上様はいらっしゃっていなかった。残念。

KISSのジャパン・ツアーで九州に行ったらエース・フレーリーが来てなかったと同じ位残念だった(例えがマニアっくですいません)。
もしくは水戸黄門を九州で観たら、かげろうお銀の入浴シーンがなかった!それくらい残念だったと思って頂ければよろしい。と、少しがっかりした私だったが、そこは頭を切り換えて

興福寺で待っててね♪』
いずれにせよ、私が興福寺に行くぞ!と決意を固めたのは言うまでもない。

日本には国立博物館が4つある。東京、奈良、京都は美術系。一番新しい九博は唯一の歴史系博物館なのだ。

その後、折角の歴史系国立博物館に来たのだからと他の展示物も見ることにした。なんと、今回の阿修羅展に合わせて、阿修羅像製作当時の色調復元像もあった。地色は赤。なかなか派手である。阿修羅展終了後も展示されているのだろうか。

しかし、九博は面白い。テーマを歴史に絞り、大陸との交流をはじめ、古代の歴史に力を入れている。
古代の、呪術に使ったと言われる石具や、個人コレクションであるアジアの呪術人形、遣唐使船に積まれていた貢ぎ物の模型やら、
古代日本史が好きだったら一日いても飽きないだろう。
その中に、石で作った用途不明のモノがあった。石でできた20センチくらいの円柱で「何に使ったか不明」と書かれていた。
それが何本も(10本くらい)ならんでそそりたっているのである。なんだか面白い。

う〜む。

私には、リアルサイズの「かなまら様」に見えた(爆)

(以下自粛)



つづく


畠山裕美