東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

「色紙」

今週に入って、朝の目覚めが一段と早くなる。そして平均化している。その日を待ち望んでいる目覚めですネ。
昨日、今日と外は雨まじり、よっぽど寒いのかなと思い、防寒着をまとい、闇の外に出たものも、かなり外気は暖かい。とてもホッとする。

昨夜からフォーラムで配布する色紙に書き込みを入れる。今回はふとした思いつきで、趣向をかえてみる。一つは、クジラの尾ビレを数十本抜き取って筆(ふで)にして書き添えたものと、紅葉して舞い落ちた落ち葉をモチーフに、それをカラーコピーに複写して色紙に貼りつけ、その上から想いの言葉を添えてみた。ふとした思いつきで急遽やってみたことなので、どうかなと思うのだが、・・・・参加者が多いのはうれしいことだけど、その分色紙の枚数が増えることまで考えになかった。まだ人数が確定できないので、おおよその見当で一枚一枚仕上げている。
まだその三分の一もできていないのだから、皮算用してもはじまらないか・・・・。


毎年色紙に添えている言葉は、どうしているのかというと、そのネタは一年365日書き込んでいる日記帳の中にしまい込んである。
それと、色紙に向かっている時に浮かんでくる言葉が三分の二ほどあるんですよ。つまり、「旬の言葉」ですネ。旬のものを添えられるのが一番いいと思っているけれど、色紙の数ほど湧き出てくるわけじゃないから・・・。
色紙は、人生訓あり、体験や経験の中からつかんだこと、失敗談から得たものもあって、私自身色紙を書いていてたのしい。それに、命、その生命に意識をおいていると、生命そのものから頂ける言葉、感じてくる言葉も拾えるんだネ。この命に意識をむけると、まだ知らない言葉がたくさんあるんだろうなと思う。とにかくネ、四六時中操体のことを考えていると、どうでもいいようなこと、不要なことは滅多に入ってこないものなんです。雑音っていうのでしょうか、雑念がないんですよ。ですから、僕自身、自分の内なる自分にかなり忙しいんです。何か、たくさん意識の中で脳細胞を、頭を使っているんですネ。この生命には私自身が創造(つくり)出した条件なるものは元々無いのですから、つくり出されてあるものを、そのまま有難く頂いているだけなのですから、その気なら、なんでも手に入るようにできている訳です。無条件で無限なる有難きものが生命ですから、いかにこの生命(イノチ)といい関係でいるかですネ。人間関係とて、いかに自分との信頼関係を保っているのかということなんですよ。自分が好ましい状態にあることが一番大切なことなんじゃないかな。自分のことや他人のことで怒りを覚え、爆発させることもあるけど、腹が立つのだから怒りは怒りでいいよ、しかし、後に引きずらないように、私は後で自分に謝る。「ごめんなさい」ってネ。

その想いが怒りなんだから、謝ってしまえば怒りは消える。怒りを正当化すればするほど怒りはおさまらない。

三浦寛