東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

脳の中の心

 二日目よろしくお願いします。
 今年一年新たな出会いがありましたか?きっとあったと思います。僕も今年たくさんの人との出会いがありました。これからの人生にとっても大切な人との出会いなど。そして気付きます「人の心」について。心って不思議ですよね。感情とも、からだとも、他人とも、別世界とも、宇宙とも影響を受けたり交わることもできる神秘的なものではないかと思います。
 今日はからだと心について書いてみたいと思います。
 心とはどこにあるのでしょうか?
 17世紀にデカルトが「脳と心はそれぞれ独立したものである」という心身二元論を唱えていますが、近年では数多くの科学者による研究や検査機器の発達により「心は脳の働きによってつくりださせるものである」という一元論が成立されており、現在の脳科学では「心とは脳が生み出すもの」ということのようです。
脳科学では、心は脳の前頭前野にあるとのことです。
心の病で一般的なものの中にうつ病があります。うつ病は脳内物質のセロトニンやアドレナリンが不足し発症するとされています。
 恋愛の心も脳の働きによって生まれるそうです。恋をすると大脳辺縁系や視床下部が反応し、脳下垂体に命令をだして女性ホルモンであるエストロゲンを分泌させ、恋によって女性は美しくなるというのは、この脳のホルモン分泌が関係しているようです。
 たしかにホルモン分泌や脳活動によってからだは変化すると思います。からだの中枢が脳ですから、脳とからだの関係は一致するということは僕自身も納得しました。しかし脳の反応だけで表現できないものが心にはあるように思えてなりません。
でも脳科学者がとてつもない研究データの中から出した答えなので間違いないと思います。ただこの世には説明のつかない非科学的なこともあると思っている人間としては、心を科学的に説明できるものではないように感じますが、皆さんはどう思いますか?
 明日のブログは僕自身の考えを書いてみるのもいいかもしれませんね。非科学的な考えですけど・・・。
 ありがとうございました。