東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

一富士、二鷹、三茄子、そして4着物?

皆様、あけましておめでとうございます。
本年も東京操体フォーラムをよろしくお願いいたします。
福岡から秋穂理事の命を受けてバトンを引き継いだ、茅ヶ崎の”空想でっか”龍こと岡村郁生です。
一週間よろしくお願いいたします。

さて、初夢は皆さんごらんになりましたか?
私は昨年に引き続いて、何故か?
「三浦理事長と愉快な仲間達」みたいな夢ばっかり見ています。

初夢の中では、何故か?美術の先生をしている三浦先生が、
いろんな方々に指導しながら熱血先生をしていました。
厳しく忙しく教え子達の質問に答えながら、とうとう私のところへまわってくるのです。
そこで、何を言われたかと言えば・・・、

「お前の描いていることはわかる。お前自身が面白ければ構わないと思っているかもしれないが、
 それではお前らしくないことに、いい加減気がついたらどうだ?」
・・・と言うようなことを、昔のサムライのようなドキッとする眼力で言われる始末。
それならば、
ムキになって思った通りのことをおこなうと、
  「ウン、それで良いんだよ!」
と言うようなことを言われるのです。アア・・なんともリアル!これが初夢とは!!

以前、仙台の今昭宏顧問から温古堂での修業時代のお話で、
温古堂にある掛け軸をみて、橋本敬三師に質問してみると大きな声で「何でも良いからやってみろ〜」
と言われて、今先生はその掛け軸に急いで書き足したら・・・、
ニコニコしながら橋本敬三師は、「それで良いんだよ」とおっしゃった、それがこんな感じのお話でしたね。

本当に昨年からなのですが、
何故か?夢をよく見るようになりました。
カラーで、周りにいる人物がほとんど顔見知りばかりなんですよね。
ただ一つだけ、不思議なことがあります。

夢の中の僕は、ほとんど自分の声を出さないのです。
言うならば、映画を見ている感じなのですネ。

本年も東京操体フォーラムの一員として恥ずかしくないように、(自分自身の活動はともかく)
しっかり発信できるお年玉や、打ち上げ花火をあげてみます。

それでは、一週間よろしくお願いします。

年の初め、この時期ならではのお楽しみといえば・・・、
初詣、おせち料理、福袋、そして着物?
新春のテレビを見ていてもわかるように、お正月らしさの演出にお正月は着物があります。
元々日本にあるものでありながら、いつまでも新鮮な感じがあります。

(着物(きもの)は、日本語では以下のものをさす。以前は著物とも書かれた。身につける衣服一般を指す。
 洋服に対し、古くから日本で着用されてきた衣服としての和服(和装)を指す・・・ウィキペディアより)

着物に限らず、伝統的なものとは本来、
このように色々な応用が利いて、しかも充分に実用的でありながら機能的なんですネ。
そして何よりもお洒落!これは個人的にも外せません。

それというのも僕の父親は、
私が学童期から思春期まで呉服関係の仕事を自営業でしていたのです。
ですから、反物とか着物とかは意外に身近なものでした。

自営業であればお客さんの都合次第でもあり、
小さい頃の日曜日といえば「今日もドライブに連れてってやるゾ〜」と言う父と一緒に、
お客さんの家を車で伺ったり、公民館でイベントをやったりするのに付いていくのです。

その時は車で一人待っているので、その頃から僕は空想するようになりました。
しばらくポカ〜ンとしていると、色々なものが遊んでくれるように感じてきます。
例えば、
ボールペンが僕を乗せてロケットになって自由自在にワープしてみたり、
車のシートは机になって、そこらにある色々な動物と戯れてみたりするのです。

エッ・・それは一歩間違うと危ないって?
マァそうかもしれませんけれど、実際に目に見えていることだけでは遊べませんよ。
毎回、車の中で長いときは二時間くらい待っているわけですから。

何でもそうですが、愉しむにはコツがあると思います。

形あるものだけで遊んでいては勿体ない。
目に“見えていることだけ”で遊んでいては飽きてしまう。
そこにあるものを、
“与えられた遊び方”で遊んでいても、いずれ飽きてしまう。
自由であれば、底知れず愉しめる。
そうなんです、見えない世界とは意外と・・身近なのかもしれません。

臨床そのものも同じで、
いつでも同じことを繰り返しているとすれば、
それは仕事ではなく、作業になってくるのでしょう。

基本があって応用がある。
その基本を成長させていけるのが操体の学びでもあります。
そう考えてみると、
“からだ”を診せて頂く臨床そのものが応用であって、その基本単位とは、イノチにあります。

イノチという最小単位にして感じ取れば、相当なものが含まれています。

その理由となる大切なこと、それは自分のことを学んでいるのです。

そういえば僕自身、小さい頃からよく言われましたね。
「勉強してもしなくても良い、だけど困るのは自分自身なんだぞ」・・・と。
そう!思い出しましたよ、三十年ぶりに(笑)
空想も大好きな僕は、車の中で学校の宿題もしていましたね。

まあ、そういうわけで・・飽きずに学び続けられることは、大切なのです。

それでは皆様の本年の本気に、アタックチャーンス!!
ありがとうございます。


岡村郁生