東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

ずっと好きだったんだぜぇ

多分、誰しも人生の中で一度は、ミョーに耳について離れないフレーズだとか歌だとかがあったと思います。
私も古くは小学校時代の担任が算数の時間に直角三角形って言うフレーズが何故だか必ず、
「直角〜↗」って発声する部分でいつも声が裏返る先生や、高校時代の原動機教科(工業高校だったもので)の先生の
ディーゼルエンジンと言うべき発音が昔ながらの、ジーゼルエンジンとしつこく言っていた某先生など今思い出しても笑ってしまう。
そんな中でも特に耳につくのはやはり歌ではないだろうか、フレーズが気になって気になってしょうがない!とか、
歌う気もないのに気が付くと取り憑かれたように口ずさんでいたりなど・・・歌はMagicである。

特にCMソングはその影響が大で、昨年のヒット曲の殆どがいわゆるタイアップと曲が大半を占めており、
サビだけをしつこく聞かされていると悲しいかな覚えてしまったりと、まんまと企業戦略に乗っかってしまっている自分がいる訳です。

特に家内はCMソングにツボがあるようで、家内の口ずさむCMソングにイラッとしたり突っ込んだりと、
過去にも数々のやり取りがありました。

そのバトルの最初は原田知世がヘンテコな渦巻き状のワンピースを着て、20年位前にエアコンのCMで歌っていた
「回る回るよスクロール♪とっても速くて力がつよぃい♪弱いエアコンはいりませぇん〜」と言う間抜けな歌?でした。
特に最後のフレーズが音程が微妙にフラッとするので余計にイラッとするのですが、今でも音程に関しては家内と意見が合わず、
未だに二人で「弱いエアコンはいりませぇえ〜んん♪」などと音程比べをしたりしています・・・

その家内の第二弾は中尾ミエ紅茶のTESS(テス)と言う商品のCMソングを数十年前に歌っていて、それが
「あなたも私も紅茶っちゃぁ♪紅茶っちゃぁのTESSなのよぉ♪」ってこれ又、微妙な音程ソングとして夫婦の間ではブームでした・・・余談ですがこの曲は以前、今は知りませんが、オリックスバファローズの応援歌にあったようです・・・
共通は数日間はぼーっとしている時にふと口ずさんでしまっていると言うことです。

そんな私が最近、よく口ずさんでいるのが斉藤和義「ずっと好きだった」という曲です。
今、割にガンガンCMで流れているので耳にされた方もいるのではと思います。
「ずっと好きだったったんだぜぇ♪」ってフレーズの曲です。

斉藤和義自体も結構好きだというのもあるんですが、寧ろ出演者にインパクトがあるというのも今回ツボに入った原因であろうと思います。
このCMは資生堂「IN&ON」って化粧品のCMなのですが、出演者はほぼ我々がお世話になった世代?と言いますか、
細目で見ると未だいけるかな?などと一人つぶやいてはおりますが・・・

薬丸(石川)秀美(43歳)伊藤つかさ(43歳)荻野目洋子(41歳)河合その子(44歳)の四人が出演しており、
おニャンコやら少女人形やらダンシング&ジタバタ薬丸など、懐かしさ満点の顔触れです。
自分の若かりし頃をフィードバックして妙に懐かしいなぁと思いつつも、時は残酷なりと思ってしまいました。

この感覚って数年前にも味わったなぁと思ったら、42歳の本厄の同窓会の時でした。
しょっちゅう会っている同窓生もいれば、数十年振りに会った同窓生もいて、驚きと感激で怒濤の数時間でした。

一番ビックリしたのは外見上の変化でした。これは男女共に感じました。
キレイに頭が禿げ上がって親父さん来てるんだと真剣に思った同級生や、○○ちゃん所のお母さん、
変わんないなぁと思ったら本人だったとか・・・
中には逆にあんなキレイな子居たっけ?って思っていたら、全然クラスで目立たない存在の子だったのに、
べっぴんさんに成っていたりと、まぁ楽しませてもらいました。
中には同窓会の度に名前が変わっている強者も居て、新しい名前を覚えるのが面倒で旧姓で呼んでいる子など、
顔は明らかにおっさん・おばさんなのに、気持ちだけは中学校時代に戻って大笑いをした記憶があります。

安心したのはその当時好きだった子は変わらずにべっぴんさんだったことでしょうか・・・
久々にきゅん!ってなりました。。(=^_^;=) デヘデヘ

但し、年の取り方と言いますか、昨今の風潮には結構戴けないなぁと思うことも多々あり、
某テレビ局の魔女の何ちゃらって番組があるのですが、戸籍年齢がそこそこ行っている方達が、
私こんなに若いのよぉ!みたいな感じで、20代位の女の子が着るような服を着て無理矢理若見せしている光景は、イタイというか
ちょっと戴けないと思って見ています・・というよりすぐチャンネル変えるんですけど。。

勘違いしているのは、若く見えるからその女性が素敵と思う男性は居ないってことですね。
50歳の方が20代の服着ていたら頭大丈夫?って思いますし、逆に20代前半の子がブランド物のバッグを持っているのも、
似合いませんしねぇ。。
40代には40代の方にしか出せない魅力がありますし、50代・60代の方でも私らから見ても格好良いなぁとか、
素敵だなぁと思う女性はたくさんいらっしゃいます。
魅力ある女性・男性とは自分が何者かを知った上で、自身の良さを充分に出し、コーディネート出来る人のことを言うのではないかと思います。

一つの道をきわめた人から出る独特のオーラは凄味を感じますし、存在そのものがブランドになるのだなぁと、
先日、実行委員である京都の小松氏の知人の方で、韓流スター御用達プロカメラマンの方に著者近影用写真の撮影会をお願いしました。
三浦理事長畠山先生小松氏辻氏山本氏に私と参加したのですが、その時のカメラマンの方が言われたのが、
「さすが、三浦先生は違いますねぇ。。」「最初の一枚目でもう、終わってるんですよ」
「一枚で止めちゃうと何なので、後も撮りましたけど、本当に最初の一枚目で決まってました。。」
要は最初に一枚撮った時の姿に全てが集約されていて、有無を言わせぬ凄味が其処にあったということのようです・・・

むむむ。。さすがです・・私、何枚撮ったか覚えてないです・・・


福田勇治