東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

写真撮影

先々週の土曜日の夕方、東京操体フォーラム実行委員のうち有志が集まって写真家のプロ、白井氏に一人一人写真を撮っていたヾいた。公私用に使える、写真である。プロの目で撮る、撮っているのだから、最高のものを撮るツボを心得ているから、さすが、撮られているその対象の緊張をほぐすのもさすがである。たヾ、意識して作られる表情には、どこか硬さや無理がある。どうしたら納得いくような写真を撮ってもらえるのかを考えてみると、顔や、からだの緊張をほぐすことを考えてみればいい。細胞そのものをほぐす手段がある。細胞フェイスをつくる。それが生きた被写体となる。僕がこころがけることは、尊敬している人、一番愛せるものをイメージすること。それをイメージしながら、撮れたものは最高に表情が生きているのだ。表情がゆるむ。又しまる。その無意識がつくり出す。つくり出せる表情とは、このイメージが大切なのだ。このイメージを描くことによって、細胞そのものが最高でステキな表情を生み出すのである。ですから、自分の人生の中で、尊敬する人がいない、一番愛せる存在がない、ということは、いくら美人でもその表情には写し出せるものがないのである。ゆたかなものがないといふことになる。つまり、これという表情が自分に無いってことになる。ですから、自分の美しさ、かわいらしさというのは自分の生き方にかかわってくる。尊敬しうる存在を育ててきたか、ご縁を持たせていただいたか、最も尊敬でき愛せるものが自分であるのが最高である。会ったことがなくても、本をとおして、それらの存在を見いだせることだって可能である。それによって細胞が輝いてくる。生き生きとしてくる。そこにこんなステキな自分が写し出されていたんだと新たな気づきをもつであろう。


三浦寛


二見興玉神社夫婦岩