東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

学ぶ姿勢

 三日目です。今日もよろしくお願いします!
 最近ふと思ったのですが、自分の学ぶ姿勢というか学び方が以前の自分と違うような気がします。もともと勉強嫌いのスポーツ大好き人間で、高校時代までスポーツに時間を費やし、勉強しなくても生きていけるなんて勝手な持論を作ったりして(汗)、でも仕事には痛みを治療したり、トレーナーなどのスポーツ選手と携われる仕事がしたいと思いリハビリテーションの学校を選び受験勉強しました。
 リハビリテーションの学校に合格して名古屋の4年間の生活は、これまた勉強嫌いからなのか、夜の世界に・・・。なんと当時全国でも有名だった某ディスコで毎晩働いていました。このままでは国家試験に合格しないと思い、某ディスコを辞め国家試験勉強に励みました。
 国家試験合格後はスポーツ選手の集まる病院に就職し、周りのリハビリスタッフや医師に煽られながら、手術内容の勉強、学術的勉強から学会発表、リハビリの研修や勉強会に全国をまわったりと今考えてみても頑張っていたと思います。
 自分でいうのもおかしいですが、やる時はやる男だったようで寝る時間を削っても弱音もはかないで頑張れるようです。
 でも!ここまで読んでも気付いた方もおられるかもしれませんが、この学び方は基礎をつくるため、選択を広げるための自分を追い込みながらの学びで、学びに自分から進んでいく探究心というか、自分から意識をむけて気づきを得る学びができていなかったのです。
 ところが・・・操体を学ぶようになり、操体という学びを通してからだを考えていくと、今まで学んできたことがひとつに繋がるというか、「なぜ?」「どうなっているのだろう?」という疑問からはじまり、自分で文献を集めたり、データを集めたり、復習してまた疑問が生まれたりと、自分の時間を見つけては学ぶ姿勢が生まれているのです。学ぶことが楽しいと感じている自分がいるのです。その意識を少しずつ積み上げていくと、自分に問いかけている自分がいたりと、これが学びなのかなと思う時間を感じることがあります。
 学び方は人それぞれあると思いますが、自分の学びができた時に気づきや楽しさが生まれ、自分の学びが積み重なり周りとの共感・共有する喜びが感じられるのかなと思いました。
 この先どんな学びになっているのか楽しみにしながら、今を大切に学びながら積みあげていきたいと思っています。
 ありがとうございました。