東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

連想法記憶術

みなさんこんにちは!7月14日、第4日目のブログです。
7月14日といえば、私が20年程住み着いた京都・美山町田歌(とうた)の祇園祭の日です。

私も、奴(やっこ)役でよく踊ったものです。
この日は、どんなに雨が降っていても、正午には晴れてくるから不思議でした・・・・ああ・・懐かしい・・みんな元気かな?
お祭りの無事成就を心からお祈りいたします。

(午後5時頃、我が家に住んでいる友人に電話したところ、京都は大雨で、京都市内から美山に行く国道は土砂崩れ。それにも拘わらず、祇園さんが始まる時だけ晴れて、お祭りは出来たそうです・・・・・やっぱり神様はいらっしゃいます)


さて今回は、悪戦苦闘している学校での様子をお伝えしたいと思います。私の通っている医療専門学校は、年間6回(実技試験2回を含む)も試験があります。そして、3年の3学期には国家試験より遙かに難しい卒業試験があり、それをパスしないと国家試験を受けることができません。

ノー天気のおバカさんは、そんなことも知らずに入学。
まあ〜のんきな話です。

小学校の頃から、私は国語が苦手。
まず、本を読むのが嫌いで、外で日が暮れるまで遊ぶのが日課でした。
得意な科目は、美術、体育、算数。
算数は、「ボクは頭がええ!」という単なる思い込みだけで、得意な科目にしていましたが、高校になり、「オレはアホじゃった!」と気付くや否や、極端な不得意科目。

つまり、国語、数学が出来ない劣等生!もちろん英語は最低。
そんな高校時代を過ごした私です。
特に、記憶力が悪いので、一夜漬けもそれほど効果をあげませんでした。
そんな私が、2浪したあげく見つけたのが、連想法記憶術。

当時、しっかりとこの術を身につけ、一時、劣等生から並の受験生に変身したことは確かなのですが・・・・それを使う機会が全くなくなり術が消えてしまいました。

大学では、作品提出(芸術専門学群彫塑科)でペーパーテストなし。
企業で働いた経験がないため、テスト、レポート提出なし。
再び、劣等生への道を歩む事に。

そして、一年半後には国家試験が待ち構える学生になったのです。

幸い、昔から記憶力が悪かったので、年齢というのは全くハンデイにはなりません(何が幸いするか分かりません)。
むしろ年の功か、睡眠時間5時間で十分。早起きは得意。
その上、気分は少年。頭はノー天気。
老眼鏡使用のハンデイ以外は全くなし。

そんな中で、例の連想式記憶術を思い出さなくてはなりません。
この術の基本はイメージとイメージの衝突。しかもあり得ないようなハッとする場面を産み出し、記憶を定着させる方法です。
例えば、「豚が空を飛び、雲に衝突、その瞬間マリリンモンローが降ってきた」とします。
こんな決してあり得ない場面に遭遇すると、人は誰でも記憶します。
これを連想式に繋げていき、ナンセンスストーリーを作ってしまうのです。

例えば、経穴を覚える場合。
太陽膀胱経:睛明→攅竹→眉衝→曲差
睛明のイメージは、父親(清明)神主の格好。
攅竹のイメージは、竹林に太陽
眉衝のイメージは、眉毛が衝突
曲差のイメージは、サーカスの曲芸師。
これらのイメージをぶつけ合って連想し覚えていきます。

睛明→攅竹
神主の父親が竹林の中で太陽に向かい祝詞をあげる。

攅竹→眉衝
その太陽を太い眉毛がぶつかって挟む。

眉衝→曲差
太い眉毛2本を、曲芸師(ピエロ)がつかんで眉毛回し。



これらのイメージを文字で表すと長くなりますが、イメージするのは、数秒。ですから、個々の経穴イメージが出来ると、連想して覚えるのはあっという間です。

そのため、361の経穴を入学して約1ヶ月で覚えました。
但し、これは忘れる為に覚えたので、完璧には覚えていません。
というか、イメージが徐々に薄らいで行くのを感じます。
そこで、教科書にある経穴の余白に鉛筆で、イラストを描いていく事にしてみました。
すると、ぼやけていたイメージが、ある程度はっきり。
しかし、まだモノ足りません。
また、私の場合、イメージして浮かびあがる場面は、うっすら色が付いているだけです。
そのため、色の力を借りるまでは行っていませんでした・・・・・

   突然ですが、今日は、ここまで!!!!

ということは、明日のテーマは、どうやら・・・・・・色?
お付き合いありがとうございました。では また あした!


佐伯惟弘


8月28、29日は大徳寺玉林院にて「東京操体フォーラム in 京都」開催
9月18、19日スペイン、マドリードにて「操体フォーラム in マドリード」開催