東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

小人になってきました。

お久しぶりです西田です。
今週ブログ担当なのですが、中谷さんの投稿を見ていて
「あれ、中谷さんということは、次は・・・」という感じに気がつきました。。。
そんな感じではありますが、1週間宜しくお願いします。

さて、今日は少し前に東京現代美術館へ「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」を見に行ったのですが、その時の事を少しお話させて頂きます。
実は僕自身はまだこの映画は見ていなかったのですが、美術監督である種田陽平さんの名前をみて、実際に立体化されたセットが見られると言う事で行ってきました。
種田陽平さんは、ご存じの通り数多くの映画の美術を担当されていますね、
僕は「アマルフィ 女神の報酬」という映画の時に特集番組でこの方の細部へのこだわりが、やはり一流なのだなと感じました。
その細部への気付きと妥協するかしないかと言う事が一流とそうでない人達との差なのかもしれませんね。美術館にも三谷幸喜監督の『THE 有頂天ホテル』やクエンティン・タランティーノ監督の『KILL BILL』の時の美術が展示されていて
見る側からしてみればそこまで見ている人の方が少ないなという部分までのこだわりを感じました。
これは臨床にも似ているのかもしれません。

さて、実際に見て。
小人からみた世界とは、どのように見えるのか?昔よく読んでいた、コロボックルの本を読んだときもよく想像していました、
「鉛筆はバットくらいかな?」とか「チョコレートなんか食べきれないな」とか・・・ただ自分が寝転んで低い姿勢からみた世界とは違う世界、見える視点がどのように見えるのかが楽しみでした。実際によく計算されていて意図されとおりに自分が小人になっていました。
瓶も鉛筆も灰皿も、そしてゴキブリちゃんも見事に再現されていました。
僕が子どもの頃想像していた世界が目の前にありました、「実在の空間に迷い込み、アトモスフィアに浸ってもらいたい」と言っていた通り自分の想像ではなく実際自分が小さくなった世界に触れる事ができました。
残念ながら写真撮影は禁止なので写真はありませんが興味のある方は足を運んでみて下さい、そしてその足で京都でのフォーラムへ!!!いよいよです!京都大徳寺も楽しみです。


西田尚史



8月28、29日は大徳寺玉林院にて「東京操体フォーラム in 京都」開催
9月18、19日スペイン、マドリードにて「操体フォーラム in マドリード」開催
2010年操体法東京研究会定例講習は9月から始まります。