東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

アトピーと操体

最近、アトピーの人をみています。今までも何人かいましたが、比較的症状がおちついていたんだなと今では思います。

20代女性。子供の頃、喘息とアトピーを発症、近年は落ち着いていた。
昨年、急性腸炎になり、冬に皮膚の調子を崩す。同時期に右足首を捻挫、疲れが出ると、からだの歪みが気になる。皮膚科にてステロイド処方。

当初は、捻挫が主訴での調整だったのですが、脱ステロイド後の痒みが表面化してきました。アトピーではこの時期が一番つらいらしいですね。痒みを我慢できずに掻いてしまい、出血、その後は痛くて動かすのもつらいらしいですが、それでも掻かずにはいられない。黄色い浸出液が透明になるまで出し切ることが必要のようです。

症状に関わらず、やることは変わらないのですが、何とかしたいなという思いが強いです。アトピーの人は共通した特徴があるようですが、みていて思い当たるようです。

操体では、まずひかがみですね。最初に担当した頃は、軽く触れただけででも、飛び上がるほどの圧痛がありました。今ではだいぶ改善していますが、からだの歪みがここに表われないことはありません。もともと歪みは多い人でした。
現在気になる点といえば、左足親趾、内果と、胸椎横の圧痛です。
ちなみに、現在は右利きですが、潜在的には左利きと思われます。

痒みが出ているときは、じっとしていられないのですが、幸い、最初に足趾の操法を行うと、落ち着いてくるようです。そこから渦状波(皮膚へのアプローチ)に入っていきます。

本人もよく調べて勉強しているようなのでこちらが教えてもらうことも多いですが、出来る範囲で手助けになればいいなと思います。


辻知喜


2011年東京操体フォーラム分科会は4月29日に千駄ヶ谷津田ホールにて行います。http://www.tokyo-sotai.com/

2011年2月から足趾の操法集中講座を開始します。


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