東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

自然に癒しを求める

 二日目です。よろしくお願いします。
 寒い日の朝はゆっくり暖かい布団の中でゴロゴロしていたい気分ですが、何故か朝は4時50分に目が覚めます。ちなみに夏場はレタスの出荷がある時は午前3時50分に目が覚めます。目覚まし時計もセットしていますが、だいたい目覚まし時計が鳴る数分前に目が覚めます。これは、毎日の活動スケジュールが体に刻まれ、感覚として養われているからなのでしょうか。人間の感覚とは、特殊感覚として体内に時計も持っているようです。
 このからだには五感などの特殊感覚も、皮膚や筋などの体性感覚も、内臓感覚もすべて感覚として、からだには備わっているのにも関わらず、この素晴らしい感覚を活かしきれていないからだが多いのではないでしょうか。からだの感覚はすべてに通ずるような気がします。
 僕の冬場の一日は、天候がよければ5時からランニング、雪に日は庭の雪かきから一日がスタートします。
 この週末の朝は雪かきでしたが、庭も周りの山々も全てが雪に覆われました。

 まだランニングや雪はきをはじめる頃は静かな夜といってもいいくらいです。田舎ですので月明かりや星空、暗闇などの宇宙を感じそして太陽が出てくる瞬間を迎えます。この時の瞬間は、自然の雄大さを感じる一時です。どうやら僕にとっては自然を感じているときが、活かされている生命を感じ、感覚と向き合うとても大切な時間のようです。
 頑張りすぎるということは、感覚のフィルターによって(2010年10月6日の実行委員ブログを参照)感覚を感じるセンサーを鈍くする可能性が考えられます。人間が大自然の中で、マイナスイオンなど癒しを求めるのも、宇宙や自然の大きな懐に包まれ生かされているという感覚や、からだの感覚と対話し本来持っている感覚のセンサーをリセットしたいという本能をもっているからではないでしょか。
 からだの本能に快適感覚を通して、からだを良い方向に向けたいというチカラがあるからこそ、ひとは自然に癒しを求めるのではないかと思います。
 ありがとうございました。