東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

「キャー!!」

おはようございます、ブログ5日目。
昨日は性をテーマに漆から入り、相撲にまで展開してしまいました。
まだまだ相撲に関しては思いがあるのですが・・・・今日は、全く別のテーマから進めます。
サッカー・・・
私は野球小僧だったため、全くサッカーに興味がなかったのですが、W杯での日本チームの活躍ですっかりファンになりました。
オランダで一躍ヒーローになった18才の宮市亮(フェイノート所属)。ドイツでドルトムント首位の立役者・香川慎二。ガンバ大阪の天才・宇佐美貴史。スペインリーグ・マジョルカ家長昭博等々・・・今後の日本サッカー界は前途洋々。

その中でも、インテルミラノに電撃移籍した長友佑都の活躍には胸が熱くなります。郷土が同じ愛媛ということもありますが、そこを差し引いても彼の人間的魅力に惹かれます。
長友選手は、中学校の時から「西条(市)に長友あり」と知られていましたが、あまりにも小柄(当時150センチ以下)なため、愛媛FCの傘下のジュニアユースに所属できず、地元中学のサッカークラブに嫌々入部していたそうです。練習にはいかず、ゲームセンターで遊ぶ日々・・・それをコーチの井上博さんが
「おまえの履いとるシューズは、お母さんが汗水流して、こおてくてたんじゃろが!おまえのそんな姿をお母さんが見たら泣くぞ!」一喝。
この一言が片親で育った長友選手を目覚めさせ、練習に励むようになります。
そして「自分作り」「仲間作り」「感謝の心」この3つの言葉をコーチの井上博さんは教え続けました。その中でも「感謝の心」は徹底的に言い続けたそうです。
その結果が、インテルミラノ移籍後の発ゴールでの「お辞儀パフォーマンス」となり、ヨーロッパ中に知れ渡るようになりました。
長友選手のインタビューを聞くと、必ず感謝の言葉と仕種(しぐさ)が出てきます。その言動から多くの人々に愛されているのがよく分かります。

この「自分作り」「仲間作り」「感謝の心」は少年に対するコーチの教え。
これを、大人に対する教えに置き換えると、
「自分作り」「伴侶作り」「感謝の心」となるように思います。これにより核ができ、子供、仲間という社会性が生まれてきます・・・この核つくりに操体が最も良い・・・・

橋本敬三先生著の「からだの設計にミスはない」の21pより抜粋。

奥さんとダンナさんがお互いにね、
・・・・
「どうも俺、背中のこの辺が調子悪い。こっちへ動かすといたいから、その時はその反対へ動かせばいいんだな」
「私、手伝ってあげるから、うつ伏せになったごらんなさいよ」
「じゃ、お願いするかな」
「どの辺が痛いのよ、この辺?」
「ああ、そこだそこだ」
「それじゃ、私がここにてを当ててるから、あなた、息を呼
(は)きながら、痛いのが痛くなくなるようにからだを動かして逃げてみてよ」
・・・・・・・
「ああ、痛いのがとれてきた、とれてきた」
というふうに、夫と妻が、親と子が、彼と彼女が、友だち同士が、お互いに心を通わせて相睦み合ってやり合えば、世の中も平和になるんじゃないかな。(以上、抜粋)

橋本先生がおっしゃるように、夫婦仲良く感謝の気持ちで操体をすることが、お互いの結びつきを強くし、強いては、充実した性生活へと結びついていくことになると思います。

さて、話をサッカーに戻します。You tubeなどで、サッカーゴールシーンをよく見るのですが、その時の熱狂ぶりたるやもの凄いものがあります。特に、歴史の古いヨーロッパのスタジアムで繰り広げられているのはまさにお祭り。
敬虔なキリスト教徒がはめを外すことができる身近なお祭りなのでしょう。
日本におけるお祭りは、五穀豊穣をお祭りするため、セックスとの関わりが強いのですが、西洋のお祭りは五穀豊穣のお祭りであっても、セックスとの関わりは少ないように思います。
そのかわり、スポーツ(日本では、明治までスポーツはなく、お祭りが全て!!)というお祭りにセックスを感じていたのでしょう。
サッカーなど、その典型。
相手ゴール(相手のねーちゃんの子宮)にどちらのチームが精子を多くぶち込めるか!!
まあ〜ちょっと下品ですが、こんな感じに思えます。イギリスが発祥の地といわれていますが、貴族の乗馬などとは、違い庶民のスポーツであったことが伺えます。
スポーツは肉体を使った競い合いのため、どうしても種の優劣を決めます。それが、卵子までの精子の争いと相似形になるのは、明らかです。
スポーツの存在しなかった日本では、もちろん祭。
長友選手のふるさと・西条市の大太鼓祭りは有名。そのお隣の新居浜市・大太鼓祭りは日本三大けんか祭りの1つ。
大太鼓の乗った山車の前面には長さ5mはある梁のような丸太ん棒が4本。これを武器に2台の山車がぶつけ合いのケンカをするのです。
死を覚悟の大ゲンカ!!
4本男根と男根が衝突、「キャー!!」女性の叫び声。
これを聞いて男達は、益々闘志が沸き立ち再び、男根衝突!
「キャー!!」
延々と続くわけです・・・悲しい性・・・
今日は、まとまりのないところで、おわりといたします。
「キャー!!」・・・


佐伯惟弘