東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

余韻をたのしむ

今回は「性」というお題のなかでのブログでした。本日は最終日の7日目ですので、終わりにちなんでSEXが終わったあとの余韻について書いてみたいと思います。
SEXのあとの余韻についての行動は男性と女性ではどうやら違うようです。男性はSEXが終わると、すべての行為が終わりとして女性から身体を離したがるようです。逆に女性は、SEXが終わったあとの余韻に浸りながら、身体を寄せ合っていることを含めてSEXとしている(願っている)というアンケート結果がありました。この内容も本能という点でも男性と女性の違いによって起こる行動パターンだそうです。
男性は、何億個という精子を製造し、それが一定量になると放出するという性的なメカニズムがあります。つまり精子放出欲が性欲放出メカニズムに変わり男性のエクスタシーは放出(射精)によってもたらされていて、男性のSEXは射精することでからだが終わりとして反応するそうです。射精まで女性の身体を求めてやまなかった男性が射精した瞬間に、潮が引くように女性から離れるのは男性特有の性的メカニズムとされていました。しかし女性の、セックスに対する心理メカニズムは行為が終了した後も、エクスタシーの余韻が継続しています。女性は、愛撫から徐々に高まりはじめ、エクスタシーに達しても、ゆるやかなカーブを描くように快感が尾を引くようにできているそうです。このため、SEXあと女性の脳裏ではまだエッチ行為が継続していてその余韻の中でも、男性に身体を触れていて欲しいとなるようです。また、女性は男性から放出された精子を子宮内の卵と結合しやすくするため、SEXが終わったからといって、急に激しい行動はできにくく、しばらくはじっとしているようにと脳に組み込まれているとのことです。この女性のSEXあとの行動は、からだが必要あってのことだということを男性は理解していたほうがよいかもしれませんね。余韻に男女であじわう時間こそが、欲のない時間になり、本当の男女のからだのコミュニケーションになるのではないでしょか。
1週間お付き合いありがとうございました。

東京操体フォーラム in 京都2011は8月28日(日)に開催されます。北村翰男(奈良漢方治療研究所、奈良操体の会)、三浦寛

Sotai Forum in Madridは、9月24日、25日の二日間、マドリードにて開催されます。三浦寛

2011年秋季東京操体フォーラムは11月6日(日)、東京千駄ヶ谷津田ホールにて開催予定です。