東京操体フォーラム三浦寛理事長から頂いた言葉『正師とつながる』。
一つ一つの言葉は、その後から反芻されて様々な想いと重なりつつ、日々の臨床で導かれていく。
実際にそれは、操体の創始者橋本敬三正師と繋がっている言葉でもある。
今回のテーマ『時間』と『空間』について学ぶ意味。
これは、いまのワタシに必要な言葉なのであろう。
最近の”*操体個人レッスン”では、「差をつけない」という言葉に響いたのである。
差をつけないということは、足りないと考えたり減らそうとしないことでもある。
*説明しよう!個人レッスンとは?
(三浦寛理事長から直接、操体の教えを受けたり、疑問に答えて頂けるという、ディ○ニーラ○ドで例えるなら、ミッ○ーマウスとアトラクションに乗ってもらうような魔法の時空なのである。ヒュ〜ン!!)
その時に三浦理事長は、空間についてこのような話をされた。
「人間には”時間”という縛りがあるが、動物には”時間”という縛りがない」
「人間は、”時間”のなかで生きているから”病気”になるのではないか」
これはモチロン、三浦理事長の言葉である。
すぐにワタシの言葉にはなっていないし、ワタシの言葉となるには『マ』という営養(営みによって養える)が必要なのだ。
人はそれぞれの生でありながら、それぞれに元々救われている。
これは「生まれてくる前の身分を知りたい」と、若い頃に悩んでいた橋本敬三正師の言葉(*注1)である。
確かに人間であれば必ず、寿命という肉体生命での期限はある(DNA判定ではほぼ120歳)。
しかし、この世で肉体を維持できる間『マ』とは生きかたでもあり、各人によって異なっている。
それはそれでイイのだ!
比較するから間違えてしまうだけだったのだ!
そういえば・・・関係ないけれど書きたくなったので書いてみる。
鍼灸学校時代よく語呂合わせで覚えていたのだが、
おしりの経穴(ツボ)を覚えるとき、督脈と膀胱経脈を、
長くて強けりゃエーよ(長強穴と会陽穴は横並びなので)と暗記した。
しかし、人間の人生はどうなんだろうか?長くて太ければそれでイイのだろうか!!
(本当に単なる楽しみでする”アレ”ならともかく・・・ね)
ワタシやあなたの人生もそれで良いのか・・・、それが問題なのだ。
そもそも、しっかりとした”自立した自分を持つ”ことができていなければ、
”相手に合わせるなどという”高度なことはできない。
それを理解する必要な条件の一番。
それは『正師』から学ぶこと。
(*注1)詳しくは、橋本敬三著『からだの設計にミスはない』たにぐち書店(p41〜48)で学びましょう。
- 作者: 橋本敬三
- 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
- 発売日: 1978/06
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 17回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
〜救いと報い1〜』と、『月刊手技療法4月号〜救いと報い2〜』を併せて学んでみること。
橋本敬三『正師』の言葉を通じて学ぶことであり、是非とも読んで、音読して、噛みしめて味わってみること。
有り難いことであります。ありがとうございます。
岡村郁生
追伸:龍の叱咤激励③
「退く理由はいくらでもつくることができる。言い訳するならやめた方がいい。
創っていくこと、退くことは逆になっている。日本のメーカー『HONDA』が世界でも一流になった理由、
それは創業者の『他にはないものを創れ』であった。
人々の度肝を抜くには、自分で感動することを創り出すことにある。
推されたら退く理由を考えるヒマを与えず、チャレンジ精神を発揮して創り出せ。
成功とは”成し遂げること”であり、終いまで見届ける覚悟で創ることなのだ」
東京操体フォーラムin 京都2011は8月28日(日)に開催されます。北村翰男(奈良漢方治療研究所、奈良操体の会)、三浦寛他
Sotai Forum inMadridは、9月24日、25日の二日間、マドリードにて開催致します。三浦寛他
2011年秋季東京操体フォーラムは11月6日(日)、東京千駄ヶ谷津田ホールにて開催予定です。