僕は時間の感覚を、超えた時が、何度か在る。
周りの時間と、自分の時間がずれる感じを、僕は知っている。
自分の周りが、異様に遅く感じる時間を僕は知っている。
僕はそんな不思議な経験をした事が在る。
格闘技のプロだった頃、僕は、何度かそんな経験をしてる。
相手が止まったように感じる瞬間は、本当に在る。
その瞬間は、不思議な感じがする。
時間を感じない、その時間は、空気の感じが違う気がする。
空気が濃厚な感じがする。
相手の力も、重さも、感じなかったりもする。
その瞬間は音も聴こえない。
自分が水の中に居るようも、感じたりする。
水の中に居ると、空気よりも周りの感覚を皮膚を通じて感じやすい
目には見えない感覚が研ぎ澄まされたような不思議な時間が
本当に在る事を僕は経験して知っている。
よく交通事故の瞬間に、時間が止まって色んな事が、目の前に現れるという事を聞く。
あれは本当に危機を感じた脳が、普段では在り得ない程能力を発揮するからしい。
そんな事を、聞いた事が在る。
本当に限界まで脳が働くと、情報を処理するスピードが変わる。
普段では在り得ない程のスピードで働く。
そうすると、時間が止まったように感じるらしい。
本当に試合に入り込むと、そんな事が起きたりする。
ボールが止まって見えるというのも、同じ理屈のように思う。
人は筋肉だけで動くのではない。
意識が人を動かす。
意識のレベルが変われば、全てが変わる。
意識の動きで、時間の感覚や力の感覚は、圧倒的に変わる。
僕はそんな事を、経験から知っている。
まるで常識からしたら、嘘のようでもある。
でも本当の事なんですよ。
僕は本当に、そんな経験をした事があるんです。
東京操体フォーラムin 京都2011は8月28日(日)に開催されます。北村翰男(奈良漢方治療研究所、奈良操体の会)、三浦寛他
Sotai Forum inMadridは、9月24日、25日の二日間、マドリードにて開催致します。三浦寛他