東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

「時感」と「空間」について その1   

今週から1週間書かせて頂く三浦寛幸です。宜しくお願い致します。
今回のテーマである「時間と空間」は日常生活の思考ではなかなか意識の行き届かない言葉でおもしろいですよね!このテーマを上手く自分の言葉で表現できるか少し不安ですが1週間お付き合い下さい。後半は橋本敬三先生の語録にふれていきます。まずは初日ということでフォーラムの感想を少し書かせて頂きます。

8月28日に京都の大徳寺にて開催された操体フォーラムが開催された。まるで橋本先生が「ゆっくり楽しんで勉強しなさい」と言って下さっているかのような申し分のない環境だった。
参加人数が多い、少ないではなく、「操体を勉強したい!」という意欲に満ちた人達が集まる空間から生まれる「波動」は私にとって特別な時間となった。
このフォーラムを通しての私の財産はこの空間に身を置けた事で操体と向きあう姿勢を今一度見つめ直す事が出来た事と橋本先生の意思を継承し、学び続けている方々の生き方、考えを肌で感じる事が出来た事です。あの「空間」に身を置けたことで橋本先生とはどんな時も「繋がっている」という意識を再確認し、そしてこれからの操体も橋本先生が上から笑顔で見守って頂ける学びをしていかなければいけないと身が締まる思いになりました。やはり何を学ぶにしても弟子は師匠の意思を継承し、より良いものにしていく「責任」があるのだと思います。それは何十年、何百年という時が流れようが変わらぬものなのでしょうね!
こういう姿勢はなかなか学べる機会が少ないのであの空間にいたすべての方に感謝したいです。

ここで今回のブログのテーマに少し触れていきたいと思います。
フォーラムを終え、翌日京都市内を自転車で観光していた時の事ですが凄く懐かしい感覚になりました。修学旅行や一人旅で何回か来た事があったのですがそういう懐かしさではなく、もっと何百年も前から知っているような懐かしさでした。以前聞いた話によると、三浦先生は去年トルコ訪問時、「俺の前世トルコ人だったような気がする」と言われていたそうです。きっと三浦先生もトルコの地に降り立った時に懐かしさを感じたのかもしれませんね!このように考えていくと時間と空間を超越して前世の記憶を産まれながらに持っているのかもしれませんね!?ただそれは頭の記憶ではなく、命の記憶として存在しているのだと思います。私は物を売る事が好きなのでもしかしたら前世は京都で商売をしていたのかもしれませんね!このような「前世の記憶」がもし本当に実在しているのなら今私が生きている意味にも繋がり、自分が「使命」を持って産まれてきていることも納得できますよね。

明日は「時感」について書いていきたいと思います。