東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

快の共有〜次元を超えて〜

今週もお付き合い頂きましてありがとうございます。
あなたの大切な「からだ」と共に、感謝を感じられる今日でありますように・・・。
生活の中で掴んだ感謝は、「からだ」の無意識に響きつつ、イノチを生かしていくことになるのですから。

  「歩歩是道場」〜禅語〜

それでは最終日、よろしくお願いします。

ところで、最近ちょっとしたことに「感動」してますか?
シンプルに『きもちがいい』というのは、感動を与えてくれるものですね。

以前に聞いた三浦理事長の話です。
「アノネ、みせて頂いている患者で、臨床中に『ありがとうございます』と手を合わせて、
 味わった操法の後でネ、一回一回お辞儀して感謝している方がいるんだよナ・・・」
この話を聞いてから、ワタシもいつか、そんな臨床を目の前でみてみたい!そう思っていました。

「快」を味わった後に無意識につながる感謝とは、この上なく美しいものです。
そういえば、橋本敬三先生の出演されたNHKの放送中にも映像として記録してありました。
橋本先生自身、坐位での操法後に低頭して感謝している姿を見たとき、「ハッ」と、ワタシ感動しましたから。

操体法/橋本敬三の世界[DVD]

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このようなことに感謝できるには、やはりコツコツとつながっていく努力が必要です。
そして、あきらめずに日々耕していくことでもあります。
種をまけばこそ、芽も出るチャンスをつなげられるのです。
先日惜しまれながら”一番気持ちがいいところ”に戻っていかれた(=橋本敬三生の哲学思想より)
米アップル共同創業者故スティーブ・ジョブズ氏も語っていました。
「目標を達成できるかどうか、それは途中であきらめないだけことだ。あきらめないこと、それだけだ」と。

ワタシの場合も、努力は操体の学びを通して徐々に、確実に報われていることに感謝しています。

最近では、皮膚に問いかける操法中でした(第三分析といいます)

「教えていただけますか、今どんな感じですか?」とワタシ。

「本当に、今感謝しているの」

「この治療を学んでくれた先生とその先生に・・・」

「そう、三浦先生と橋本先生に・・・この味わっている『からだ』に・・・」

これを臨床中に聞いてしまい、芯から震えがしばらくおさまらなかったものです。
ワタシを褒めてもらえるよりも、明らかに救われた感じがして、本当に気持ちが良かったのです。
この方に限らず、「からだ」と向かい合っていく感動を取り戻してくれたとき『快』は共鳴します。
日常生活も感謝を活かすことは、気持ちが良いものです。
楽を通せば「(イライラしている時)いつものように放っていれば、そのうち済むんだから・・・」となりますが、お互いにそう思っていても、
やっぱり”褒める”ってのはきもちがいい。
「からだ」も褒められるのは大好きなのです。
そのうちお互い気分良くなって、イライラしていることができないのです。
臨床に入る前の何気ない言葉を大切にするのです。
誰かが怒って文句を言ってきたり、イライラしているときに、褒めてあげる。
そうすると意識も変わってきて、こっちを褒めてくれたりする(笑)

気持のいいことは、必ず連鎖するのですね。
いつもと同じことをしていたのでは、その場で終わり。
こんなことも『楽』と『快』になっているように感じています。
一見複雑でも、学ぶことでシンプルになっていくことは嬉しいことですよね。
ありがとうございます。ホントに味わうって大切ですね。

・・告知事項です・・
いよいよ来月に開催される「秋季東京操体フォーラム」ですが、今回はゲストに川崎隆章氏をお招きします。
特別セミナーとして「天使の笑い・悪魔の笑い」という何とも魅惑的なテーマを挙げてくれました。
前回の秋季東京操体フォーラムでは、何回か実際に臨床を受けたての三浦理事長との対談でした。
川崎氏の語りは”愛とサービス”が中心にある用に感じます。ユーモアたっぷりに身振りを交えて感覚の表現を超えた対談でした。
『快』を味わっているような波動は、「からだ」を通した、まさに言葉の滋味栄養となって伝わってきたのです。
ワタシも感激!興奮しきりでした(笑)今回も楽しみです。
そして昨年に続いて三浦理事長と畠山常任理事と福田理事がスペインに向かい、
9月に開催された『操体フォーラムinマドリッド』のレポートもあります。
やはり二年目ともなると、お互いの学ぶ意識を問われてくるものですね。
そしてトリは勿論、三浦寛理事長です。
毎年フォーラムにおいて、実行委員でさえ知らなかった!?
最前線の操体を披露してくれるのです。
そうです、新鮮な驚きは必然です。
新生期の場で感激を味わうなら是非、来月に迫った東京操体フォーラムへGO!
エッ?もうたまらなくって申し込みフォームを早く書きたいですって!!
詳しいことはホームページを今すぐチェック!!
そして参加する皆さんにお願いです。本当にマジメな操体を学んでください。
今の時代に間に合うには、”何冊か本を読んだよ”では無理なのです。
「考えるな、感じろ!!」なのです。
その気になった皆さんを東京操体フォーラムは、いつでも待っていますヨ。

明日からは日下実行委員の登場です、よろしくお願いします。


                               岡村郁生


2011年秋季東京操体フォーラムは11月6日(日)、東京千駄ヶ谷津田ホールにて開催予定です。