東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

ラクトカイ その3


楽と快の違いっていえば、それはそのまま第一分析、第二分析の

違いっていうふうにもとれると思います。


第一分析ってのは動きを比較対照させて

楽なほうへ動かす従来の操体法のやり方。


第二分析ってのは動きを比較せず

一つ一つの動きに気持ちのよさがあるのかないのか

からだにききわけていくやり方です。


どっちが良いとか悪いとかじゃなくて

「違いをわかって行う」ってことがきっと大事なんですネ。

たぶんそれが「よくわからん」の答えの一つかもしれませんから。


さて昨日の続きですが

患者さんに気持ちのよさをききわけていただくために

操者が考えるべきことって何がありますかねぇ?


まぁ良い方法があればワタシが教えて欲しいくらいなんですが

まず操体法ってのは基本的にからだを動かすわけですから

「動きについてあれこれと知ってたほうが良いかも?」って

ことは何となく思いますよネ。


操体で動きといえば、欠かせないのは連動です。

橋本先生も言われております。「からだは連動装置だ」って。

連動の定義とか難しいことはアタマの良い先生方にお任せするとして

簡単にいうとからだはみんなつながってるってことです。


ただ、そのつながり方に、ある程度の自然な流れがあるらしい。

こっちをこう動かすと、あっちがこう動くという、ある程度の法則性があるらしい。


からだの中に目には見えない動きのラインがあるようなんです。

もしそうならば、そうした動きの法則性を知ってたほうが、そりゃ断然お得ですヨ。

くどいようですが、操体法は実際にからだを動かすわけですからネ。


そして、連動を知ってると第一分析はもちろん

第二分析を行うにもすご〜く役立ちます。


ついでに言えば操体法だけでなく

他の手技にもすご〜く役立ちます(ワタシの実感)。

(連動についての詳しいところは三浦先生の著書をぜひどうぞ)


では、何で連動を知ってると重宝するんでしょ?


う〜む、そろそろオツムからケムリが出てきましたので

続きはCMの後で(←山野実行委員の得意技)。



中谷之美