東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

『私にとって操体は宝の地図である5』

ところであなたににとっての宝物は一体どんなものであろうか。車や宝石、時計や家などの物品、それとも家族や友人との人間関係であろうか。もしかしたら自分自身の思想や宗教などの目に見えないものを宝物として大切にしている人もおられるであろう。今回の操体が私にとっては宝のありかを示している地図の様なものだという内容で書いている以上私自身のお宝とは何を指しているのかというところも書いておこう。僕にとって凄く価値があると考えているお宝は、車や宝石、時計や洋服、マイホームに、美味しい食事に楽しいお酒、気の置けない友人に、同じ目標に向かって切磋琢磨することができる同志、良き目標であり続けてくれる師匠に、いつも温かく私を迎えてくれる家族や、私に人様のお役に立たせてくれる仕事、人を思いやることができるやさしさに、目標に向かって真っすぐに進んでいける強い意志、いかなる危機に対しても的確かつ冷静に対応できる判断力やいかなる状況においても適応することが出来る柔軟性のあるこころ、自分自身を成長させようとする研ぎ澄まされた意識。数を上げればきりがない位に大切なものはたくさんある。あまり欲張りすぎると罰が当たりそうなのでこのぐらいにしておくが、こんな大切なもの達も、私自身が健康体でなければ、全く何の意味も持たなくなってしまう。そういえばローリングストーンズのギターリスト、キースリチャーズが彼のトレードマークである髑髏の指輪について「どんなに財産を持っても、どんなに地位や名声を勝ち得ても、死んで燃やしてしまえば、皆髑髏(ドクロ)になるだけさ。」と説明していた。全くその通りだと思う。私のこころとからだが健康でいられること、そしてすべての物事に対して悦び・感謝をすることができる感受性を持つことが、一番の幸福な人生への近道なのではないかと思う。さて今日もお宝探しの旅を続けるとしよう。勿論、進路は快の方向に!