東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

そうなってんだ その5


操体を体系づけた橋本先生・・・

一体何をみて、何を感じ、何を想ってたんでしょうか?

興味ありますよねぇ。えっ?ないですって?そうですか・・・シュン。


まぁ、そんなことは置いといて、

そもそも橋本先生が言われる「気持ちのよさ」って一体何なんでしょうネ?


「気持ちのよさ?ふん!そんなの操体じゃなくたって

指圧でもマッサージでも凄く気持ちいいわい!」

もちろんそうですヨ。

ワタシだって一応指圧師ですから、気持ちいいの知ってます。


でも、橋本先生の言われる気持ちのよさは、ちょっと違うような気もするんです。

だって、「気持ちのよさはからだにききわけろ」って言うんですヨ。

どういうことでしょうか?ききわけろって?


しかも、「他力は使うなぁ!」ってことも言われたことがあるそうです。

他力ってのはいわゆる一般的な手技療法のことですよネ。

それじゃ、「他力じゃない気持ちのよさって一体なんじゃ〜?」って

いうふうになりませんか?


これについてはいろんなヒトのいろんな見方があるかもしれませんが、

ワタシは何となく「あ〜そうなんだ」って想ったことがあるんです。


それは橋本先生のあの世のハナシ。


橋本先生はあの世について「みんな行くところだから気持ちいいとこだんべ」って

言われていたそうなんですヨ。面白いですよねぇ。確かにみんな行きます。


で、もしあの世とこの世があるならば、

ワタシたちはあの世から来て、あの世にまた帰っていくわけです。


それについて橋本先生は「一番気持ちいいところから生まれて、

一番気持ちいいところへ帰るんだ」って言われています。


ということは、一番気持ちいいところから生まれてきたワタシたちは

既にその気持ちよさを知ってるはずなんです。


誰が知ってるのかと言えば、

それはこの世の頭の知識ではなく「からだそのもの」です。

まぁ、命でも、細胞でも、魂でも、何でもいいんでしょうけどネ。


だから、その気持ちのよさはからだにききわける。

外から与えられた刺激ではなく、

既にからだの内にある気持ちのよさをききわける。


すると・・・むむむ、どうなるんでしょう?


ここらでオツムの限界がきたようですので、続きはCMの後で。



中谷之美