東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

私にとって操体とは・・・〜同志とのつながり〜

 私にとって操体とは・・・というテーマをいただいて、早くも最終日になりました。今回のブログでは、僕にとっての操体とは「操体が私にとって、からだを通し、意識の変化をもたらす学問」ではないかと思い、操体を通して沢山の気付きや学びによって自分自身の変化について書いてきました。ブログに書いたこと以外にも沢山のことが変化しました。それは、考え方や捉え方が変わることで、生き方が変わったように感じます。しかし、今僕自身のわかっていることや理解していることなど、操体という学問の中では、ほんの一部分にしかすぎないということ知っています。それは、東京操体フォーラム三浦理事長や畠山常任理事をはじめ全実行委員という同志がいるからこそ、それぞれの学びや考えを通して、常に操体の真理に触れ、つながっていることで情報が入ってくるからです。そして、改めて操体という学びの奥深さを実感しながら、自分自身で復習し、真理からそれないように修正しながら学びを深めています。
 同志がいなくてもひとりでも学べるという方もいるかもしれませんが、ひとりで学ぶということは、少しずつ真理から外れ最終的に完全に真理から外れる結果になっていても、自分自身ではなかなか迷走した状態によって気が付かないのではないかと思います。
 この世に生かされているイノチと知っていても、ひとつのことに意識を集中していても、欲という自我を誰もが持っているため、自我という意識によって、自分を都合よく曲げ生きようとする思考観念がでてきて、修正されることなく思考が迷いに変わったとき苦悩への負のスパイラルに入ってしまうように感じます。欲という自我をコントロールするためにも、真理を追究している同志という存在が、自分自身の思考観念の修正にもつながるのではないでしょうか。
 聖書の言葉に「人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう」がありますが、これは馴れ合いの仲良しの集まりでなく、真理を追究している同志を意味しているように感じます。
 僕にとって、操体の真理を追究している同志とのつながりは、操体という学びに出会ったことで同志という存在とのつながりをいただき、とても大切なつながりです。この同志とのつながりを感謝し、今後も大切にしながら、真理を追究していきたいと思います。ありがとうございました。