東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

「自分を菓子に例えると」

先日、東京操体フォーラム常任理事の畠山先生の紹介で

知の巨人松岡正剛氏のISIS編集学校の九州地区のセミナー

『九州参座』に参加して来ました。

最初は「操体」と「編集」の関係性が理解出来ずに

未知との遭遇を体験しようとばかりに会場の扉を開けたのですが

いざセミナーが始まってみると、次々に出される課題を回答して行く中で

自分の中の情報を如何に整理し相手に伝えるかと云う「編集」の魅力が

少しずつ理解し始め、情報を発信することの難しさと面白さを

楽しみながら学習することが出来ました。

ここで「編集とは何ぞや」と書くことは只の机上の空論で野暮ってもんですし

編集学校の師範代を努められる操体界の編集クィーンの畠山先生にお任せするとして

そのカリキュラムの中で最初に取り上げられた自己紹介の内容を少々ご紹介したいと思います。

最初の自己紹介の際に一緒に「自分を菓子に例えると何だと思いますか?」というお題が出されました。

「自分自身はこんな人間ですよ。」という自己紹介を菓子に例えて紹介してくださいというものでした。

このブログを読んでくださっている皆様に改めて秋穂がどのような人間なのかを知っていただける様に

ここで秋穂を菓子に例えて自己紹介をさせていただきます。

私、秋穂一雄をお菓子に例えると「チョコレート」です。チョコレートと一口に言っても

色々ありますが、ゴディバやノイハウスなどの一粒何百円もする高級チョコレートではなく

ちっちゃい頃に百円玉を握って買いに行った駄菓子屋にならぶチロルチョコです。

チロルチョコというのは現在では本社も東京都千代田区に移り一躍全国区のお菓子になっていますが

元々は私と同郷の福岡県の筑豊地方にある松尾製菓が作り始めた10円で買えるチョコレートで

当時高級品であるチョコの販売価格を抑える為に中にコーヒーヌガーを入れた姿で売り始められました。

同郷であるということは勿論ですが、あくまでも良いものを安価で提供するというスタンスも

今の自分自身の治療に対するスタイルと共通します。

最初コーヒーヌガーのみの販売だったチョコもアーモンドを入れてみたりビスケットを入れてみたり

きな粉味を作ったかと思えば、梅ジャムをねじ込んでみたりと千変万化、変幻自在の

何をしでかすかわからないバリエーションの豊富さも非常に魅力的です。

勿論デパートにならぶ高級チョコレートはとても美味しく魅力的です。

でも気分が落ち込んでいる時に昔を懐かしんでふらっと立ち寄った駄菓子屋の店先にならぶ

チロルチョコの愛嬌あるパッケージに癒しを求めるのも悪くはありません。

この先、チロルチョコが高級チョコを売り出し世界のデパ地下に並ぶ日も来るかもしれませんが

私もチロルチョコも「そういえば昔、学校帰りに友達と一緒に駄菓子屋よって買って食べたよね。」

と思い出に浸りながら、大人の社会で疲労したこころとからだを癒すことが出来る様な存在であり続けたいと思っています。

なんだかチロルチョコの紹介になってしまいましたが、これが私の思う秋穂一雄像です。

もう4月3日です。新学期でクラス替えがあったり、転勤や部署移動で自己紹介をすることも

あるかも知れません。そんな時には是非自分をお菓子に例えて説明しても面白いかもしれませんよ。

操体界のチロルチョコ秋穂一雄でした。