東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

「スタイルある学び」

皆様、おはようございます。

花の彩り、宴たけなわという風情、まさに天然色の春爛漫。

そして春と言えば・・・なんと言っても『春季東京操体フォーラム

今回のテーマもズバリ、

『温故知新 古きを知って新しきを知る 操体法実技指導』

実際に参加者に体験して頂けるフォーラム始まって以来、初めての”実技指導中心”のプログラム。

フォーラム理事長三浦寛、畠山常任理事を筆頭に、私達フォーラム実行委員は自他共に認め合うマニアックな集団ですから(笑)


勿論、今回のフォーラム実技指導は、マニア向けではありませんが、そのスタイルは、メジャー級に充分通用する内容と自負しております。

そうです。最先端の学び(第二分析以降)を生かし、型とは何か考えて頂く為のクラシックスタイル(第一分析)なのです。


分析法の分類を考えるうえで外せない、自然とは何が自然なのか?

そこに意識を通し、必然性をもって振る舞う。そこにスタイルは生まれるのです。

操体』を通じて人生観を考え、いかなるときにも美しさを忘れず、受け継いだ型を生かしている第一分析と言えるでしょう。


そして、『東京操体フォーラム』の支援団体である『(社)日本操体指導者協会』も絶賛間違いなし。

「一般的に操体法といえばコレでしょう?」という意見に添った学びをも生かすプログラム。

「最先端の操体法をお見せします、と言われても(敷居高過ぎて)」という意見に添った、とっかかりにも最適です。


そんなあなたにこの文章をお譲りします。

(註)『万病を治す妙療法』(橋本敬三著、農文協)まえがきより抜粋。

「(前略)もう五十年もたってしまいましたが、何とかやっとわけがわかり、

  また、治し方も見当がつきました。そのことをこれから皆さんに説明し、皆さんのご協力を得て、

  自分の体を自分で治し、また悪くしない方法を展開したいと思います」


「『操体法』は知っているよ、以前読んだから」それはただ読んだだけ。

読んだことがある。それでは”今”生きていないのです。

この文章の真意とは、読んだだけでは『わけ』がわかりにくいのです。

内容をどこまで理解しているのか。”今”も『操体』に意識を繋げていくスタイルこそ大切なんです。

敢えて言うなら『操体法』および『操体』を現代人に伝えていくには、

”今”も学びを繋げる橋本敬三先生の意志を汲み、繋がっている『操体法』を受け取って欲しいのです。


”治せるようになって”から、”治すこと”よりその先にあったこと。

そこまで到達できると、メジャー級を超えてメガトン級に愉快なのが自分自身の学んでいた『操体』なんだってコト。

私達はもうやっていませんが、運動分析『D1=第一分析』ここから始まる学びは忘れてはいけないのです。

それでは今日から一週間、お付き合い宜しくお願いします。


                                      岡村郁生 

2012年春季東京操体フォーラム研究会は4月22日(日)東京千駄ヶ谷津田ホールで開催致します。

タツノオトシゴが掘ってある水晶とイスタンブールの蝋燭立て