東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

こんばんは。
今日でGW終了ですね。
終盤は大雨に見舞われたところもありましたが、楽しく過ごした様子をうかがったりしてました。
僕自身はGWに休みだった試しがないのであまりぴんとこないのですが、せっかくなので貯まっている積ん読本などに手を伸ばしてみたりしました。

中には10年以上温めているものとかあったり…
アマチュアの領分もそのうちの一つです。
タイトル買いです。
音楽についての本なのですが、その中に、“下手” 7つの大罪というものが出てきました。

1. 走ること
2. 練習をしてこない
3. 人に合わせない
4. バランス感覚の欠如
5. 音程を直さない
6. 全体よりも部分が好き
7. 総評論家

ジャンルは違っても、心当たりがありますね。
走ること。
操体で言えば、介助で相手の動きの1 .5秒後についていく、という表現をしますが、しばしば「辻、早い!」と注意されています。
先日も春の東京操体フォーラム研究会があり、実技指導を中心に行いましたが、初心者の方は介助もそうですが、動作が速いことが多いですね。
ポジショニング、手のかけ方、模範実技でゆっくり見せていても、実際にやってみると、みな速い。
まずポジショニングを決めて、「呼吸を整えてから」と指導されますが、このあたりは心に余裕がないとなかなかうまくいかないのかもしれません。
ゆっくりというのは、操者にとっては相手に緊張させないように、患者にとっては感覚をききわけやすいように、どちらも大事なことです。
省みて心掛けていきたいですね。
それでは一週間、よろしくお願いします。