東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

最終日

ケイゾクは、確かな力なり、である。重続のケイゾクは、より確かな力となる。一つのテーマを何十年と、重ねて重ねて打ちつづけ、角を丸く納めつづける。同じことのくりかえしであっても、決して同じにならない深みがある。こねられて、こねられて使い勝手がいい。元にも戻れるし、その先にも進める。進化をたどることもできる。毎日毎日の同じことが日々小さな小さな微差を積み重ねている。この小さな微差、微力が、いつか、大きな気づきと学びを生みだしている。それが、自分のなかの独りぼっちの大切な自分である。この小さな積み重ねの重続が、枯れ朽ちることのない学びだと思う。それは自分の学びを魅力的にしていくスゴサなのです。それは、自己の人生のなかで営むことですから、自分を魅力的にしていくスゴサでもある訳です。その魅力とは、カッコいいのです。

それは自分らしさである。ある人曰く「自分らしさ以上のテクニックやノウハウは世界中どこにも存在しない」と。カッコいい言葉である。その自分らしさは、学びつづけながら、自分自身に語りかけながら、磨かれていくものである。みんなが、独り一人が、魅力的になること、自分は自分にしかなれない。ぶさいくな、不器用な生き方しかできないけど、魅力ある自分になる。カッコいい自分になる。カッコよくて、オシャレな自分はいい。
今は亡き師匠から「三浦、おまえの人生は、オシャレでカッコいい」と言われつづけていきたいものである。ちょっとしたことでちょっとしたことに気づきを配り磨いていきたい。みがいて、みがきぬいて最高の「死ねるんだ」を迎える。