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東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

こころその2

 佐助が担当するブログ3日目です。よろしくお願いします。

 こころの大脳新皮質にふれてみたいと思います。大脳新皮質は巨大な記憶装置であり、耳や目、鼻、皮膚といった感覚器官を通じて得た情報を記録して保存しています。また、この記憶を検索することによって、外部から入った情報がどういうものであるかを総合して理解すると同時に、自分の内部から湧き上がってきた感情も検索して、その感情を理解することもしているそうです。

大脳新皮質は、左側の左半球と、右側の右半球に分かれています。右半球の右脳は、目から入ってくる「像」の情報を直感的な記憶します。ものごとの全体をイメージとして把握したものが記憶されるそうです。左半球の左脳は、音やことばの情報を言語やそれに支えられた論理といったものを記憶し、外部から入ってきた情報を論理的に考え、結論をだすことで頭というと左脳を指すことが多いようです。この左右の二つの脳は、左右を結ぶ2億個以上の神経組織が集まった脳梁を通じて、お互いにダイレクトにコミュニケーションをとることもあります。この場合、右脳は言葉によらないデータを送り、左脳はそれを言葉として処理します。

大脳新皮質の知的心は扁桃核や大脳辺緑系の情動を制御し、感情の暴走を止め、理性的・理論的な行動を取らせます。しかし、それは心が通じるという、人間のこころの本能欲求を満たすものではなく、また愛情が伝わるものでもありません。しかし、大脳新皮質のコミュニケーションは実際的に集団性格の中では、大切な役割を担っているようです。ここに扁桃核や大脳辺緑系の言葉によらない情動の情報の伝達や共感、共有が加わることで、人間関係の質と深さに繋がると言っている方もいます。

大脳新皮質の知的心は、扁桃核の言葉にならない情動の情報を言葉に変換して認識し、それを言葉によって制御し、そこから得た感情情報を辺緑系や扁桃核に再入力し、情動記憶をより肯定的プラス反応として記憶庫に入れ替えることができます。それは認知療法とも言えるものになるようです。

 大脳新皮質は意識に関与したこころといえるようです。今日はこのあたりで・・・。
 ありがとうございました。

2013年4月28日 東京千駄ヶ谷津田ホーにて、春季東京操体フォーラムを開催致します。