佐助が担当するブログ最終日の7日目です。よろしくお願いします。
僕自身が現在、調べている学びの途中経過を報告し、これを最終日のブログにしたいと思います。
僕は意識とは本当に奥が深いことを思い知らされています。意識が変わるとからだの感覚を変化します。意識の領域を超えると無意識の世界をも感じることができるような気がします。また、意識するということは、イメージすることにもつながると思います。
意識の通し方ひとつとっても、ききわけられる感覚がことなってくることから、イメージから感覚がききわけられないかという考えが生まれました。
ある著書を紹介します。著者アントニオ・R・ダマシオ氏の「感じる脳」です。この中に、「感情とその本質的要素「快と不快」は、生物学的にそれもとくに神経生物学的に、もっとも理解されていないものだ」とされ、「はじめてつくり出されたイメージとして存在しようが、記憶から想起され再構築されたイメージとして存在しようが、作用の種類は同じである。もし、その刺激が情動を誘発しうるものなら、その後に情動が生じる。ちがうのは強さだけだ。」そして、「脳はその感情に合致する身体感覚をつくり上げる。」と書かれています。
このしくみはイメージ・トレーニングに応用でき、イメージすることで心身の状態をコントロールできるのであれば、イメージから快のききわけが可能ではないのかと思いました。
現在僕自身でためしていることは、身体運動の法則を理解している人に、動きのイメージから快適感覚をききわけ、あじわうことで、からだに変化が生じるという仮説をたて、データを取り始めています。どうやら面白い結果が得られそうです。
一週間お付き合いありがとうございました。
2013年4月28日 東京千駄ヶ谷津田ホーにて、春季東京操体フォーラムを開催致します。