「趣味とかあるんですか?」
なんて聞かれることがあります。
「仕事の休みの日は何してるんですか?」という意味で聞いてくると思うのですが、
「私の趣味は…」と言葉がつまることがあります。
人並み程度に、本を読んだり、音楽を聴いたり、からだを動かしたりとかはするのですが…
何故だろうと考えていたら、「なるほど」と合点がいきました。
私は複数のことを同時進行することがうまくないようです(笑)
もっというなら、興味があることを目の前にしたらそれに没頭する。
しかもその興味あることが仕事とつながっているのでONとOFFの境目が無い。
つまり余暇に改めて何かやりたいことを見つける必要が無いんです。
本を読むことも、音楽を聴くことも、からだを動かすことも
全部一つのことにつながってくるようなんです。
人様のおからだをみさせていただく仕事をしているものですから、
それにかかわることに興味を持ち、ふとしたきっかけで手にしたものも、
関連付けてみる癖がある。
仕事が終わっても仕事に関することに没頭することが愉しいので息抜きの時間は
あえて作らなくてもいい。
特に操体と出会ってからは、
人様のおからだをみさせていただいている時間だけが
臨床時間ではないということが薄々わかってきましたので、
この空いた時間をどう過ごすか?ということが私のテーマになっています。
(しかも、休日は個人レッスンや勉強会への参加等で操体に関わらせていただけるありがたさ)
仕事(臨床)だけが仕事ではなく、24時間365日がすべて循環し、
そんな仕事を選択できたありがたさと、自分自身と向き合う大切さを胸(肚?)に
「私の仕事は人生を愉しむことです」といつか、声を大にして言いたい。
いや、声に出さずとも軸が立っていれば…
そんなふうに考えると(いや、感じるだな)、
臨床はすべてとつながり(一見関係ないようなことでも)、
そして臨生となり、自分に返ってくる。
特にストイックなわけでもなく、自分の好きなことをしていて、とぎれるところがないというだけ。
そういう感覚でつながっていけるものに没頭する。
そうするとなんだか趣味の範疇を越えているようで「趣味はこれ」とは言い難くなってしまうんです(笑)
最後を迎えるその時まで、そんな自分時間を愉しめたらと思う、今日この頃です。
今日はこのへんで。ありがとうございます。