東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

 Sotai Forum 2013 Valencia(その1)

昨日ブログを読んだ方から、「俳号は何て読むのか」という
質問がありました。リンクを読んでいただければ詳細が書いてありますが、
あれは「序萃」と書いて「じょすい」と読みます。

スペインでのフォーラムの話を少々。

現在、スペインでは浪越ヨーロッパ(指圧)の皆さんが中心となって、
操体をやっています。現浪越ヨーロッパの代表、小野田茂先生が、指圧
学校の学生時代、三浦先生の定期講習(現操体法東京研究会)に参加し、
操体の考え方に深く魅せられ、それをヨーロッパに持っていったという
のが、始まりです。

私も、数年前まで、ヨーロッパでそんなに操体の名前が知られてるとは
知りませんでしたが、スペインで指圧のライセンスを取るには、操体
単位もあると聞いています。

現在のスペインですが、奥さんが日本人で、夏休みに二週間程度来日し、
某N先生(三浦先生の教え子でもありますが、三浦先生より年配)の
ところで「○○操体」を習い、スペインで「自分こそはヨーロッパの正統な
操体の後継者」だと名乗っているヒト(小野田先生曰く『海賊君』が
いるんだそうです。

私も以前、スペインの指圧関係の方から「彼(海賊君)は、N先生の
名字を名乗っているが、彼は本当にN先生の息子なのか?」と、
聞かれたこともあります。

まあ、日本にはわからないだろう、とたかをくくっているのでしょうが、
今は情報が世界ベースで入ってきます。

そういうのは、バレます。

面白いのは、三浦先生がマドリッドバレンシアでセミナーをやる、という
ことは、海賊君も知っているハズなのですが、そういう場には絶対来ない
のです。

うしろめたいのか、それとも自分の受講生に「二週間で習ったインチキ」が
バレるのがこわいのか。

多分両方でしょう。これは日本の「和製海賊さん」たちも似ています。

三浦先生や私達がスペイン及びヨーロッパに行って、橋本敬三先生直系の
操体を披露するということは、思っているより、人々にインパクトを与えて
いるようです。

セミナー二日目、私が一般、操体初心者を指導している時、
質問がありました。

「子供はゆっくり動けないけど、どうすればいいですか?」という
質問がありました。会場には赤ちゃんがいたので「クスグリ」をやりました。
実技指導ではこれが何故か?
大受けでした・・・。


指導中の畠山。隣は通訳をつとめてくれたダイゴ君。

「クスグリ」は「万病を治せる妙療法」に載っていますが、
実際やってみてもイマイチ・・・という話を聞いたので、
「やってみて」と、やっていただいたら、違うことをやっていました。
これでは赤ちゃんがキクキクとからだを動かすわけがありません。

本とイラストで伝える(受け取る相手のスキルと想像力もありますが)
難しさを改めて感じました。

あれ「クスグリ」と書いてありますが、コチョコチョくすぐっている
わけじゃないんです。。。

知りたい方は、私のところへどうぞ(笑)。
コツを伝授いたします。


7月15日(月)海の日千駄ヶ谷津田ホールにて「操体マンダラ 2013」(仮)を
開催致します。三浦寛による操体イリュージョンの世界をお楽しみ下さい。
お問い合わせはTEI-ZAN操体医科学研究所まで