東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

p1*[岡村 郁生(おかむら いくお)]『医療水準と環境』

今日からのブログを担当します岡村です、一週間宜しくお願いします。

いよいよ投票日、参議院選挙ですね。
期日前投票者も過去最高らしく、前回の参院選に比べて10.9%も増えたそうです。
どの党が国民の支持を得て、「美しい国日本」はこれからどのように進んでいくのか、
しばらくは大きな国政選挙もありませんから、自己責任をもって投票は行きましょう!

さて、今日はちょっと真面目な話をします。

私達の住んでいる日本は、WHO(世界保健機構)も最高と評価としており、
平均寿命・健康寿命(介護を必要としない年齢)は世界一!
乳児死亡率は世界第三位であり、医療水準は素晴らしいものがあります。

ただ、思ったより国民の医療に対する信頼度、満足度では、
他のOECD諸国(=経済協力開発機構)に比べて低いらしいですね。

なぜでしょうか?「環境」とはなにか・・・皆さんはどう考えますか?

”問いかけ”を今週のブログのテーマにしたいと思います。

医療先進国である日本において、なによりも特徴的な事実とは・・・、
基本的に、誰でもどこの病院でも受診し、国民ならば同様に医療が受ける権利、
つまり医師に受診を拒まれることなく、本人の意志で選択できることであり、
国民は皆、医療保険の被保険者であるということを約束されています。

今まで、病院を利用したことのない方、そんな人は、まずいないでしょうね。
これだけでも「恵まれている国」と、自覚する自己責任があると私自身は思うのです。
この類い希なる「環境」だけでも、ああ、有り難いんだな・・と感じて欲しいのです。
何でもそうです。「環境」とは、自分一人では気がつかなかった事実を教えてくれます。


以前、東日本大震災の後、ブータン国王夫妻が来日した際の記憶ですが、
その時に私達に語ってくれた内容は、私自身にとっても本当に感動できました。
一部ですが”マイフェバリットノート”から抜粋します。

「仮にこのような不幸から、より大きくより強く立ち上がれる国があるとすれば、
 それは、日本国と日本国民です」

「他の国であれば国家を打ち砕き、無秩序、大混乱、
 そして悲嘆をもたらしたであろう事態に、日本国民の皆様は最悪の状況下でさえ、
 静かな尊厳、自信、規律、心の強さをもって対処されました」

「文化、伝統、および価値にしっかりと根付いたこのような卓越した資質の組み合わせは、
 我々の現代の世界で見いだすことはほぼ不可能です」

「すべての国がそうありたいと切望しますが、
 これは日本人特有の特性であり、不可分の要素です。
 このような価値観や資質が、昨日今日で生まれたものではなく、
 何世紀もの歴史から生まれてきたものなのです」

「それは数年数十年で失われることなどありません。
 そうした力を備えた日本には、非常に素晴らしい未来が待っていることでしょう」

将来を見据えて、決して日本の将来は暗いとか心配である等とか言わなかった。
橋本敬三師も、日本は恵まれているんだヨ。心配しなくてもいいんだ。
サービスしなきゃバチ当たるヨ・・と未来の私達に語りかけていました。

そうだなあ・・・いつかそんなことできるとイイナ、
いつかサービスってやってみたいもんだな・・・ですって!
そんなこと思っているくらいなら、すぐに言葉にしてみなさいよ!!
「さん・・ハイッ!!」

「ありがとうございます、サービスします!」って声をあげる、ただそれだけです。

その素直な”言霊”はあなたの”イノチ”に響くのです。
自分自身を数倍、数万倍、いや80兆近くの細胞も、応援してくれることでしょう。
一日のはじまり、日々の行動を活性化してスタートしたいものですね。

では、皆さん祝福を自分自身に伝えてから、元気に行ってらっしゃ〜い!